水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

試行錯誤。。。

2017-11-30 19:32:13 | 制作日誌

仕事をしていると

 

自分の制作は扱うことのない素材を触ることになる。

 

はじめに話を聞くと「え!?」っと思うこともしばしば。

 

この歳になると色々な経験をしているので

ある程度は「こなせる!」って自信もあるのですけど

「何でもできる」なんて慢心なことは決して思わない。

 

だから即答は決してしない。

 

チャンスが逃げるという考え方もあるけど

本当に必要とされる事案であれば

一度、断ってもかならずもう一度話がくることも知っている。

 

こないようであれば、はじめから自分でなくても良かったのだから。

 

しかし、だからといって、

話がこなければ何もしないということではない。

 

一度、話を聞いたら必ず自分なりに方法も考えるし

頼まれてもいないのにリハーサルだってやってしまうこともしばしば。

 

作品作りと同じで夢中になってしまう。

 

 

結局のところ試行錯誤するのが好きなんだわ

それどころか完成させてしまうと楽しみが無くなってしまうので

完成間際で放置してしまうこともしばしば

 

あっちこっちにやりかけの作品が散乱している。。。

 

自分でもあきれるわ。

(まぁ、にぎやかで楽しい感じだからいいんだけどねw)

 

┐(-。ー;)┌ヤレヤレ


熟成期間。。。

2017-11-22 01:38:12 | 制作日誌

仕事から帰ってきて

 

炊事洗濯、火事親父。。。ちょっと違うけど一通り済まして

 

作品制作のつづきをして

 

夕飯を食べようと準備していたら、

日曜日に買った刺身用のハマチの冊切りが冷蔵庫の中にw

 

賞味期限も11月20日となっている。。。

 

捨てようかと手に取ってみたら、程よく弾力があり柔らかい。

 

 

最近、ジビエ料理やら熟成肉を題材にした

北海道のハンターさんの動画をよくみるものですから

 

何となく、食べれるのではないかと思えてきて

 

酸化し変色した部分を取り除き

色つやの良いところだけ刺身にしてみたら。。。

 

うまい!!

 

実にうまい!!

 

そういえば、昔、十年近く冷凍庫で凍っていた牛肉を

乾燥し変色した部分を取り除き

焼き肉にして食べたことがあったけど

 

本当にうまかった!(牛ですけど)

 

(ちなみに、余りに美味しかったんで、高校時代のO庭先生にすすめてみたら全力で拒否されましたけどねw)

 

 

作品に賞味期限があるわけではないけれど

 

ある程度時間を経て、表現方法に一手間くわえて調理してみれば

 

いい味が出るのかもしれませんね♪

 

( ´,_ゝ`)プッ

 


もう少し素材研究を続けてみよう。。。

2017-11-12 12:24:18 | 制作日誌

オブジェクトとして

 

楓、うなじ、幾何学模様などを作品内に登場させますが

 

「水面」をイメージした透明な半透明な鏡面であり、

移り行く風景を取り込む水鏡の様な存在感を

具現化させたり暗示させたりすることがメインテーマです。

 

それゆえに「水面の風景プラン」なのです。

 

だから、水鏡に感じる

 

四季感、

暖かさや冷たさを感じる質感、

豊かさと災害をももたらす存在への畏怖。

 

それらを比喩的に表現できる素材を探している様に思います。

 

だから、ガラスなどの割れて破損する危険性というのも

大切な要素であると感じています。

 

 

昔のアクリルは

 

汚れるし傷つくし、変色したり変形したり。。。

 

腐敗した水のような淀んだものを感じていたので

どうも触る気がしなかった。

 

額装ということで使用するアクリル板、塩ビ版にさえも

自分の表現世界では違和感きわまりない感じがしたし

 

それならば、枯山水の様に暗示させる程度にして

撤去してしまいたい。

 

でも、それでは安全を確保できないし、

何より他人に直に触られるのは最も嫌うところなので

それも避けたい。

 

神の宿る結界のような絶対領域である事が望ましいけど

それでは表現者として異常過ぎるし。。。

 

 

今の透明アクリルなら

適度な距離感を演出できる素材に思えてきたので

この辺が少し緩和できる気がするのよね。

 

もう少し素材研究を続けてみよう!

 

p(^^)q

 

 

 


清き沢にて。。。

2017-11-08 19:11:07 | 制作日誌

最近、アクリル板で作品を手がける様になったのですが。。。

 

以前はアクリル板というと

 

静電気でゴミが引っ付きやすい。

傷つきやすい。

すぐ歪んでくる。

黄色く変色する。

 

などの扱い辛いイメージがあって、生理的にも嫌でした。

アクリルを触るぐらいならガラス板を使いたい感じでしたね。

 

それが、昨年の年末に作品の配送中に

額縁に使用していたガラスが割れるというアクシデントがあり

ガラスの代用品でアクリル板を使ってみたのですが

 

思っていた以上に硬質で傷つきにくく、透明感があることに気づきました。

20年以上アクリルを敬遠していたので知らなかったのですが

科学技術の向上により、アクリルの質も飛躍的に向上していたんですね。

 

驚きました。

 

「これなら使える!」という確信が持てたので

積極的に使ってゆくことになりそうです♪

 

もともと、水の中に沈める作風なので

透明アクリルを水に見立てて和菓子の「盆景」のような表現世界

「清き沢にて」の延長上にくる表現に出来ればと思っています。

 

 

 

 「清き沢にて」は今も大好きなのでね。
久しぶりの展開になりそうで楽しみです♪
 
p(^^)q
 

学びの森フェスティバル2017。。。

2017-11-04 11:38:41 | 制作日誌

「学びの森フェステバル2017」ということで

 美術展示とワークショップを行ってきました♪

 

昨年と同様に

 「ガラスコップに絵を描いちゃおー! サンドブラストエッチング」

 を行いました。

 

ワークショップということで技術を指導することも大切なんですが、

 

「親子の会話がはずむ!」

「お父さんがカッコいいところを見せてあげる!」

「小さい子が一人でも一生懸命頑張る!」

 

そんな機会になることのほうがもっと大切なんです。

 

 

ステンシルシートを選んで

 

 

カットして

ガラスコップにマスキング。

 

 

サンドブラストでブラストエッチング!

 

 

 

そんでもって、思い出に残るコップに仕上がったら

素晴らしいですよね。

 

 

 

 

 

出展した僕たちも

また、良い思い出ができました♪

 

 

v(*'-^*)bぶいっ♪