男鹿温泉からなまはげ館の方にやって来ました。
伝承館の方も一緒になっているので入ってみましょう。
男鹿半島各地で実際に使われていた110体の多種多様なナマハゲ面が勢ぞろいしています。
迫力はありますがやっぱり展示物だなと言う感じもします。
ちょっと素朴な感じもします。
次は伝承館の方に行ってみましょう。
所要時間は約20分、だいたい30分おきに公演してますので待ちません。
ナマハゲ行事はTVでもニュースになるように毎年大晦日の夜に男鹿半島全域で行われています。
悪事に訓戒を与え、豊作、豊漁、吉事もたらす来訪神です。
昭和53年に「男鹿のナマハゲ」で国重要無形文化財に指定、こんどユネスコの無形文化遺産に登録されるみたいですね。
ナマハゲの語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ(はぐ)」と言う言葉がなまったものと伝えられています。ナモミとは炉辺にかじりついていると手足にできる火型のこと。
それをはぎ取って怠け者を戒めるのがナマハゲです。現在でも寒いからといってストーブにかじりついていると運動不足になりますね。
先ず家に上がるとすぐに四股(しこ)を7回ふむ。これで初めて家の中に入ることができる。
「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと荒々しい声をあげて畳を強く踏みしめながら歩き回る。
そしてその家の主人がナマハゲをなだめて丁寧にもてなし御膳を添えます。
ナマハゲは添えられた御膳に座る前に5回四股を踏む。ウオーウオーと唸っているナマハゲに主人は酒肴を進める。
主人とナマハゲの間で様々な問答が交された後、ナマハゲは来年も豊作であるように祈願して、立ち上がり3回四股を踏みまた歩き回る。
家に上がってすぐ7回、御膳に着く前に5回、立ち上がる時に3回、「七五三」という男鹿真山のナマハゲ独自のしきたりだそうです。
悪い子供を懲らしめるというよりは子供たちが病気や怪我をしないように、そして幸福になるように願掛けするのです。
「おしゃべりばあさんはいねがぁー、懲らしめてやるー」とみんなの処を廻って歩くんだと写真教室のご婦人達に言ったら
「またいい加減なことばかりいって」と怒られて、もっとまともな写真撮って来なさいよと言われました。
更に奥にある真山神社に来ました。
景行天皇の時代、かなり古い。
薬師如来座像。南北朝時代の作品。
「丸木舟」
一本の杉の木をくりぬいた作です。
海上安全お祈りをこめてつくられ海にかかわる仕事をしている人にパワーがもらえる。
しかし神社全体にものすごいパワーがみなぎっているような気がします。
なまはげ柴灯(せど)まつり
2月第二金・土・日
会場の真山神社境内だは柴灯火がたかれ、なまはげ乱舞、なまはげ太鼓、なまはげ下山など勇壮で幻想的な雰囲気を体験できるそうです。
日本経済新聞社の「たずねてみたい冬の祭り」の上位に入っているそうです。
雪の降る男鹿半島の夜、それだけでも神秘的な感じがします。
男鹿半島を楽しみました。