水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

090426制作

2009-04-26 18:22:07 | 制作日誌
4月26日

このところ、桜まつりの準備やら別件での仕事やらで制作する時間が削られて大変でしたが、やっと時間に余裕ができてきたので制作再開。

1月に切り抜いた黒い板に木枠を付ける事に。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bc/bfc13f1a2fbd1e0003567fd8fe00df64.jpg  https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/2d/2c580f52fc8d59f68ac5ba6862a2801a.jpg

一つ一つが定型ではないので、その都度、別々で木枠を付けているので時間がかかりました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/7c/45292c8ad3405e87bcd687339e47ba73.jpg

もともと透かし絵のような表現にするつもりだったので、枠を付ける気はなかったんですが、かなり細かい切り抜きにしたため、そのままでは壊れやすかったので止むを得ず木枠を付けた。

でもやっぱり、木枠を付ける事で細かい切り抜きの部分が目立たなくなってしまったなぁ。。。w

そんなわけで、内面を白く塗る事に。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/b3/479e535b1dce3f2d0223568357926def.jpg

初めはアクリルガッシュの白で塗ろうかと思ったけど、一発で仕上げないと同じ色でありながら色むらが出てくる可能性があったので却下。

屋内壁面塗装用の塗料も考えたけど、中に含まれている骨材(石膏)の粒子が粗過ぎるのと時間がたつと接着剤が風化して黄色くなってくるのでね。これも却下。

仕方が無く、ホームセンターに塗料を見にゆくと、ターナーのイベントカラーなるものを発見。

アクリルガッシュと同じメーカだから発色は安心できるし「乾くと水に落ちない」とあった。なにより500mlで1000円弱だったので非常に安い。

早速、買ってみてベニヤにひと塗り。やはり予想していた通りベニヤのヤニで黄色く変色したけど二度塗りをしてみたらほぼ消えた。

水性塗料で塗膜の隠蔽率が高いし、つや消しなので刷毛跡も目立ちにくいかったので使いやすい。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/3a/52fe7df712c6d479882a0d2bab269324.jpg

あとは、耐光性、耐候性、ひび割れの有無を確かめなきゃいけないんだけど、今のところ問題は無い様子。

色々と新しい素材が発売されているようだから、もう少し頻繁に新製品を試す事も忘れちゃいけないなと思いましたね。(反省)


芸術談議 2

2009-04-20 11:45:08 | 制作理念
4月18日

また、ある美術大学で美術を紹介する地域限定のラジオ放送をする計画が立ち上がっていてその可能性に付いても話しをしたかな。

視覚と触覚の芸術である美術作品をどうやって紹介するんだという疑問符が赤井君にはあったようですが、僕は逆に面白いと感じました。

立体も平面も、最終的には観覧者に言葉で説明しなければならない部分があって、ラジオ放送による紹介には当然の事ながら言葉による説明が必要なんでね。

評論家や作家が必死に芸術について語りつつも、ラジオのリスナーへ興味をもってもらえるよう親切に応対することに意識が向けられるようになるなら。面白いと思うんですよ。

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つづく



芸術談議 1

2009-04-19 15:50:10 | 制作理念
4月18日

昨年、イギリス留学をしていた赤井教祐君が、日本を離れている間に行なった「学びの森フェスティバル」(各務原市)で展示した傘の作品を取りにきた。

        

丁度、僕も仕事から帰ってきたのでね、そのまま喫茶店でコーヒーでも飲む事に。

そこで交わした会話のほとんどは、後一年で卒業と言う事で就職活動の事とか、同期の子達が画廊で個展活動をしている事や、メディアで紹介されている話しや、展覧会で受賞したとかの話を聞き、自分だけ取り残されているのではないかと言う危機感についてでしたね。

「とにかく後一年しか無い」という焦りがあったので、僕からはその焦り方は危険だよと話をしました。

学生の間に作家として成功するなんて事は無い訳だし、卒業しても制作活動を続けてゆけるかどうかが本当の課題なんだから、棚から牡丹餅のような称賛を得ても何の解決にも繋がらないことを延々と話をしました。



つづく

清水川桜まつり(岐阜市加納)

2009-04-16 09:52:36 | 中仙道ふるさとまつり美術展
清水川桜まつり(4月11日)

岐阜市加納地区のイベントと言う事で参加してきました。

ワークショップ、かぶり物のパフォーマンス
吹奏楽の演奏のお手伝いが中心でした。

今回のイベントでは、作品展示は行なわないで、イベントに参加する事で若手の子に前面に出てもらい積極的に売り込んであげようと考えていました。


https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/c7/997a6a5477e55b5fb47186c872fab794.jpg

吹奏楽のイベントではTG大学の吹奏楽部とON高校のグラスバンド部とが共演で演奏するもので、全く別系列の私学同士の大学と高校のコラボレーションと言う事でしたが、合同練習を行なったり、それまでにあまり例のない素晴らしい演奏になったと感心しましたね。

また、今回も手伝っていただいたSさん。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/30/6952b99c4ba560ab0e4adf773515815c.jpg

彼女はON高校の卒業生で、TG大学ではイラスト展示を行ってくれていますので、これを機会に高校と大学との間でよりよい関わりを築けたらと期待しています。

また今回、Sさんは初対面の中学生の女の子達に的確に指示し統率していました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/6a/b4252591d99a8e549809c4e0024d58b2.jpg

今にして思えば、「春日井まつり」のワークショップでも幼稚園児から小学生くらいの子達まで、しっかり指導できていたし、まわりを自分の話しに引き込む力は相当な魅力がありました。

もともと、後輩たちの面倒みのよい子でね。

あの子が何かしらの形で報われれば、きっと彼女に続く子達にも良い恩恵が期待できる気がするのでね、何とか良い話しに繋がって欲しいと思っています。

近く、高校と大学に挨拶にゆくそうだから、僕の方からも何かしら援護射撃になるような資料を作成してあげたいと思っています。

こんな不況の時代だからね、就職の事とかいろいろ苦しい状況にあるようですし、より多くの実績を蓄える中で自分の可能性に付いて貪欲に創造して欲しいと願ってます。

それに気が付ければ、どんな職業であろうが、自分の方向性を見失う事はありませんからね。アーティストとしての独自性ってそんなところに潜んでいるもんなんですよ。。。。きっと!

各務原市桜まつり2009での美術展

2009-04-06 20:55:55 | 岐阜都実行委員会
「各務原市桜まつり」で美術展を行いました。

「各務原桜まつり」は
岐阜の3大桜まつりで毎年20万人訪れる大イベントです。

メイン会場の各務原市民公園内の池で作品を展示。

                  
今回の作品では、赤い鉄板に檜の木材を据え付けて展示しました。

赤い鉄板による幽玄的な存在感と植物の生命感の境界線とでも言いましょうかそんなものを取り込む可能性のようなものを導き出せればと思えた次第です。

過去に行なった、花フェスタ記念公園(岐阜県可児市)の花の地球館での作品を振り返ってみると、

             

赤色の存在感が強烈すぎて華やかさはあったものの、

何と言うか、空間の柔らかさ、優しさといった共存性みたいなものが失せていたような気になってきたのでね

今回の制作では、そんな疑問に挑戦してみました。