拡大した裁断計画図を見て違和感。。。
頭部だけでも等身大あるように見える。。。
思っていた以上にでかいわ。
拡大した裁断計画図を見て違和感。。。
頭部だけでも等身大あるように見える。。。
思っていた以上にでかいわ。
計画図も作業準備も終えている。
でも、ためらいがある。
このまま完成させることに。
何か、別の可能性を見つけ出そうとする気持ちが、
完成させることを妥協と感じさせている。
折り合いがつくまで動けない。。。
別の作品を作るか? このまま待つか?
別の作品を触るのも逃げになるかもしれないし。。。
***
ふん!。。。微笑
逃げても良いか。
まず出来るところからはじめようw
昔ほど弱くはないからね。
同時進行で並列的に制作をしている訳だけど、
重要な意味を持つ作品を作りはじめる時は、
いつも怖くてたまらない気持ちになる。
後悔しないようにするだけで精一杯で
別に熱意でやっている訳ではないんだ。
後1週間後には師走。。。
制作も気になりますが、このぽかぽか日よりの時を逃すと
寒さで庭木の剪定作業が辛いものになるのでここは頑張りました。
ですが。。。
相手は「花梨の木」固いのよねw
はじめは制作でよく使うZソーで頑張っていたのですが
時間がかかり酷い肩こりに、夜には強烈な頭痛までしてきてダウン
痛みで夜も眠れなくて、鎮痛剤のロキソニンを飲んで何とか眠れましたw
で、今日、新規にノコギリを購入。
本当はシルキーのノコギリを買いたかったんですけど結構お高くて断念。
代用品に「エックスビームの折込鋸210mm」を検討。
アサリが無く、背の部分は薄く、刃の部分に行くにつれて厚くなっている
構造がよく似ていることから購入。
実際に使ってみたら、圧倒的に楽!!!
でも、やっぱ昔使ったことのあるシルキーのノコギリの方が良かったような気もするけど
あの金額でこの伐りやすさならね。。。
リメイク作品ということで制作することに。。。
表面処理に電動工具を使っていたのだけれど
切り込み線の関係で どうしても構造が弱くあきらめていたけど、
今回サンドブラストを新規に導入したことから
再び挑戦しようと思うようになったのね。
どんな感じに仕上がるか今から楽しみです。
ちなみに、下の写真は2009年頃に制作した「うなじ」シリーズの初回作品です。
前回は特殊な樹脂の板をつかいA4サイズ程度の大きさでしたが
今回はA3サイズという事で約2倍の面積。
新規の糸ノコもカスタマイズし大物でも加工出来る様になったから
今から楽しみです♪
最初のイメージと実際に切り終えた「楓」の様子を比べてみる。
出来たその日は良いのか、良くないのか。。。わからなかったけど
時間をおいてみると、だんだん見えてくる。
今日の朝は余白が邪魔なように感じたけど
夜ながめてみると、これでも良いかと思えてみたり。
悩みますw
でも、こうした時間が一番充実したひと時のような気がしますね。
ただひたすら作業したり、大量に作り続けたり。疲労困ぱいして狂気を帯びて夢中になるのは。。。。よろしくないと思っています。
高校時代に死ぬほどやりましたから十分です。(((p(>o<)q)))イヤァァ!
それよりも過去の作品や最近興味のあることと比較し、見比べてみて次の可能性を模索する時間をとりたいかな。
切り抜きが終ったのでブラストショットして
額装してみました。
いつものことなんだけど出来上がったばかりの時は、
何を作ったかよく分からんのですが。。。
まぁ、こんな感じかな。
ついでに今回、白い額装もしてみました。
ギャラリーとかで展示する時は無機質な感じがいいのだけど
普通の部屋で展示するには、かなり浮いた感じがするかな。
とりあえず、しばらくこのまま眺めていよう。。。
***
さて、ひと区切りしたので
明日からは次の作品をはじめよう。
(⌒ー⌒)
やっと切り抜きました。
途中、急に寒くなって休止してましたが
何とか無事終了しました。
これまで培ってきた糸ノコの技術や感覚も
新規に導入した糸ノコでも十分に使えることが実感できた。
(危惧していた直線切りも楽にこなすことができた)
糸ノコ自体もこれまで使ってきたリョービの糸ノコよりも
格段に性能が良いことが分かったから
これからの制作が楽しみです。
試作品を見ていただいた。
消費税が8%になってから作品の金額も全体的に上げているそうだ。
円安の歩合なんかを考えるとそろそろ仕方が無いのかな。
***
僕の作品価格に付いての考え方は。。。
僕がアシスタント時代にアメリカで活躍しているある作家から
サザビーズ、クリスティーなんかでの価格の付け方を教えてもらったことと
瀬戸で活躍するある陶芸作家との会話を参考にしているかな。
抽象彫刻の場合、基準となるべき作家の等身大の大きさの作品価格が基準になっていることや
陶芸作家は、湯呑茶碗などの日常品は出来るだけ価格を上げないようにしていて、
バイヤーは価格を上げたがるが、なるべく価格があがらないよう交渉しているそうだ。
(低価格のベストセラーが2、3点あればなんとかやっていけるという事だった)
価格の低い小品が売れることで人脈が広がることが重要なんだね。
***
数百万円、数千万円の作品を作り名声を得ている作家も知っているけど、
地位や名誉やメディアへの露出度やら常に気にしているし、駆け引きにも神経を使っている様子を見てきて
制作以外のことで時間を取られるのはどうなんだろう思えるようになった。
生まれてこのかた有名になりたいと思ったことが無い僕にはどうでもいい話しだし。
作りたい物が作れて、
作りたいものを夢見て、
その努力をわかり合える人達がいれば
それで十分だ。
ただ、あるご高齢の具象作家に「平櫛田中が高齢になって誕生日祝いに乾燥までに何十年もかかる原木を希望した逸話があるけど先生は何が欲しいですか?」と訊ねたら『お金』といっていました(笑)
先生は十分な資産をお持ちでしたが笑顔でそう答えてくれました。
たぶん、僕の性格を見越して「お金から眼を背けるな」と仰っていたのだと思います。
100万円だろうが100円だろうが作品を買ってもらえる一瞬には作家にとって同等の興奮があります。
小さい女の子が恐る恐る「これほしい」と小さな声で言ってもらえた事もありますが、作家として最高の誉れです。
自分の作品に価格が付く。
これはどんな作家にとっても何かしらの矛盾を抱えることになるのかもしれません。
でも、この矛盾の中に時代を切り開くヒントがあると思います。
頑張りたいですね
p(^^)q