銅版画制作の日々

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コトバのない冬(2008)

2010-11-15 | 映画:ミニシアター

 1週間限定公開!

ということで、京都シネマで鑑賞。「乱暴と待機」鑑賞後に本作を観ました。何と撮影は今から6年前に製作されたそうです。そしてようやく2010年に公開されたんですね。東京や他の場所では2月に公開されたのですが、京都ではこの時期に。しかも1週間だけとはね。

さて俳優渡部篤郎が初メガホンを撮ったということでかなり話題にもなっている本作。主演は高岡早紀さん。ちょっと色っぽい?う~ん何かフェロモンを感じるというか、、、、。多分男性には魅力的な女性ではないかと思います。

よく分からないのですが。ワンシーン、ワンカット、NGなしという独特な手法で撮影されているそうです。NGなしというのは難しいんじゃないの?ワンシーンは長回ししているのかな?なにぶん撮影の方法なんてわからないので、その手法の大変さというのは理解出来ません(汗)とにかく凄いことなんでしょうね。
(あ!ワンシーンの意味、調べてみて分かりました。)何とまわし続けることらしいです。だから演技を止めることは出来ないそうです。

私が非常に印象的だったのは、あの渡辺えりさんです。とにかく自然体の演技、素の渡辺さんに近いともいえる感じです。まるで計算されていないというか、、、、。さすが渡辺えりさんだ。
実は渡辺えりさん、その土地に実際に行って、そこの駅や時刻表、人々が何人住んでいるのかまで、ちゃんとリサーチして撮影に臨んだらしい。また地元の高校の名前まで調べたそうで。映画の中では登場していませんが、、、。数日間の撮影であるにも関わらず、ここまでリサーチする渡辺えりの役者としての凄さに感動したそうです。なるほどそれがこの自然体の演技に繋がるわけですね。


もちろん他の俳優陣の演技も良いです!

あらすじ(日本映画専門情報サイトより拝借)

冬沙子(ふさこ:高岡早紀)は、北海道の小さな町・由仁で暮らし、牧場で働いている。寡黙な父親(北見敏之)とのふたり暮しだが、東京の大学に通いモデルの仕事をしている妹の早知(未希)が久しぶりに帰省し、近所の食堂のおばちゃん・みどり(渡辺えり)も交え、楽しい団欒の時間を過ごしていた。
 ある日、冬沙子は薬局を営む父親に用事を頼まれ、夕張へと出かけた。帰りのバスはなかなかやって来ず、寒さに凍える冬沙子は、バスの時間を尋ねようと通りがかった男(渡部篤郎)に声をかけた。男は、その問いかけに足元の雪に文字を書いて答える。男は言葉を話すことができないのだった。冬の間、閉鎖されている遊園地の管理をしている男は、バスが来るまでの時間、遊園地へと冬沙子を連れていき、温かい飲み物を飲ませてくれた。それが冬沙子と男=渉の出会いだった。
 その数日後、再び父に頼まれた用事で夕張を訪れた冬沙子は、車の中から渉の姿を見つけて声をかけた。閉ざされた遊園地で、冬沙子は子供のころ遊園地を訪れた思い出を語り出す。
 冬沙子と渉の出会いは、ふたりがそれぞれに過ごしてきた平凡な日常に、小さな変化をもたらした。冬沙子の働く牧場をふたりで訪れ、遊園地の動かないメリーゴーラウンドの中で互いの手に触れる……。渉に仕事を頼んでいる啓子(広田レオナ)も、渉の変化に気がついていた。


お互いに惹かれあうのに、、、、。


ふさこは連絡先をメモして渡す。


 そんな中、冬沙子が牧場で落馬して病院へと運ばれた。大きな怪我はなかったが、目を覚ました冬沙子の言葉に父と早知は戸惑う……。

原案は渡部、実は海外で実際あった出来ごとのコラムを読んで、それをアレンジしたそうな。
婚約寸前で(相手の)記憶がなくなってしまい、戻らないままもう一度プロポーズした人の話。記憶がなくなっているので、趣味なども変わっていたが。ところがまた同じ人にまたプロポーズする。何回かふられたそうですが、結婚に至ったそうです。世の中には信じられないことが起きているなあ、人間って凄いと思ったと渡部。

 説明的ではないところが良いのでしょうね。非常に簡略的でしたが、、、、。シンプルで良かったかな?

 

脚本はちゅらさんシリーズでお馴染の岡田恵和

メディア 映画
上映時間 94分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ジョリー・ロジャー)
初公開年月 2010/02/20
ジャンル ドラマ/ロマンス
オフィシャル・サイト
http://www.echo-of-silence.com/

 

Comments (2)
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