銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

パレード

2010-02-26 | 映画:シネコン


ベルリン国際映画祭で、国際批評家連盟賞受賞を受賞!

先日鑑賞した「今度は愛妻家」の行定勲監督の最新作です。賞をゲットしたということで、ちょっと気になり観に行って参りました。

原作は吉田修一の同名小説。この作品で吉田は第15回山本周五郎賞を受賞しているそうです。本当に本を読まないので、まったく何も知らず(汗)

あまり邦画は観ないので、ここに登場するキャストの方たちで知っている・観たことあるのは、香里奈と小出恵介だけです。あ!藤原竜也は知っていますが、彼の作品はまったく未見です。

いまどきの若者ってこんな感じなんですね。仕事で若い人たちと接することありますが、私生活の実態まではわかりませんから。

ここに登場する若者たちは夢や希望といった熱い思いのある人はいそうもないようです。惰性で生きているというわけでもないのですが。。。。。私の若かりし頃は友だちとのコミニュケーションがとても大事だったけど、4人にはそういう付き合いはない。あくまでも上辺だけらいしい。共同生活をしているけれど、あくまでもふれあいを求めて生活しているわけではない。多分家賃が安くてすむとかそんな合理的なこと考えての、共同生活なのでしょうね。

登場人物

杉本良介(小出恵介) 21歳・H大学経済学部3年 長崎出身のお気楽(に見える)大学生 

大垣内琴美(貫地谷しほり)  23歳・無職 若手人気俳優の丸山友彦と熱愛中。妊娠騒ぎを起こす。 

相馬未来(香里奈) 24歳・イラストレーター兼雑貨屋店長 本当の自分を出す事に疑問を感じる。

小窪サトル (林遣都) 自称18歳・男● 途中から共同生活に加わった。

伊原直輝(藤原竜也)  28歳・独立系映画配給会社勤務 非常に良識的な人間で夜のマラソンが日課。

あらすじ(allcinemaより抜粋)

都内のマンションをルームシェアする4人の男女。映画会社に勤める健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おか●バーの常連。また、先輩の彼女に恋をした大学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。しかし、いつしか男●のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、町では女性を狙った暴行事件が連続して発生、これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…。

印象的な場面は琴美が毎日、鏡に向かってひたすらメイク。そう言えば、こういう場面ってよく見かける。電車の中や、トイレの鏡の前で若い女性が念入りのメイク。何でここまでやるんだといつも思うんだけど。やっぱり恋人のためなのかしら?とにかく誰よりも綺麗に見せたいのだろうね。でも外見ばかり磨くだけじゃだめなんじゃあないの?同性なのだが、その心理はどうも理解できないんだけどね。


ところで、貫地谷しほりさんといえば、NHKの連ドラ「ちりとてちん」に主演していた方ですよね。。。。はじめて見た彼女の演技に実はぶったまげてしまいました。凄いですよね。琴美役、ハマっていました!う~ん上手い人です。


無職の琴美。将来の夢はあるのかしら?
良介と共に隣人が何者なのかを調べる。

おばさん感覚で言えば、一番良識のある直輝に共感を持ってしまうが。。。。。意外にもういう人物こそ実は裏がわけありって気もする。


琴美の妊娠騒動のため、彼は駆り出されることに。。。。

 


サトルがやって来たことで、4人の日常に変化が起こり始めていた。
暴行事件が起きたのも彼がやって来てからだ?と。そしてサトルを犯人ではないかと思うのだ。


隣の部屋に出入りするのは、石橋蓮司 扮する区議会議員。


サトルを疑っていた未来は、何故か彼をモデルにスケッチ。サトルは裸体でモデルに。


直輝も次第にサトルと交流を深めるような感じ。

あんなに敬遠していたはずなのに、何故か皆にとってサトルは無くてはならない存在になりつつあった。
サトルの出現は次第に4人の日常に変化をもたらす。そしてこのことがきっかけで思いもよらぬ方向に進んで行くのだった。

 

解説(allcinemaより抜粋)

第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督によるメガホンで映画化した青春群像ドラマ。現代の若者の内面に宿る“モラトリアム”をテーマに、マンションでうわべだけの共同生活を送る若者たちの日常が新たな同居人を加えたことで徐々に歪んでいくさまとその顛末を描く。主演は「カイジ 人生逆転ゲーム」の藤原竜也。


吉田修一(左)藤原竜也(中)行定勲監督(右)

メディア 映画
上映時間 118分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ショウゲート)
初公開年月 2010/02/20
ジャンル ドラマ/青春/ミステリー
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.parade-movie.com/

 

 

 

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする