よく考えてみたら、もう1ヶ月半くらい交通機関に乗っていない気がする。
ジェイアール、私鉄、バス、飛行機、モノレール、お猿の電車、UFO。
こんなに乗り物に乗らなかったのは、明治時代、東京市牛込で人力車に乗ろうと思って、乗車拒否されてから拗ねて人力車に乗らなくなって以来だ。
情報によると、交通機関は動いているらしい。
でも、ステイ アット ホームは守らないといかんのさ。
乗りはしないが、昨日、中央線国立駅前までは行ってきた。
カーサーン、いや、閑散としていた。
もちろん、改札の出入りは、あった。
その中で、私は気づいたのだ。でっかいキャリーバッグを引きずる中年の男性や若い女性が多かったことだ。
10分ほど立って見ていたが、40、50代のオッサン、20と言わないと怒られそうなネエチャン2人だった。
合計4人。たった10分なのに。
この時期に、どこに行くの?
帰省? 沖縄観光? 病院に、アビガンを売り込もうとしている? あるいは、検査キットだとか。
まあ、言えない事情は色々ございますでしょうから、詮索は、この程度で。
みなさん、息抜きは必要です。
息を抜かないと息を吸えませんから。
出てきたついでに、国立駅周辺を歩いてみた。
居酒屋さんやカフェさんは自粛中が多かった、ファミリーレストランも休業中が目立った。
飲食店は、時間短縮営業のところが多く、テイクアウトに力を入れておられた。そして、短縮営業のお店は、室内のほとんどがカウンターだった。
中は空間を開けて換気をよくして工夫されていますねえ。
あとは、ウーバーイーツを運ぶ自転車が目に見えて増えたことだ。冬は、数えるほどしか見かけなかったから、会社側としては自粛生活の恩恵ですかね。
私は、自転車漕ぐ力は強いが、極端な方向音痴だから、お客様を有り得ないくらいお待たせしてしまうと思う。
無理ですわ。
ウバ・ライダーにはなれないと思う。
ところで、偉そうに言うが、この大事なときこそ、人間の本質が出る。
人間の本質を点数で表すと平均点は60点くらいだろうか。私は50弱という自己評価。
百点満点の人はいないと思う。歴代の偉人であっても、嫌いな人はいるだろうし苦手だな、と思う人はいるはずだ。空気が読めないという人は、たくさんいたはずだ。
百点はいない。
わたしは嫌いな人は多いし、苦手な橋下徹氏も多い。目の前に橋下徹氏が、3人いたら、私は、嫌いな麻生太郎氏をリムジンごと投げ出すだろう。
私の狭量な性格が、如実に窺えるではないか。
しかし、その50点以下の半分人間でも、60点以上の方たちの邪魔はしない。
自粛しているのに、「自粛しろ、もっと自粛しろ」とか、なんの権限もないのに威圧的に「違法だ。すぐやめろ」などという「がきデカ」にはならない。そして、違法な場所で、違法な行為をして、平然としている「半がき」にもならない。
そういう人は、きっと私より点数の低い、人間の本質をドロドロに溶かした人だと私は思っている。。
日本人は、いつからこんなに我慢できない国民になってしまったのだろう。
半分人間 負けませんよ!