禁断の実験で生まれた“美しき新生命体”──人類はその進化に後悔する。
Tジョイ京都にて鑑賞。10日は1000円デイということで早速鑑賞して来ました。
2007年11月に撮影が始まり、翌2008年2月撮影終了。カタロニアやサンダンス映画祭で公開され、その後、配給権を落札する為に激しい争奪戦があったようだ。
2010年6月4日、北米の2450の劇場で公開され、何と初週末の3日間で約740万ドルを稼いだそうだ。日本円にすると6億1千4百2十万円です。1日が2億円以上。凄い興行収入ですね!
撮影は日本人の永田鉄男さん、この方は「エデット・ピアフ~」の撮影監督でお馴染。最近作では、「レオニ―」なども手がけている。
さてこの作品、何故か前売りチケットも販売されず、その上パンフレットもない。migさんから聞いていたが、念のため劇場に確認したら、やっぱり置いてありませんでした(笑)
かなり好き嫌いが分かれるということで、気になっていました。さて観た感想ですが、B級作品とは言え、う~ん何か不思議なティストです。
製作総指揮をとっているのがあのギレルモ・デル・トロさん、直接関わってはいませんが、脚本を読んで、ぜひプロデュースしたいと言ったらしいです。
あらすじ
科学者の夫婦、クライヴとエルサは、法と倫理を無視して、禁断の実験に身を投じてしまう――
それは、人間と動物のDNAを配合して、“新生命体”を創り出すことだった
実験は成功し、二人は誕生した“新生命体”に“ドレン”と名付け、秘密裏に育てていく。
やがて、ドレンは急速に美しい女性に成長するが、彼女の進化は止まらず、二人の想像を超える変貌を遂げ、手に負えないモンスターと化してしまう。
そして、彼女を抹殺しようとしたクライヴとエルサは、逆にドレンの恐るべき目的に巻き込まれていく…。
てっきり亡くなったと思ったらこんな生き物が殻から生まれた。
その生き物はドンドン成長していきます。言葉はありませんが、こちらの言う事は理解出来るようです。アルファベットの積み木で自分の意思を伝えることも出来ます。次第に実験室に隠して育てることは不可能な状況になり、エルサの実家へ内緒で運ぶことになります。
↓
人間の赤ちゃんみたいな顔に変化する そして大人の女性へと、、、、、。
ドレン役のデルフィーヌ・シャネアックさん。本当はこんなに可愛い方です。
やがて大人の女性に成長したドレン、エルサとの関係に少し微妙な感じが生まれます。どうもエルサとは敵対するような、、、、。
そしてクライヴとは、、、、。ドレンは一人の男として彼を。
つまり三角関係。クライヴはドレンと肉体的な関係を結んでしまうのです。
以下少しネタばれに、、、、。
実はドレンのDNAはエルサのものでした。となると、ドレンがクライヴに恋をするというのも納得な話です。思わぬ方向へと話は進んで行きます。このままではえらいことになりそうな、、、。
会社の望んだプロティンなるものにドレンのDNAだったと思うのですが、それが有効に使えるということがわかり、エルサは会社に提供します。
隠し続けたドレンのことは会社の上司にバレてしまい、ドレンの存在を嗅ぎつけてエルサのもとへやって来るのですが。。。。
ところがまた新たな脅威が起こるのです。それは以前に会社の公開実験で起きたある現象と同じことでした。
会社の上司役には、デヴィッド・ヒューレット
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作の常連俳優で、高校の同級生でもある。
ラストでのドレンが見ものかな?
ドレンのしっぽの針が危ないよ!!切っても生えてくるんだもの。。。。。ヤバい(汗)
解説(キネマ旬報より拝借)
科学者夫婦が、人間と動物のDNAを配合して創り出した新生命体の恐怖を描くSFサスペンス。監督は、「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ。出演は、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、「死ぬまでにしたい10のこと」のサラ・ポーリー。第42回シッチェス・カタロニア国際映画祭特殊効果賞受賞。
製作裏話(ウィキぺディアより拝借)
『スプライス』の脚本は映画監督のヴィンチェンゾ・ナタリ、脚本家のダグ・テイラーおよびアントワネット・テリー・ブライアントの3者によって書かれた。スクリプトは元々、ナタリの『キューブ』(1997年)の次回作として作られたが、予算と技術的な都合によってプロジェクトは停滞していたが、2007年に2600万ドル(カナダから75%、フランスから25%)の製作費を受けて製作が開始された。
感想:不思議な作品でした。ところでエルサの身ごもった子ども、どんな子どもが産まれてくるのかが、見たいですね。全く受けつけないっていう作品ではありませんでしたよ。
メディア |
映画 |
上映時間 |
104分 |
製作国 |
カナダ/フランス |
公開情報 |
劇場公開(クロックワークス) |
初公開年月 |
2011/01/08 |
ジャンル |
ホラー/SF |
映倫 |
R15+ |