水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

各務原市役所3

2006-08-13 15:55:03 | 「学びの森」での美術展
8月10日

お盆休みも間近ですが「学びの森」での美術展の件で各務原市役所に行ってきました。

       

今回は、O先生とN君(清水緑地の担当)と僕で伺ってきました。

内容としては

各種許可の申請。
現時点での参加作家のリスト
おおよその作品展示希望場所

の提示を行ってきました。

また、教えていただいた話によると隣接する大学に各務原市からも色々とイベントの提案を投げかけるようで、僕たちからもワークショップやらバザーなど参加する形で何かしら取り組みができれば面白いように思えてきました。

ちなみに、僕の思いとしては

バザーへは、1000円ぐらいを上限にして小物の販売が出来たら面白いように思っています。また、できるだけ20歳代の若手の作家を中心にして展開できると良いと思っているんですね。

それなりのベテラン作家になると、専門の画廊との付き合いとか金額的にふさわしくないとか、いろいろとおっしゃる方が多いので。

でも、考えてみるに(問題発言になるのかもしれませんが)

実際にそうした作品の売れる市場をしっかりと持っていて制作活動を続けている作家(老若男女を問わず)や画廊って、極めてわずか。。。ほとんど無いんじゃないかな?

だったら、アメリカのSOHOのように、バザーによる小作品の販売を通じてファンと呼べる顧客層を広げてゆき、そこにオフィースとしての画廊が関わってゆく環境を目指した方が良いように思ったりしています。

また、岐阜の地でも「箱もの行政」と非難されながらできた、公共的な施設が一杯あるのだから、そうした方向で開放してもらえると面白いかもしれませんね。

もちろん、作家、作品の主義主張によっては到底受け入れられないものも出現してくるでしょうが、仮にそうした人たちが、公共という体制に反発するようなかたちで作品発表の場を展開してゆくにしても、批判できる相手がいて成り立ってゆくものだし、お互いに刺激し合う関係を築く場ともなるでしょう。

また、仮にですが。。。。

そんな中から、スーパースターと呼べる作家が出現したらどうでしょう。

それこそ、その地域にとって文化を発信することになりますし、町の活性化の起爆剤になるやもしれませんよね。

(他の国から税金をつかって買った作品を見てもらうよりも、外国や他の都市から来た人にまず見てもらいたい「美術館」が生まれる切っ掛けになるんじゃないかな?)

シンポジウム

2006-08-09 21:01:30 | 「学びの森」での美術展
8月5日

今年も、岐阜県中津川市蛭川村の「石彫の集い」が行われ、みなさん無事に石彫作品を完成されたようです。

       
毎年この時期は郡上八幡の方で「彫刻村」として木彫のシンポジウムされているMさん。 「20年以上石材に触っていないから大変」と語ってみえました。

       
御年70歳を迎えたIさん。 「この年になると疲れるわ」と言いながら、2m四方に及ぶ岩盤を加工されていました。

とはいえ、皆さん本当に楽しげでしたね



過去に僕も参加したことがあるのですが、

2週間あまりの短時間での制作のわりには、何時も、皆さん巨大な作品に挑まれる。
挑んでしまう。。。w

一見して「どうして?」と思えてしまうのですが、そう思えるような環境がある蛭川村が何よりも素晴らしいということなんしょうね。

例えば、

古代エジプト何かだと、思わず巨大な建造物に挑んでしまう人たちが何万人も集まって、作業(立派な仕事)をし、そのあとの宴を楽しんでいたわけだから、ピラミッドが巨大になるのもうなずけます。

なんせ、前回より大きいものを作った方が、宴の席の話題が盛り上がるのですから。(笑)

辛い重労働であればこそ楽しくなければ続かない。わくわくしなければ続かない。

とっても純粋なありながら、不純でもある面白さ、そこには人としての本質があるのかもしれませんね。



いま、各務原市の「学びの森」で企画している展覧会もそれと同じように思います。

以前だったら否定的な意見が先方から出ると、みなさん直ぐに弱気な感じになることが多かったですが、今では「まぁ、この程度なら」と言えてしまっている。

その逆に肯定的な意見が出てくると本当に嬉しそうな良い顔をするようになった。

みなさん、楽しげな良い顔をしている。。。
本当に素晴らしいことですよね。

中濃地区

2006-08-09 14:29:17 | 「学びの森」での美術展
8月1日

中濃地区の高美展の講評会にいってきました。

       

