~1990年3月*アフ・タハイのモアイ~
イースター島時間の9:00am頃、飛行機が着陸しました。
飛行中、飛行機の窓から景色を見てみましたが、
本当に絶海の孤島という形容がぴったりで、
着陸は「海に突っ込むのでは?」というほどまわりに何も見えなくて、
突然滑走路にランディングしたような印象でした。
飛行機から降りてみると、日本人は我が友クミちゃん私のほかに、
数人いたようです。みんな個人旅行のようでした。
飛行場の建物が驚くほど小さく、入国審査もあっという間。
その後、預けた荷物を受け取って、荷物検査のところで、
私たちの前にいた日本人(推定30歳くらいの男性)は
島には似つかわしくないトランクをお持ちになっていて、
かなり念入りに調べられていました。
「あんなに細かく見られるのかなぁ・・」と一応乙女の下着類を
心配していましたが、いざ我々の番になると、
スポーツバッグだったせいか、確か中も開けずに通してもらえました。
ある意味いい加減ともいえますが・・・。
次にすることは、宿を決めること。
前もって、地球の歩き方というガイドブックで見た程度で、
実際は・・・出国ロビー(と言えるのかな)の窓の外に、
鈴なりの客引きたち・・・。
選ぶ基準もわからないので、結局ガイドブックの中の民宿にしました。
結果からいうと、この選択は「あたり」だったのでした。
空港から車で宿まですぐに到着し、
体は疲れていたと思うのですが、寝てしまうのももったいない気がして、
荷物を置いて、クミちゃんと散歩に出かけました。
気づいたことは、舗装されている道がまったくないこと。
ハンガロアというイースター島の中心の町を歩いても、
ここが??と思われるほど静かです。
ほどなくすると、タハイのモアイがありました。
~ホントにモアイが存在しているんだ~
感激というよりは、なんだか目的のひとつを達成してしまった感で、
不思議な気持ちだったのです。
周りには人もおらず、モアイの台座に寄り添って写真を撮ったりしました。
観光地なのに、全然それらしくなく・・・。
現在もそうなのでしょうかねぇ? ~続く~