原題:BRIGHT STAR
“世界で最も美しい詩”を生み出した英国詩人ジョン・キーツの儚くも美しい愛の物語。
今週で上映が終了するので、急いで鑑賞して来ました。久しぶりにベン・ウィショ―を見ました。主人公ジョン・キ―ツと同じく、ベンも英国産まれだそうです。
お恥ずかしい話ですが、まったくこの詩人を知りません(汗)最近は活字から離れ気味の私は詩人のこともあまり知識なく、、、、。情けないもんです。
映像は綺麗ですね。何処かの記事にフェルメールの絵画のような美しい映像美なんて書かれていましたが、、、、。言われてみるとう~んなるほどそうですね。
アーティストと呼ばれる人たちは、その道では食べられなくて貧困な生活をしいられるというのが多いです。それはこの時代だけではなく、現在も同じです。
食べるためにお金儲けしなければならない。儲け主義に走ると良い作品を作ることが出来ないというのがよくあるパターン。
さて本作の主人公ジョン・キーツも有望な若手詩人だったが。現実は貧しい生活だった。
STORY(キネマ旬報さんより拝借)
1818年、詩人ジョン・キーツ(ベン・ウィショー)はその才能を世間に知られつつあったが、まだ貧しかった。そのためロンドン郊外のハムステッドにある、親友で編集者のチャールズ・ブラウン(ポール・シュナイダー)の家で居候生活を始める。キーツは、隣人であるブローン家の長女ファニー(アビー・コーニッシュ)と出会う。ファニーは輝くばかりに美しく、刺繍やダンスを好む、快活で聡明な女性だった。キーツは次第に、彼女に心を惹かれていく。一方、キーツの周りでは、結核を患う弟の死や、評論家からの酷評など、辛いできごとが相次いで起こる。しかし、深く傷つくキーツを優しく包み込んでくれるファニーの存在が、詩人キーツを成長させていく。こうしてキーツは、次第に英国文壇からも評価され始める。しかしそんなとき、キーツは弟と同じ結核にかかってしまう。ファニーはキーツに寄り添い続けるが、キーツは日に日に弱っていく。キーツは25歳という若さでこの世を去るが、2人の純粋な愛によって生み出された彼の詩は、彼の死後さらに評価を高め、現在では“世界で最も美しい詩”として知られている。
ファニーを演じたアビー・コーニッシュ
彼女の出演した作品で観たのは、エリザベス:ゴールデンエイジだった。何となく記憶はありますが。彼女って結構お堅いイメージです。今回のファニー役の彼女も柔らかみのある感じはしないけどね。でもジョンとの恋で、少しづつ変化が見られ次第にひたむきに恋する情熱的な女性を上手く演じていたように思います。
こんな2人の恋にチャチャを入れるのが、ジョンの友人ブラウン(ポール・シュナイダー)。ジョンをファニーに取られるのでは?とやきもき。ファニーの邪魔をします。ブラウンはジョンが好きだったのかしら?と疑いましたけどね(笑)ブラウンの本心はどうなのか?
ブラウン役のポールシュナイダ―は「ラースとその彼女」や「ジェシー・ジェイムズの~」などで活躍の俳優さん。監督は、ポールの俳優としての評価を高くしているそうです。
ファニーの妹トゥース
彼女も良い味を加えていました。色が白くて何ともいえない。
25歳という若さで逝ってしまったジョン・キーツにファニーは号泣。彼女はその後彼からプレゼントされた指輪を片時も外すことがなかったらしい。ジョンへの愛は、揺るぎないものだったんですね。
解説(allcinemaより抜粋)
「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督が、19世紀前半に活躍し、わずか25歳の若さでこの世を去った英国詩人ジョン・キーツとその恋人ファニー・ブローンの美しも切ない愛の物語を描いた悲恋ドラマ。主演は「キャンディ」のアビー・コーニッシュと「パフューム ある人殺しの物語」のベン・ウィショー。
ジョン・キ―ツ 人物像
メディア | 映画 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | イギリス/オーストラリア |
公開情報 | 劇場公開(フェイス・トゥ・フェイス) |
初公開年月 | 2010/06/05 |
ジャンル | ドラマ/ロマンス/伝記 |
映倫 | G |
※今回は少し短めで終了。次は昨日(25日)鑑賞した「キャタピラー」について、記事アップします。寺島さん、綺麗でしたよ♪