村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

342.徹底して深く懲りること・懲りさせることの大切さ、でも案外難しい

2013-09-19 09:45:38 | 人生
村上和隆 
   京都事務所:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   滋賀支所:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設

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村上原基今日の一言


世の中には、いつの時代も問題の人間というものがいるものだ
そして近年更に問題の人間が増え、しかも、どんどん厄介になっている
引き篭もり・フリーター・ノイローゼ・通学拒否・麻薬・指示待ち族・汚ギャル・
万引き・シンナー吸引・ネット依存・・・
問題の人間を反省させ、悔い改めさすのは簡単なようだが、実際こんな難しいものはない
多くの親や上司や妻(又は夫)が苦労するのは子供や部下や夫の性格や習慣を直せない

例えば
・ヘビースモーカーでイビキはかく、鼻炎、身体は弱い人をなんとか禁煙させるとか
・金使いの荒い人に貯金や倹約をさせるとか
・激太りの人をなんとか大食いを辞めさせるとか
・部屋を片付けない汚い部屋でも平気という人にきちんと掃除をさせるとか
・麻薬やシンナーを吸う、簡単に切れ喧嘩ばかりするとか
・仕事しない、してもすぐに辞める、部屋に引き篭もるとか
・・・・・・・・・

「普通の人から見ればなんでこんな簡単なことができないのか」ということだろうが
長年のヘビースモーカーや肥満や汚ギャルや貧乏な人にとってはすごく難しいことなのだ
例えば肥満の人がダイエットして一時は成功するが、すぐにまた元に戻ってしまう
意志の弱い人間には禁煙も禁酒も同様でその極端なのが麻薬常習者である
人は元々意志が弱い、決して簡単に懲りることはない

人生相談でよくあるパターンは、
・会社で仕事がうまくできず、人間関係も苦手で仲間外れ、うつ病に
 そして挙句の果てに引き篭もりか飲酒喫煙に走る「どうしたら治るでしょう?」という相談
・万引きで警察に捕まったが、その後止められないがどうしたらよいのか?という相談
などなど、本人は悪いとわかっているが、なかなか止められない、直せない
意志が弱いというか、本人の問題意識が極めて希薄な場合がほとんどだ

こういう事例の場合、本人だけが悩む段階から、本人だけでは解決できずに重症化し
ついに親や兄弟や妻へと問題解決がまかされる又は、そうならざるをえなくなるのだ
親・兄弟・上司・妻にはいい迷惑だ、自分のことで精一杯の上に「何で他人のことまで」
本人をなんとか立て直そうとするが、問題解決を他に転嫁するばかりでむしろ状況は悪化
よくあるのが親や上司や妻が子供や部下や夫を何とかしようと深入りし必死になる場合だ
そういうことをするとすればするほどむしろ、どんどん状況は悪化することも多い
助ける人自身が滅入ってしまい、冷静さを失い、下手すると本人以上にノイローゼになる

場合によっては、当事者本人でなく親や上司や妻又は夫のほうに問題があることはあるが
はやり本人の問題であることが多い、あれこれやった後にある時期に突き放すことが大切
子供を谷底に突き落とす獅子の親のような気分に変身しないといけない
そういう場合、自分の子供とか部下とか夫とかそういう観念に縛られてはいけない
あくまで一人の大人として対処することであり、
自分の子供や部下であることで問題解決を歪めてはならない

万が一警察に捕まっても、自殺しようが成り行きにまかすことである
覚悟することである、本人にも「もうこれ以上は知らん」と印籠を渡すことだ

本人が反省し立ち直るために処方箋を本人に示し、当面の期間を限って保護し支えてやる
大事なことは自分の子供だからとか自分の部下だという認識を常に捨て去ることだ
「基本的には本人自身が直すんだ」ということを徹底してたたき込む
しかし本人がそれでも直さず問題を再発する場合は3回までは許してやるが

仏の顔も三度まで、3回目には完全に突き放すことだ
本人が自分が悪い、大変なことになった、もうこれ以上やったらかなりダメージを受けることを
強く、深く認識させることである
獅子は子供を千尋の谷に突き落とすという
本人に覚悟させる、トコトン懲りさせることが大事なんだ

懲りない、反省しない場合は、いよいよ覚悟を決めて本人にも引導を渡すことである
人間はトコトン懲りない限り、何をやっても、大きく悔い改めることはできない
いかにトコトンマイリマシタという状況を本人に突きつけるかである
無論3回も待たず、印籠を渡すことなく解決してしまえばそれに越したことはないが
むしろトコトン懲りさすことのほうが長い人生にとってはベストかもしれない

何度も禁煙してもまた吸ってしまう、ダイエットしてもリバンドしてしまう
警察に何度捕まってもまた万引きをしてしまう、虫歯を抜いてもまた虫歯にしてしまう
そういう人は意志が弱いのだ、まだトコトン懲りていないのだ

こういう懲りない駄目人間の具体的な特徴は、例えば次のようなものだ
こういう日常的な小さなことから、積み上げて行くのが遅いようで一番速い
少なくとも5年~10年はかかるよ、私だって何十年かかったことか
禅僧で一番大切な修業は座禅もさることながら、このようなことがきちんとできることなんだ

 ①寝起きの時間が毎日ばらばら
 ②歯磨きがいい加減、虫歯・歯槽膿漏
 ③挨拶しない、対話下手
 ④口が臭い
 ⑤掃除しない
 ⑥整理整頓、片付けしない
 ⑦貯金しないし借金がある
 ⑧顔や髭や鼻毛や髪の毛ほったらかし、汚い
 ⑨本読まない、勉強しない
 ⑩反省せず他人のせいにする
 ⑪歩かない、運動しない
 ⑫なんでも面倒がる、億劫がる
 ⑬気配りしない、心配りしない
 ⑭喫煙や飲酒に依存
 ⑮競馬やパチンコ等博打が好き
 ⑯食事がいい加減
 ⑰肥満や身体の不具合があり、ほったらかし
 ⑱仕事や会社が長続きしない
 ⑲すぐに喧嘩する切れる
 ⑳健康や資産や老後等、将来の心配や対処をしない
こういうことがきちんと当たり前にできない人を信用したり、関わると、ひどい目に逢う

人間の格を上げて行くためのキーワードは、『トコトン懲りる』ことかもしれない
少しくらい懲りても駄目、大きく懲りなければ何度もやる、
大きく懲りても懲りない人間も多いですからね
いかにして『徹底して懲りるか』これが人生の大命題だ

ただ、そうは言っても所詮人間は生身の生き物だ
人間は懲りない生き物であることも同時に認識しておくべきかもしれない

今年も冥加が沢山とれました。冥加は手間いらず簡単です
コメント
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