クエンティン・タランティーノ監督最新作は「デス・プルーフinグラインドハウス」だ
9月14日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。この日は、10周年記念日ディーということで、1000円でどの映画も鑑賞できるラッキーな日でした。
さて今回のこの「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」は二本立てにして、フェイクの予告編を挟んだ『グラインドハウス』という1本の作品として公開するという企画で、実際アメリカではこのスタイルで公開されているそうだ
「プラネット・テラー」はタランティーノの盟友ロバート・ロドリゲス監督の作品。実はこのような二本立てということもあって、ご当地アメリカでは、時間を短縮しなければならずをのんで、カットしたシーンも多かったようだ。そこで日本では編集されたシーンも含めたディレクターズ・カットの完全版をそれぞれ単独公開する運びになったというラッキーな公開。
そんなことで、その一発目がこの「デス・プルーフ」。あのクエンティン・タランティーノ監督の作品なのだ。「ホステル」以来の大ファンの私、ぜひこの作品は見逃せない。
さてさて『グラインドハウス』という言葉が気になるところですが・・・・。一体どういう意味なの
『グラインドハウス』とは60~70年代、B級映画ばかりを2~3本立てで上映していた劇場のことを言うそうです。タランティーノはこの『グラインドハウス』映画の大ファン、そこで盟友ロドリゲスとタッグを組み、現代版グラインドハウス映画を完成させたというわけ。
いやいや凄い映画ここに登場する8人のバッドガールとタイトルとなっている、デス・プルーフ(耐死仕様)ので襲う殺人鬼スタント・マイク(カート・ラッセル)が見せる最高にスリリングなカーチェイスが・・・・・特に後半で披露されるカーチェィスには息を呑むものがあるのだ。何でも「キル・ビル」でユア・サーマンのスタントを務めたというスーパーガール、ゾーイ・ベル本人がやってくれる無茶苦茶凄いアクロバットなスタントライド。もちろん迫力満点なのだ!!!!(ちょいとネタバレですが、ワイヤーは使用らしい・・・・)でもそれ以外はCGなどは一切使わないという100%本物のカーチェイスだそうで・・・・。それから何と言っても、わざわざフイルムを傷だらけにして、60年~70年代の雰囲気を出しているところも、粋である
カート・ラッセル(スタント・マイク)
強面で不気味な殺人鬼を演じている。こんな感じだったのかな?
STORY
さてさてお話だが。舞台は夕暮れのテキサスから始まるオースティンのラジオ局の人気DJ ジャングル・ジュリア(シドニー・タミーア・ポワチエ)は親友のシャナ(ジョーダン・ラッド)、久しぶりに地元へ戻った大学時代の女友達アーリーン(ヴァネッサ・フェルリト)と一緒に街へと繰り出したお気に入りのバーグエロスからテキサス・チリ・パーラーをはしごする3人そんな彼女たちをドクロマークのシボレーがつけまわしていたこの不気味な車を運転しているのは顔に傷痕のある中年男 スタント・マイクだ。最初は気味悪がっていた3人も、バーで会話をかわすうちに、警戒心を解いていった。その時、同じバーに居合わせたパム(ローズマッゴーワン)はこの男に車で送って欲しいとしかしパムを乗せた途端、男は豹変したそしてこの後、4人の女たちの身に一体何が起るのか???!!!
それから14ヵ月後。テネシー州で映画のスタントウーマンのキム(トレイシー・トムズ)とゾーイ(ゾーイ・ベル)、メイク係りのアバナシー(ロザリオ・ドーソン)、新進女優のリー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)はポッカリ空いたスケジュールを有意義に過ごそうと計画。ゾーイの希望で『バニシング・ポイント』に出てきた70年型ダッジ・チェレンジャーに試乗することに。リーをディーラーの元に残し、3人はアクロバティックなスタントライドを楽しむゾーイはボンネットに乗ってご機嫌だそんな彼女たちにあの不気味なシボレーの男スタント・マイクが目をつけた容赦なく車をぶつけてくる男に、タフな女の子たちの怒りが爆発猛反撃が始まったいよいよ世紀のカーチェイスが!!!さて結末はどうなるのか
後半のスタント・マイクと3人の女の子のカーチェイスは本当に息を呑んで観てしまう。それだけ迫力がある女の子だとなめていたスタント・マイクさてさて勝てるのか?生きるか?死ぬか?命がけ
タランティーノもバーの店主で出演
この作品は結構お気に入りですね!若い女の子がここまでやる迫力とパワフルさに状態です。楽しくて、ハラハラ気分がすこぶるいい
「プラネット・テラーinグラインドハウス」も上映中開始しました 近々鑑賞予定です。