水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

春日井市落合公園

2007-04-29 12:49:47 | あれこれ。。
4月27日

さて、今度は愛知県春日井市落合公園での野外美術展を企画してみようと言う事で話しが進んでいます。ちなみに日本の名園百選に選ばれた春日井市落合公園は下記の写真の通りとっても広い公園です。

       

実は、僕は既に一度、1994年7月にこの春日井市落合公園施設内のフォーリー広場と題した施設の建物内ギャラリースペースと池で個展を行ったことがあり(詳細)懐かしい場所でもあります。

そして、今回の企画に付いては若手の「S見君」にまかせてみたいと思っています。

S見君がどのような全体のビジョン(方向性)を見せてくれるかも期待していて、その内容が彼の未来を大きく変えて行く力になってくると思っています。

とはいえ、

全体のビジョンを把握し的を得た発言をするには不可能と思われる事を自ら挑戦し、そこで得た経験を頼りに日々模索するしか術はありません。

S見君の場合なら、先日の「各務原市桜まつり・アートフェスタ2007」や「学びの森」その他にも彼が愛知万博のイベントに参加した経験などがあるので、それらを手がかりに、作品を展示すると云う基本的な事柄について語ることができれば、彼独自の同時代の芸術を創造するフィールドが広がってくるように思います。

そして、

O庭先生の「岐阜県全域美術館構想」
F籏先輩の「岐阜駅600m」
S水先生の「中仙道祭り」
N口君の 「清水緑地」
S見君の 「学びの森」
F尾さんの「アートグッズ」

この4年ほどの間で、それぞれにそれぞれの活躍の舞台が整ってきました。

こうした動きが「環境芸術を志す作家の受け皿づくり」の基礎へと発展してもらえればと期待しています。

各務原市桜まつり

2007-04-20 16:50:17 | 各務原桜まつり
4月20日

今回は「各務原桜まつり・アートフェスタ2007」でのワークショップの様子を紹介します。

今回のワークショップでは

○「キャップDEオセロ」
○おもしろ体験「目のサッカクジャ!」
○「TON PONスタンプ(作ろう手作りハンコ)」
○「羽化計画」

の4タイトルで出展がなされました。

*****

「キャップDEオセロ」

               
        


おもしろ体験「目のサッカクジャ!」

               



「TON PONスタンプ(作ろう手作りハンコ)」

            



「羽化計画」

                

小澤紀代美さんのワークショップと言うよりはパフォーマンスに近い内容かな。
会場に訪れた人達に紙で出来た羽を付けていただき会場をまるで天使たちで一杯にするような企画で桜の花とほのぼのとした空気の中「200名近い人達に羽を付けてもらえた」ということでした。

各務原市桜まつり

2007-04-15 13:21:07 | 各務原桜まつり
4月15日

今回、作品展示でその表現にクレームが生じて作品を移動する事となったのですが、僕自身もいろいろ考えさせられましたね。

実は、僕自身がそのクレームを直接うかがったのですがその内容は具体的には下記の内容でした。

「死体だ」
「気持ちが悪い」
「反戦の意味がある思想的なものだ」
「何が「My love」(タイトル)だ、子供を産んだ事が無い人間にそんなことを言う資格は無い」
「こんなもの展示する事自体間違っている」
「よそから来て、各務原を侮辱しないで」などなど

正直、かなり過激でしたね。

僕の経験上こんな時は、とりあえず、先方のご意見を全て聞くことが大切なことは分かっていたので、黙って話を聞く事につとめました。

もちろん、先方が相当に興奮されていて作品の表現への指摘ではなく、作者の人間性や思想的に否定するような発言とかがあれば、事実と異なるので「全くそのような事はありませんよ」と暗に否定しつづけましたけどね。

それと同時に作者の女の子がどのような反応をするか見せてももらいました。

何も言わず睨みつづけていました。
だからよけいに先方もエキサイトしていたかな。

しかし、それと同時にあの様な状況だと普通の子だと泣き出してしまい話にならない事が多いのですが、それが無かっただけ大したものだと感心もしました。

また、後日、彼女のブログの中で

「桜祭りの展示ですが、人形が気持ち悪いというクレームがあったので撤去となりました。確かにさわやかな内容ではないです。残念ですが仕方ないです。でも、作品を変える気は今のところ無いです。」

と、はっきりとコメントしていた事は、僕には、かなり好感度がもてる反応でした。

何故、好感を持ったかというと、あの瞬間から彼女がアーティストの仲間入りを果たしたと思えたからです。

自分の表現を創造し保持し続ける事は時には過酷な状況に追い込まれる事もあります。今回は彼女にとって作家としての姿勢を試された瞬間だったのではないでしょうか。

あの時、黙って睨みつけていたのは、反論する言葉を準備できなかった未熟さの現れですが、これは彼女にとって今後の課題なのかもしれません。

感情的に怒鳴り合って、勝った負けたと罵り合うのではなく、大人としてしなやかに、誘うような説得力を持った言葉を探し続ける事が表現者の姿勢を示す事に繋がって行くでしょう。

学校や仲の良い人達に囲まれて、自分の表現を支えてもらうことも必要ですが、今回の桜まつりのように公共の場での美術展示では、一般の厳しい意見を聞く機会はそれ以上に重要です。

加えて
「近くに展示専用のギャラリースペースがあるからそこでやれば良いのに。。。」
という意見もそのときされましたが、

そうした意見をどのように受け止めるか作家の彼女、というよりは、今回参加していただいた皆さん、できればご協力いただいた関係者各位の皆様にも、どのように返事をしたら良いものか答えを探していただけると嬉しいですね。

そんな皆さんの姿勢こそが「文化の礎」だと思います。

各務原桜まつり

2007-04-14 13:58:35 | 各務原桜まつり
4月14日

4月7日~8日まで各務原市民公園で
「各務原市桜まつり・アートフェスタ2007」
という事で美術展を開催しました。

今年で31回目となる各務原市の桜まつりに企画ものとして参加させていただいたもので、20代の若手アーティスト、学生達を中心として準備がなされそこにベテラン作家がサポートする形で集い、市役所の観光課さんを始めとした関係機関各位のご協力を得て実現しました。

このアートイベントは
○野外美術展
○ワークショップ
○アートグッズ販売
の三部構成行いワークショップ、アートグッズ販売の純利益については美術展示の搬入搬出の運搬費などの必要経費にまかなわれる形で行いました。



野外美術展

各務原市民公園に13名の作家により作品展示を行いました。

出展者の中にはモアイの「かぶり物」によるパフォーマンスも披露。

大いに盛り上がりました。

以下は出品作品の展示風景とご紹介。


搬入展示の時に各務原市のモニュメント前に女の子の作家の作品に対し一般市民女性の方から「相応しくない」とのクレームがあり余儀なく展示場所の移動をするというハプニングもありました。
(展示場所の変更前)         (展示場所の変更後)
 
相応しくないとの苦情の理由に「何がMy love(タイトル)ですか、子供を産んだ事も無いのに分かるものか」とのご指摘もありました。代理出産で話題になった向井さんの件もありますし如何なものかと思いましたね。

とはいえ、いろいろとありましたが、参加作家の皆さんには会期1ヶ月前にご参加のご連絡したにもかかわらず、事故も無く無事終了。

今後に繋がる経験であったと思っています。

(ワークショップ、アートグッズに付いては今後掲載予定)