京都シネマにて鑑賞。
京都シネマ5周年特別企画、京都シネマで観たかった!スタッフセレクションと題して本作の上映が1月15日までやっております。他にも2009年で上映された色々な作品が1月22日(金)まで上映されます。見逃した作品がありましたら、ぜひ京都シネマへお越し下さいませ。詳細はクリックしてご覧下さい。料金は何と800円也。但し会員料金です。
ということで、前から気になっていた「愛のむきだし」をようやく鑑賞してきました。何と上映時間3時間57分!今までここまで長い作品は観たことがありません。正直ちょっと疲れました。ちなみに2時間上映後、10分の休憩あり。
さてどんなお話かと言うと結構やばいです(汗)フィクションではないらしい。う~んそうなんだ。
20年ほど前に監督が知り合った「TOUSATUのプロ」が新興宗教に入った妹を脱会させたという経験を基に、自身の体験や取材を組み込んだ3時間57分に及ぶ純粋かつ壮絶な恋愛叙事詩でそうです。
愛のむきだしというタイトルはそのとおり愛の本来の姿なんだろうね。愛の真髄を表すことがやっぱりむきだしという表現になるのは自然なことだ。それゆえにかなり危ないキーワードにいっぱいに。。。。。。
TOUSATU、RESUBIAN、PANTIRA、BOTUKI・・・・・。(禁止ワードだとひっかかるためあえてローマ字にしています。お許し下さい)以上のワードのため、R-15指定となっています。
この物語に登場する3人は愛に欠落しています。愛を埋めるために、それぞれ3人はやばい行為に走っていました。
それは、〇態行為、〇力、宗教です。
さてSTORYですが。(今回もウィキぺデイアさんより抜粋させてもらいます)
クリスチャンの家庭に生まれた男子高校生の本田悠(通称:ユウ、配役:西島隆弘(AAA))は、優しい神父の父テツ(渡部篤郎)と2人で幸せな生活を送っていた。 幼くして亡くした母親の「いつかマリア様のような人を見つけないさい。」という言葉を忘れずに。
後に、父テツに愛人カオリ(渡辺真起子)ができ、聖職者でありながらもカオリに没落していく。 しかしその愛人カオリも去り、ショックのためか父の性格は一変する。 ユウはテツから毎日「懺悔」を強要されるが罪を何も思い出せず、父との繋がりを失いたくないがために、しまいに様々な罪作りに励んだ。 その中で一つひとつ、父に許されることのないキリストの教えに反する罪があった。それは、女性の〇間ばかりを狙う「〇撮」。
ユウはテツに変〇と殴られるが、これこそが愛だと感じたユウは盗撮の様々な技術を身につけるが、ついに父から懺悔を拒否されるに至った。 父への執着心を愛と感じ取る感性が、ユウを盗撮のプロに仕上げていくが、それでもユウは全く〇欲を感じなかった。
しかし転機が訪れた。ユウが探し続けていた「マリア」との出逢いがあった。 その女性は、ユウの目の前で、不良少年たちの大群をカンフーで叩きのめしていた、女子高校生の沖島洋子(通称:ヨーコ、配役:満島ひかり)。 ユウはヨーコに生まれて初めて恋に落ちた。さらにヨーコも、共に不良少年たちと戦ってくれた女装していたユウ(通称:サソリ)に恋をした。
2人は初めて恋心を知ったのだった。 ユウはヨーコを想うと〇起が止まらない。 ヨーコもサソリを想えば胸が痛くなり、初めて〇◇ニーを覚えた。
数日後、突然、テツはカオリと再会し、「一緒に暮らし、神父をやめて結婚する」と語るが、そのカオリには連れ子がいた。それがヨーコだった。 ヨーコはサソリに恋をするも、その正体が兄ユウだとは気がづかず、ユウを毛嫌いする。 ユウの混乱は加速度を増し、想いを押し殺すようにして盗撮を続けていた。
その頃、膨大な会員数を誇り、営利を貪って、高層ビルまでを所持する悪の教団「ゼロ教会」という謎の新興宗教団体が世間を賑わせていた。 教祖の右腕の女・コイケ(安藤サクラ)は何を企んでいるのか、ユウとユウの家族に近づき始めた。 しまいにコイケは、ヨーコに自分がサソリだと思わせ、その後、家族丸ごと洗脳した。 家族の不信感を払拭できず、家を出て行くユウは、新興宗教団体「ゼロ教会」との戦いを挑むことになった。
本田悠役(西島隆弘)この人、サッカーの宮本選手似?〇撮するときのアクションは格好良かった!
