東京発ガールズムービー誕生!!
俳優で監督でもある奥田瑛二の長女、安藤モモ子の監督デビュー作です。先週彼女の舞台挨拶があったのですが、残念ながら行けませんでした。ということで今週ようやく鑑賞して来ました。
2人の女性が主役です。その一人はあの「愛のむきだし」で可愛いけれど、インパクトのある女の子を演じたあの満島ひかりさん。そんな彼女は今回は本当に普通の女の子。個性のある女性ではありません。そしてもう一人の主役、中村映里子さんはこの作品で初めて知ったのですが、、、、。彼女の演じるキャラはなかなか強烈でした。
実は素顔で言うと、今回はキャラで例えると逆キャスティングだとか?そう言えば、中村さんの素顔を見るとおとなしい女性って感じかしら?でも刺激的なリコは意外にぴったりハマっていたように思えますが、、、、、。
さてお話は、、、、。
冒頭のシーンが結構印象的だった。男と女の表情の明らかな違いがよく描写されている。了太君はやることやったから疲れたって感じですね。
これといって夢も目標もなく、なんとなく毎日を過ごすごく普通の大学生、ハル(満島ひかり)。恋人の了太(永岡佑)とは心が通わず、どこか満たされない。いつも何かが欠けているような気分に陥っていたとき、カフェで見知らぬ女の子に声をかけられる。“素敵だなと思う人とすれ違うことってない?”と語りかける彼女の名前はリコ(中村映里子)。“気が向いたら電話してね”と電話番号を渡されて呆然とするハルだったが、どことなくミステリアスな雰囲気の彼女のことが気になりだす。リコの職業はメディカルアーティスト。病気や事故で身体の一部をなくした人たちの精巧なパーツを作っていた。ハルからの電話を受け、リコは大喜びで仕事を切り上げてハルをデートに連れ出す。“ホントに女の子が好きなの?” と恐る恐る尋ねるハルに、リコは答える。“私はハルちゃんだから好きなんだよ。男も女もヒトでしょ。男だ、女だって思うから苦しくなるの”。リコとの時間に安らぎを感じる一方で、了太との関係に疑問を感じてゆくハル。やがて、了太との関係をズルズル続けていたハルは、苛立ったリコと大喧嘩になってしまう。自分の気持ちのやり場を失ったハルは、了太に“会ってセ●クスするだけ。恋人って何?付き合うって何?”とぶちまけ、“好きな人ができた”と宣言してしまう。とはいえ、まだリコのことを愛しているとは言えないまま。近づいては遠のき、微妙に揺れ動くハルとリコの関係は一体どうなるのか……?
リコは見たところおとなしそうで優等生的なタイプなんだけど、実は裏の顔があったのだ!一見そう見えないリコの隠れた魅力にハルが惹かれるのは何となく理解出来る。
それはリコが仮に男性だったとしても同じなんじゃないかしら。こんな風に強引に引っ張るなら、誰しもその気になるんじゃない?
まあ変化のない日々を送っていたハルにしたら、リコのような人物が現れたらそりゃ刺激的ですよね。まさにハルの心のスキマを埋めてくれる運命の人なんだから。
2人の関係は次第に深まって行く、、、、、。
このシーン、結構エ●い感じも。
光石研、根岸季衣がリコの両親役、そしてあの志茂田景樹が祖母役で登場。でもワンシーンのみ。でも結構強いキャラなのでちょっと印象深かった(笑)もちお化粧していました。
津川雅彦はリコの上司田中 正役。
主役の2人以外では、かたせ梨乃がリコに胸のパーツを依頼した山城陶子役で登場。結構絡みあり。
同性に惹かれ合うというのは、女子高なんかでよくある話ですね。女子高出身の私はその昔、先輩に憧れるという同級生がいたので、この作品を観て、学生時代を思い出しました。その思いでと少し重なりましたね。
ところで、満島ひかりさん、中村映里子さんよりお姉さんだったんですね。
かなりきわどいセリフが飛び交いましたが、あまり気になることもなく。それなりに楽しめました。
解説(allcinemaより抜粋)
父・奥田瑛二監督作などで現場経験も積んできた安藤モモ子が、人気少女漫画家・桜沢エリカのコミックを原作に記念すべき監督デビューを飾ったガールズ・ムービー。満たされない気持ちを抱えていたヒロインが、対照的な女性と出会い、葛藤しながら成長していく姿を繊細なタッチで綴る。主演は「愛のむきだし」の満島ひかりとモデル出身の中村映里子。
桜沢エリカさんとトークする安藤モモ子監督
メディア | 映画 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | 日本 |
公開情報 | 劇場公開(ピクチャーズデプト) |
初公開年月 | 2010/04/03 |
ジャンル | ドラマ/ロマンス |