東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

滑川温泉、滑川大滝、姥湯温泉

2008年07月07日 10時24分52秒 | 国内旅行
 7月3日木曜日

 交代で運転して福島についた、ここから板屋峠越えだ、いつもおもうのだがこんな急峻な地形をよく越えようと思うものだ、昔の日本人はえらい、普通だったらあきらめちゃうよね。

 板屋、峠と連続スイッチバック駅を見る、新幹線も走る列車が120キロで越えていく、峠駅には誰もいないまったく無人の駅で、考えてみれば列車テロなんかが怖いね。



 駅にはこのように自由に入れるのだ、普通列車は5時間も来ないが、いわゆる新幹線は30分ごとに往復しているのだ。

 滑川温泉はこの先15分ほど、急峻な道を登る、おおきな滝の横、ちょうどいい木造の建物だった、1号室、滝の音がごーーとなる、おそばを頼んで一息入れる、ここは従業員がみんな部屋に持ってきてくれる、自家発電、衛星電話だ、フロントへの電話も衛星中継らしくよくつながらなかった。



 降っていた雨も少し小降りになる、宿の傘を借りて、大滝をみにいく。つり橋を渡ると大きな岩の間を通り急峻なのぼりだ、一箇所なわを張ったところもある、こんな山の向こうに、日本100滝、のひとつがあるのだろうか?

 15分も上っても滝の音は少しもしない、どうやら尾根の向こうにあるらしい。
 おかげで雨が小降りになってきた、尾根に出た、少し音が聞こえる、標識が見える、遠くに木立の間から大滝が見えてきた、



 全容を見ることは出来ない、地図をみると滝の下流は渡渉禁止、滝つぼにもいけないのでここから見るだけだ、レースのような細かい水が落ちる、水勢は3つに別れ、そうとうな勢いである、お店はもちろんまったくない、いまでもまさに秘境の滝である。

 つぎに、この奥の姥湯温泉に行った、かなりの難所と聞いていたが2,3日前に舗装工事がおわったので、鏡のように綺麗になっている、一箇所切り返しのところでは大きな石垣の壁に通行方法がはってあった。



 姥湯温泉についた、ここから先は道がない(今、川の中に作っている)温泉は新築で、立派な建物だがどんなものだろう、



 周囲は大変な地形で、土砂崩れがひどく直している、ここの露天風呂はとても上等で、温泉らしい牛乳のようなお湯である、雨がひどくなって傘を差しての入浴だった、



 この立派な建物をよく立てたものだ、荷物はこのようなケーブルで運ぶようになっている、ここまでの道路は山形県が作ったものだ、そうとう金がかかっている。 が、こう綺麗になると秘境という気がしない、今度来るころには川の上に道路が出来ていることだろう。



 露天風呂はこんな具合で、なかなかよかった、だけど注意書きなども明朝体でできていて建物同様アタラシイ、

 滑川温泉の方が数段よかった。



 ごちそうも部屋まで運んでくれて、女の子も素朴であった、下界から隔離されて合宿しているのだ、滝の音に囲まれてよーく眠れた、温泉も随分入った、もちろん混浴である、幸せな夜だった。