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修学旅行委の誘致に町長が奔走!

2020-10-18 07:00:01 | 報道/ニュース

9月28日 NHK「おはよう日本」


新型コロナウィルスの影響でいま多くの学校が
修学旅行の行き先を同じ都道府県内に変更している。
そうしたなか
日本最南端のスキー場がある宮崎県五ヶ瀬町では
町長が自ら修学旅行の誘致に奔走している。

知事を訪ねた小学生が思わず口にしたのが
Q.修学旅行はどこに行くか決まってる?
「なんか日南方面とか・・・」
(知事)
「県内もいいですよ。
 県内もきっと楽しい。」
修学旅行の行き先は
小学校は県内
中学校は九州内にしてほしい
楽しみにしていた修学旅行。
コロナ禍での県内シフトに落胆が広がっている。
ところが
県外への修学旅行を取りやめる流れがあるなか
日本最南端のスキー場に注目が集まっている。
九州山地のど真ん中
標高1,600メートルの高地にある五ヶ瀬ハイランドスキー場。
このスキー場に修学旅行の申し込みが相次いでいるのである。
仕掛け人の原田町長。
スキー場を運営する第三セクターの代表も務めている。
6月に急遽作ったチラシ。
スキーという新たな体験ができることに加え
1泊2食にリフト券もついて
小学生は9、、000円と
格安な料金も打ち出した。
新たな顧客を開拓するにはトップセールスしかない。
7月に県内の自治体を回った町長。
最後には県の教育委員会のトップにも協力を求めた。
努力が実り
これまでに県内12の小中学校から申し込みが来ている。
(五ヶ瀬町 原田町長)
「首長が行くと向こうも首長が対応してくれるので
 各学校の校長先生に内容が即流れていくので
 効果は大きいのではないか。」
スキー場での修学旅行を決めた都城市の小学校。
どこに行くか決めかねていたところ
あのチラシが届いたという。
(安久小学校 校長)
「県内で子どもたちの思い出に残る修学旅行ができないかと考えていたところ
 こういうチラシが。
 これが実現できるといいなと。」
かんじんの子どもたちの受け止めもまずまずのようである。
「スキーができるのが楽しみです。
 行ったことありません。
 初なんです。」
子どもたちが泊まるホテルも期待が高まっている。
夏の合宿がほとんどキャンセルになるなど
大きな痛手を受けていたホテル。
「ここは6人座れますが
 あいだを抜いて4人がけで食事に使用してもらおうかと。」
これまでに申し込みがあった学校の分だけで
このホテルには700人以上の子どもたちが宿泊する見込みである。
(ごかせ温泉 森の宿 木地屋)
「修学旅行は平日が多く
 木・金という形で予約が入ってくるのは大変助かる。
 できる限りのおもてなしをして
 楽しんでもらえるよう頑張りたい。」
日本最南端のスキー場のピンチを救った修学旅行需要。
原田町長は
コロナに振り回される子どもたちに特別な思い出をつくってもらいたいと意気込んでいる。
(五ヶ瀬町 原田町長)
「このコロナ禍の中でもスポーツができるんだ
 落胆している子どもたちの気持ちにも違った面が出てくるのではないか。」

 

 

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