日本人って、
その空間に宿る地母神的な存在を尊ぶ感受性に長けている気がします。
そんな感性を世界に広げてゆきたいし、
その窓口の一つに自分のインスタレーションが存在してくれると。。。
夢はどんどん広がりますよね♪
「水面の風景プラン」
2006年
岐阜県各務原市 学びの森 公園にて
*
先日行われた高北先生の椿大社でのインスタレーション会場で
平間「大震災の津波の映像を見てから僕の池での作品を見たらどう思われるだろうかと考えたら手が止まってしまいました。」
とお話ししたら
高北先生「被災者の皆さんに寄り添う形で考えたいね」
とアドバイスをいただきました。
少し心に引っ掛かかったヒントが見えたので言葉にしてみます。
「地母神、神社、お寺のような存在には、日本って神代の昔から自然災害が多発していて、その度に多くの被災者の心のよりどころとして存在意義があったのだと思います。 ひょっとしたら、天皇陛下の国民の為に祈るという祭事もそのことが起源なのかもしれません。」
「ですから、日本という国は、日本人は、自然に対する畏怖と逃れる事の出来なかった被災者に対して、思いやりや優しさ、人として寄り添う事の大切さを心の奥底に持っているのではないでしょうか。」
「これから先、僕の行う池でのインスタレーションでは、そうした意味での「寄り添う」。単に「作ってみなければ分からない」という現代美術的な実験的な試みだけではなく、詩的な多くの人への思いやりが伝わるような造形美を考えて制作してみたいですね」