1月31日 おはよう日本
タイの首都バンコク。
通勤ラッシュの時間帯は大渋滞。
(ドライバー)
「いつものこと。
どうしようもないです。」
「ほぼ半日 車の中にいることもあります。
本当にストレスです。」
渋滞が日常茶飯事のバンコクでは
車中のドライバー相手の商売も盛んである。
定番の揚げたイモやバナナに
携帯用のトイレは消臭機能を高めた新製品が人気である。
特に注目を集めているのが
一般の車に広告を貼って走ってもらおうというビジネス。
このビジネスを起ち上げたのは日本人起業家 神谷さん、
2年前にタイで起業した。
(ラッピング広告スタートアップ 神谷和輝CEO )
「渋滞のときにイライラしている
このストラスがお金に変わったらハッピーじゃないかということで
このサービスを思いついた。」
広告を貼ってある車がどこを走っているかはリアルタイムで分かる。
街の中心部など渋滞が激しいところほど広告効果は高くなる。
車にラッピングしてくれるドライバーを募集。
広告効果は交通量などから数値化し
それに応じて報酬を支払う。
ドライバーに応募したタワチャイさん。
不動産や車を売るフリーランスの営業マンである。
さっそくバンコク中心部で渋滞に遭遇。
車に貼ってあるトラックの広告は周りのドライバーや歩行者によく見える。
去年からサービスに登録し
稼ぎは日本円で月1万円以上。
本業のかたわら手軽に小遣い稼ぎができると人気を呼び
登録ドライバーの数は約1万人に上るということである。
(ドライバー タワチャイさん)
「副収入になります。
ガソリン代の足しにもなるし車のローンの支払いにも充てられます。」
ラッピングの広告を出したトラックメーカー。
サービスでは車が走った距離やルートを確認でき
広告がどのくらい見られたかが推計されるため
効果を実感できると好評である。
(ラッピング広告を出した会社)
「自分たちが投資した広告の効果があったか
よりはっきりわかり
すぐに評価できる。」
(ラッピング広告スタートアップ 神谷和輝CEO)
「東南アジアはまだまだ課題が非常に転がっている。
サービスに変えて
プラスアルファに変えられたらいい。」