銅版画制作の日々

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告白(2010)

2010-06-19 | 映画:シネコン


告白が、あなたの命につきささる。

遅まきながら、鑑賞して参りました。実は6月の気になる映画、観たい映画には入れてなかった。「嫌われ松子の一生」の中島監督作だということを知ったのと、そしてブロガーさんの評価もかなり良いこともあって、、、、。これはやはり観ないといけない作品だと思ったわけです。

ということで、観た感想はですが、はい凄い衝撃作でした!パチッ!どころではありませんでした。松たかこのセリフじゃないけど、「ドカン!」です。もうもうこれは素晴らしい作品でした。

この映像表現、凄く素晴らしい!ぐっと惹きこまれてしまいます。

STORY(今回はウィキぺディアさんから抜粋)

市立S中学校、1年B組。3学期の終業式の日、森口先生演じる松 たか子が教壇に立ち、間もなく教師を辞めることを告げるシーンから始まります。生徒たちはそんなことはお構いなく、皆それぞれ自分たちの事をしている。携帯でメールをしていたり、教室を抜け出すものがいたり、、、、、。友だち同士の会話を楽しむものもいる、ざわざわ状態の中、森口先生は話を続けるのです。普通なら、生徒たちの勝手な振る舞いを、正すところなのだろうけど。プチっときれることがないのは何なのだろう?


命の尊さを彼らはどこまで理解できているのか?


だがすべての生徒が関心ないねってわけではない。教師を辞める原因は多分あれだ!と分かっているから。その確認の質問が飛ぶ。


娘の愛美を失くした森口の復讐が始まる、、、、、。

実は数カ月前、学校のプールで彼女の一人娘が死んだ。森口は、娘は事故死と判断されたが本当はこのクラスの生徒2人に殺されたのだと、犯人である少年「A」と「B」を(匿名ではあるがクラスメイトには分かる形で)告発し、警察に言うつもりはないが、彼らには既に恐ろしい復讐を仕掛けたと宣告して去っていく。

森口先生が去り、新学期が始まった。
2年生に進級したB組の空気はどこか異様だった。「少年A」こと渡辺は相変わらず学校へ来ていたが、「少年B」こと下村は一度も姿を見せていなかった。その後のクラスの様子と、一年でB組に何が起きたか一切知らない新任教師の「ウェルテル」こと寺田良輝(岡田将生)の愚かな行いを、クラス委員長の美月が悠子へ綴った手紙の形で語りだす。


熱血教師役には岡田将生君。


生徒たちのダンスシーン、なかなかお洒落です。

 


子供たちの演技も光っているよね!

 

美月(橋本 愛)は下村とは幼なじみで、家も近所。下村が不登校になった後、ウェルテルと共に下村の家へノートなどを届ける役目を担うことになる。かつては下村に好意を抱いていたが、渡辺との接触で心移りした。家族を毒殺したルナシーに憧れ、毒薬などを集めている。ウェルテルを異常に憎んでおり、下村が母親を殺害したのはウェルテルのせいだと告白した。しかし、渡辺の逆鱗に触れて絞殺されてしまう。

母親を殺してしまった下村直樹(藤原薫)。原作では下村直樹の姉、聖美が登場して母の日記を読むという風になったいるが、映画には姉は登場しない。下村が母親を刺殺するまでの出来事が、息子を溺愛する一方的な母の思いと共に綴られている。


木村佳乃演じる母の迫真の演技も注目

息子が犯した事件に対して、すべて森口に原因があると決めつける母優子。異常までの溺愛ぶりがうかがえる。

母を殺した下村は更生施設へ送られる。施設内で、共犯者渡辺との出会い、愛美殺し、そして母を殺すまでの苦悩をフラッシュバックで綴られていく。

そしてこの事件の主犯格である渡辺修哉(西井幸人)。「少年A」として森口に告白される。幼い頃から母親に電子工学などを学んだ。両親が離婚していて、現在は父親の元で暮らしている。幼少期に母親から○待を受けていたが、反して彼自身は母親を執着的なまでに溺愛しており、母親を侮辱されることを嫌う。家を出た母に注目されたいということから様々な発明品を作る。
『処刑マシーン』こと『びっくり財布』が全国大会で特別賞を受賞。新聞に載るものの、ルナシーと名乗る十三歳の少女が家族全員を毒殺するルナシー事件の影に隠れてしまう。優秀ではあるが、同級生はもちろん、担任である森口も含めて、全ての他人を見下すところがあった。義理の母に子供が誕生した後は部屋を祖母の実家に移され、疎外感を持つことになる。その上森口の告白により、クラス全員からいじめを受けるも何と撃退する。
好意を持っていた美月と付き合うことになるが、下村とのことを気にしている美月に対して、下村と同じ次元で扱われていることを知ると彼女を馬鹿にし出す。それに反撃する美月にマザコン呼ばわり。終いには彼女にまで手をかけてしまう。

やがて渡辺は第二の殺人事件を計画する。その内容は無差別殺人である。しかしその計画は、渡辺の復讐に燃える森口の罠によって落とされていくことになる。

森口はシングルマザーだった。愛する桜宮がHI●だという事が分かり、結婚は実現せず。。。。。彼女も優子と同じく愛美を溺愛していた。そんな娘が理不尽な理由によって下村と渡辺に殺されたことを知り、復讐の鬼となる。桜宮の血液を渡辺と下村の牛乳の中に混入させたが桜宮の手によって阻止されてしまう。下村への復讐は成功するが、渡辺の弱点は見つからず。彼の作ったウェブサイトや彼の生育歴などを調べ尽くす。北原美月殺害ということも突き止める。執拗なまで調べた森口はいよいよ渡辺に最も恐ろしい復讐で追い詰めるのである。そして渡辺の弱点は渡辺の母親だということを知るのである。


森口悠子から渡辺へ携帯電話の電話口で救いようのない最後の宣告が行われる「これが私の復讐であり、あなたの更生の第一歩だと思いませんか? 」 なんて、、、、。

松たか子さん、凄かったです。冷静さと、狂気的が入り混じっている復讐の鬼を上手く演じていた。彼女のイメージから想像出来ない感じですが。でもこういうキャラって意外に松さんのような清楚な女性にいそうですね。それにしても渡辺と下村の個人的な理由から、何故関係ない我子が巻き添え食わなきゃならないのか?人間の命をどう思っているのか?

やるせないよね。所詮彼らは捕まったところで,法律に守られるものね。森口が何度もその事を言っていたね。

それにしても今回の中島哲也監督の作品、思い切りリアルでした。

 

解説(allcinemaより抜粋)

2009年の本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラーを「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督が映画化した戦慄のエンタテインメント復讐劇。担任クラスの生徒に娘を殺された女性教師が繰り広げる復讐の顛末が、事件に関わった登場人物たちそれぞれの視点から緊張感あふれるタッチで綴られてゆく。主演は「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」の松たか子、共演に岡田将生、木村佳乃。

 

オフィシャル・サイト
http://kokuhaku-shimasu.jp/

 

 


 

Comments (3)
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