リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

半沢さんとつるとんたん

2020-07-15 05:25:27 | オヤジの日記

来週から「半沢直樹2」が始まるという。

 

あの種のドラマが好きな人は、楽しみでたまらないでしょうね。ただ、水をさして申し訳ないですが、私は、あの種のドラマが苦手なのだ。

「半沢直樹1」の1話は、娘と見た。

見て20分もしないうちに、娘が言った。

「なあ、このドラマに出てくる男たちは、なんでいつも力んで怒鳴っているんだ。銀行の内部って、そんなにギスギスしているのか」

そう、血管が切れそうなほどの力み方だ。疲れる。俺一人が会社を支えている、と言わんばかりだ。

もちろん、そういう演出だということは理解している。役者さんは、演出に沿って演技しているのだろう。

でも、俺、そういう演出苦手なんだよね。もともと血が薄いから、熱血は受け付けない。娘もそうだ。

大昔の大学時代、私と今現在新宿でコンサルタント会社を営むオオクボは、新入部員の教育係だった。

オオクボは熱血だった。「練習は裏切らない。手を抜くな!」と部員を叱咤した。

それに対して私は、とりあえずケガをしない体を作るべえ、とゆるく指導した。

そんな私をオオクボは怒るのだ。

「もっと親身になれよ。おまえだけの練習じゃねえぞ!」

スミマシェーン。

半沢さんの話に戻って・・・そのときは確か30分延長の回だった。だが、娘と2人、半分の40分でリタイアした。こんな熱ケツドラマには付き合えない。それ以来見ていない。

ドラマは、そのあと大ヒットしたから、みなさんお気に入りだったのだろう。

 

安倍バイバイ返しだ!

 

熱ケツといえば、昨日醤油と生クリームを買いに行こうとして、駐輪場で自転車を出そうとしたときのことだ。私が住むマンションの駐輪場は大変密である。

自転車が密集している。ソーシャルディスタンスは、夢のまた夢。自分の自転車を取り出すのにやや手間がかかる。

いつもより奥まったところに置いたので、体をねじ曲げながら自転車を取り出そうとした。

そのとき、左にあった三輪自転車のブレーキレバーが、私のケツにジャスト・ホールインワン。

アツッ!

痛くて痛くてイタリアン。

私はあまりのイタリアンに悶絶し、自転車の荷台にもたれかかった。

泣いた。

そんなふうにお茶目に泣いていたとき、ハクセキレイが飛んできて、私のまわりをツピーツピーと鳴きながらテケテケテケと歩き始めた。

このハクセキレイは、私が駐輪場に降りるとよくやってきて、同じ行動を起こすのだ。もう10回以上、駐輪場で出会っていた。

私はこのハクセキレイを意味もなく「つるとんたん」と呼んでいた。

 

つるとんたんは、ご機嫌に見えた。

だが、鳥に詳しい人に言わせると、これは愛情表現ではなく、威嚇なのだという。

「オレの縄張りを、荒らすんじゃねえ、このバイキンが」ということらしい。

いや、俺だって好きでバイキンマンになったわけではないさ。カレーパンマンのオーディションに行ったら、熱ケツの演出家に、「おまえは、バイキンマンだ」って命令されただけだ。

ジャムおじさんの方がよかったか。オーディション、受け直そうかな。

と落ち込んでいるときに、痛さに悶えて自転車の荷台にもたれかかった私の肩に、つるとんたんが乗ってきた。

まさか、攻撃か。戦闘態勢に入ったのか。目を攻撃される、と思って私は目を手で隠した。

鹿師しかし、攻撃はなかった。つるとんたんは、優雅に鳴いて飛び立っていったのだ。

威嚇ではなかったのか。

 

EL ALBA MOTAKITTA PASSA

 

そのあと私は、ケツの痛みに耐えながら、スーパーの紀ノ国屋に行った。

普段私は、10回のうち10回は、西友とかいなげや、コープ、OKストアに行く。

しかし、調味料を買うときだけ、紀ノ国屋か成城石井に行くのだ。

私は、食材はケチるが、調味料だけは、それなりの値段のものを買う。料理というのは、食材がJ2だとしても調味料次第でJ1リーグに上がれることがある。

調味料の効果は絶大だ、とシラガおやじは思っております。

カレーもスパイスを選べば、プロの味に近づけまっせ。

ハンバーグも下味のつけ方で、絶品料理になりますがな。

レタスだけのサラダも調味料の配合だけで、幸せあふれる味になるでごわす。

 

ケツの痛みがおさまったころ、マンションの駐輪場に戻った。

自転車をしまっているころ、またつるとんたんがやってきて、いきなり肩に止まった。

え? いきなりか、目への攻撃はやめてくれよな、ケツもイヤだけど。

そう思いながら、つるとんたんの体をやさしくやらしく撫でた。するとツピーツピーと鳴いたあとで、すーっと飛んでいった。

 

この行動は、なんなんでしょうね。

威嚇なのか、親愛なのか。

 

 

そのケツ論は、まだ出ていない。