杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

冬のひまわり

2008-01-05 11:03:05 | 環境問題

 年末年始に追われる仕事に、静岡県のSTOP温暖化アクションキャンペーン活動報告書づくりがあることから、テレビで地球温暖化問題を取り上げた正月特番についつい見入ってしまいました。夕べも、水没寸前のパプアの島や干上がったアラル海の映像が印象的でしたが、鹿児島で11月に真っ赤なスイカが採れたとか、東京湾の屋形船が水位の上昇で橋をくぐれないといった国内の身近な現象にこそ、いっそうの恐怖を感じます。

 一昨年、1県広報誌の取材で、御前崎総合病院花の会の皆さんにお会いしました。入院患者の癒しになればと、画像診断科チームが病棟2階に一部分だけある屋上に 花畑を作り、階下の天井内温度と4階天井内温度を測定比較するという実験をしたのです。わずかですが、花畑のある階のほうが、夏、外気温を遮断する効果があり、冬は保温効果があることがわかりました。

 同会は2006年度のSTOP温暖化準グランプリを獲得し、賞金でデジタル温度計を購入し、昨年は花畑直下の土の部分と土のないコンクリ部分の一日の最高温度と最低温度を調べました。

 ブログで紹介してもいいですか?と連絡したところ、チームリーダーの塚本隆男さんから「建物の緑化の重要性を実感し、病院周辺のゴミ拾いや敷地内の樹木を数え、Co2の吸収量も調査しています。それ以外にも職員の階段利用を奨励し、電力量を減らしたり、電力量をCo2に換算する報告書を作っています」と近況メールをいただきました。

 一見、環境問題とは縁のない病院の中の小さな試みかもしれませんが、患者さんのために花を育てようとし、少しでもCo2を減らそうと面倒な測定や報告書づくりに時間を割く職員がいる病院っていいなって、素直に感じます。塚本さんが送ってくれたひまわりの画は、「鹿児島の冬のスイカ」に衝撃を受けた私の眼を癒してくれました(もちろん、ひまわりを撮影したのは夏ですのでご安心を)。

 現在、編集中のキャンペーン参加団体活動報告の中で、どこが2007年度のSTOP温暖化グランプリを受賞するのか楽しみです。