ヨ―コ役(満島ひかり)沖縄出身で歌手でもあるらしい。
コイケ役(安藤サクラ)俳優奥田瑛二の娘。そう言えば母安藤和津に似ている。
こんなこと言ったら悪いけど、このキモい役がなかなかお似合い。演技は父譲りで上手い!!ビジュアル的にはちょっと。。。。。かも
そして、ここから「愛のむきだし」のストーリーが始まる。
新興宗教団体「ゼロ教会」の信者のコイケは、父親からの〇待と復讐の過去があった。 愛を足りずしてとる行動は、学校での流血を伴う暴〇であった。
ヨーコは〇気性の父親への嫌悪感が原因の男性不信に陥っていた。 その衝動が、懐かしい家族の風景を自らの手で壊した。
ユウは新興宗教団体「ゼロ教会」に洗〇されたヨーコの心を取り戻すべく全身全霊を傾ける。
そしてあまりに切なく、ドラマチックで、衝撃的なクライマックスへとなだれ込む。
父親テツ役には、渡部篤郎さん。真面目そうだけどちょいとエ〇ぽいところも。カオリに翻弄されてしまう意外に弱いお父ちゃん。
〇撮の巨匠役にあの大口広司が登場していたのはびっくりでした。えらいおじいさんにならはりました。グループサウンズで活躍していた頃の面影はなかった。
板尾創路はコイケの父親役で登場。相変わらずやらしい役です。でもお似合いです。
やらしいといえば、〇ダルト雑誌の編集長役の岩松了もそうだ。
リアルな性〇な描写はほとんどないものの、言葉ややらしいおじさんたちの目線、若い女の子の〇〇ティ姿などがちらついたりするので、見方によっては、ダメだと思う方もあるかもしれません。でも人間の本能や愛の根底にあるものは一体何なのか?と問いただした時、やはり人間の性が愛を生むというところに到達するのかもしれない。汚れのないものだけが愛の持つ本性ではないのだとメッセージしているのかも。
浜辺で満島ひかり扮するヨーコが西島隆弘扮するユウに掴み掛かり絶叫するように暗唱したのは、新約聖書のコリントの信徒への手紙一第13章・愛の賛歌である。
聖書とこの物語の主人公たちがアンバランスにも見えるが実は一番近い接点があるんじゃないのなんて思ったり。。。。。
園子温監督の23作目の作品で、第9回(2008年)東京フィルメックスにおいて観客の投票によって選出される「アニエスベー・アワード」を受賞。第59回(2009年)ベルリン映画祭に出品され、「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を受賞した。
(ウィキぺディアより抜粋)
解説
「〇殺サークル」「紀子の食卓」の鬼才・園子温監督が実話をベースに、カリスマ〇撮変〇男の予測不能の純愛の行方を、宗教ネタをはじめ多彩かつ過激なエピソードを散りばめ怒涛の展開で描き出す上映時間およそ4時間のエンタテインメント大作。主演はAAA(トリプル・エー)の西島隆弘と「プライド」の満島ひかり。共演に渡部篤郎、安藤サクラ。
メディア | 映画 |
上映時間 | 237分 |
製作国 | 日本 |
公開情報 | 劇場公開(ファントム・フィルム) |
初公開年月 | 2009/01/31 |
ジャンル | ドラマ/ロマンス |
映倫 | R-15 |
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