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d.知的イノベーションに挑戦しよう!
事業の成功の必須のキーワードがこれまで見てきたことにも共通して述べられているが、イノベーションということ。
イノベーションとは、技術的なことと思いがちだが、経営システム、人材採用、コミュニケーション、などすべてにおいて、の新しい方法、これまでになかった新しい方法を構築することを言う。
アイデアを創出するには、自分が今と違う立場に立ったらどうするかを感がることから生まれるという。
イノベーションを起こす鍵としては、自分が握るべきコアスキルを明確にし、最良の形で実現できる人的ネットワークを構築していくということが必要になる。
cf.ソフトバンクの孫正義社長のコアスキル「自分の仕事はデジタルインフラストラクチャーを作ること」
オムロンの立石氏のコアスキル「人間にできることと機械にできることは何か?」人間の価値をもっと高くするために、人間は人間にしかできないことにもっと専念すべきであって、機械でできることは全部機械に任せよ。という考え方。
考える・知的イノベーションを起こす上で、大切なことは、常識でものを考えず、自分に見えているものを見る。自分がおかしいなと思ったら、おかしいなといってみる、そして自分なら、どうするかというアイデアを出してみる。
すべての情報は、インターネットから得るにしても、本から得るにしても、直接人から聞くにしても、じぶんで考え直し、自分の一次情報とすることが必要。
事業という観点での考えるということでは、すべての事象に対して、
①「自分だったらどうするか?」
②それをやったときに競争相手はどう出てくるか?
③お客さんはどう反応するか?
という3つを考える。
e.ベンチマーキング・メンターの本当の意味
メンターというと少し誤解があったが、師とするべき人の意見は、「白でも黒いといったら、白」と思うことであると思っていたが、そうではなく、その師からどの天を学ぶべきかということを明確にし、その部分に徹して学ぶということであるという。
成功者の成功パターンとしては、
自分の目標とすべき人物や企業を見定め、その対象から、謙虚に学びながら、自分の道を切り開いていくという姿勢と実行力と継続性があることだという。
f.事業構想力
アイデアだけでは、事業は成り立たない。
一人価値をしなければ意味がなく、ユニクロのヒートテック、フリース、アップルのI-PODのように強いギミックがあること、そして、製品開発からインターフェース、デリバリー・アフターフォローまで一社ですべての面倒を見れるということが必要。
これは、お客様との双方向での対話がビジネスの成功には欠かせないからだ。
事業構想力とは、アイデアをコンセプトにまで深め、練り上げていく、強い根気と執着が必要で、コンセプトに高め、その後にビジネスプランまでに落とし込み、お金を引っ張ってくるということも重要である。
他人事ではない。頭脳の果てまで極める。情報収集、処理、考察のスピードを圧倒的に高め、自分のコアを考察・反芻し続け、必ず、成功する。
~すべては勝負で、自分から切り開いていくしかない。
必ず、勝利をするということは決まっている。
つまづきがあれば、そのつど修正していけばいい。
知的怠惰は、一番の散在である。自分の頭脳を磨き続ける。