前回、西濃地区で観覧しに来ていただいたS君が講師をされていたのね。

内容としては、前半がS君の活動研究の発表会。後半は生徒作品の講評会の2部構成でした。

愛地球博でのリサイクルアート。
堀川での水質調査隊にアートの立場から参加した経験。
中電でのマンモス制作。
名古屋セントラルタワーズでのライティングアート。

実際の経験をふまえて、制作にかかる金額とそのやりくりの難しさの話と、その話を聞きメモを取る引率の先生の様子は好感が持てました。

ここで、話はそれますが。。。

実は、S君とは事前に打ち合わせをしていて、何かしらの形で僕も発言するよう話をふってもらうサプライズを考えていたのですが、全体の雰囲気を壊しかねない感じがしましたので、それを控えました。

ちなみに、話がふられたとして、あのとき僕が話そうとした内容は。。。

企画を立てアプローチしてゆく意味。
作品を展示する際の許可申請の重要性。
実際に交渉に立ち会ったF先生とS君について。

そして何より、アトリエや部室にこもって作品を作るばかりが美術科教育の意義ではなくてより社会に接した、強いていうならどの教科よりも、はるかに現実的な人間社会に接したカテゴリーであること。

でした。

それが、小学校、中学校とは異なる。
高校から大学の研究に繋がるより専門的なテーマへ展開が可能で、
それが見つからないと、大学に行く意味を見失いかねないことを優しく間接的に伝えることが出来れば、より広い意味での社会に対するメッセージになるのではないかと思っていました。

西濃地区

2006-08-08 18:10:08 | 「学びの森」での美術展
7月30日

岐阜の西濃地区の高校美術展の講評会にいってきました。

       

講師と言うことで環境芸術を考えている作家としての立場から、生徒の作品の講評を行いました。

作品が置かれるということ。
作品のイメージを言葉に変換しながらその都度、客観視してゆくこと。
シャッター街と呼ばれてしまっている商店街や企業等への積極的な試みの勧め。

僕たちの市役所等で行ってきた展覧会開催の提言を通じ、公共機関がより市民に優しい場所になってきて、高校生の提言や試みの声を逆に聞きたがりはじめていること。
(不祥事な話題が多いので特にね^^:)

を、時折、語りながら話を進めました。

また、同席されていた教員の方々にも「生徒に頼られると半ば嬉しいものですよね!」と話をふって、企画書の立て方に付いては「よくご存知の授業の教案の組み立て方と全く同じ。。。」ということで話をしました。



岐阜駅600mの美術展
花フェスタ記念公園での美術展
清水緑地
学びの森

既に、そうした社会参加型ともいうべき芸術活動は実証済みです。

実は、今回、その活動に参加されてきたO先生とS君も同席されていたので

僕の方から「間違いなくそうでしたよね/」と話をふったら

O先生・S君「そうです!」と軽快にご返答をいただきました。

そんな様子に感化され、若き挑戦者が現れることを期待したいですね。

各務原市役所2

2006-08-04 16:41:19 | 「学びの森」での美術展
しばらくぶりの更新でなんですが(8/4現在)。。。。


7月27日

各務原市役所へ「学びの森」での展示の打ち合わせに行ってきました。

       

前回は美術教師のM先生と二人でしたが、今回は大学で研究室職員をされているS君と「清水緑地」の窓口としてお願いしているN君との4人で向かいました。

今回の一番の目的は、S君のご紹介。

S君は地元が各務原市と言うことで、若手の地元アーティストと言うことで関わりを深めてもらいたいのね。

       

また、偶然ですが「学びの森」の管理運営をされている部署の方も、各務原の小、中学校の母校がS君と同じということでしたのでかなりの親近感! なかなかいい感じでした。

メールアドレスも確認できたので、これから色々な形での情報交換が出来るので楽しみですね。



余談になりますが、

少し前までは、自分がどのようなアーティストか説明するのに作品の写真を片手に説明することがほとんど。

そんでもって時より、より深く理解してもらう為に貸し画廊で個展を開いたりしたものなんですね。

でも、今では多くの作家達がそれぞれにホームページやブログなどを立ち上げ簡単に情報を発信しています。

日々の生活の、ささやかな出来事さえも即日に取り上げ公開できるとはあの当時では予想も出来ませんでしたね。

だからこれからの作家は、制作とともに日々の制作の記録をこれまで以上にしっかりと整理しておくと、それぞれに今後の展開が加速度をますのかもしれませんね。

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こうした市役所での説明は、かなり神経を使うので一通りのことが終わると、やはり、どっと疲れがでます。

まぁ、こんなあとは喫茶店で一服したい心境です。。。

みんなw、お疲れさまw。。。。