銅版画制作の日々

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ばかもの(2010)

2011-02-06 | 映画:シネコン

10年に渡って、額子を追い求めた。
──たとえ変わり果てた姿になっていたとしても。

 

絲山秋子さんの、「やわらかい生活」に続き、今回も彼女の小説が映画化されたので、観に行って行きました。「イップ・マン」鑑賞後に続けて鑑賞。

成宮君の映画はまったく初めてです。そいでもって成宮君が、俳優さんだとは知りませんでした(笑)失礼しました。

映画の舞台は群馬県高崎市、気ままな大学生活を送っている大須成秀は、ある晩父の使いでおでん屋“よしたけ”へ財布を取りに。
ここで彼は運命的な出会いをする。


店の女将の娘、額子との出会い。これが秀成のその後の運命を変えるとは、、、、。

内田有紀ちゃんが見事に変身!どちらかといえば、可愛いイメージだったのに・・・・。煙草はふかしてちょっとやんちゃな感じです。
秀成はそんな彼女に圧倒されぱなし。
偶然にもバイト先が一緒だったことで、再会となる。

ここからは額子の強引ともいえる誘いにたじたじ状態の秀成。


競馬場でのデート♪

その後、額子は秀成を自分の部屋に連れ込む・・・・。そして強引にも関係を持ってしまうのだ。
奔放な額子に圧倒されながらも、だんだんのめり込んでいく秀成。


ついに大学を留年。。。。

彼女の存在が秀成の生活を変えてしまった。


ところが別れは突然訪れた!額子は結婚することを決めたからと告げる。そしてそのまま秀成の前から消えてしまう。

いやあこれは痛いですよね。こんなに夢中にさせておいて、ぽいっと捨ててしまう。なんて酷い話なんでしょうか。初めての女性なのに、これはかなり打撃だ。

失恋の痛手はなかなか癒えそうにありません。留年後、何とか大学を卒業した秀成は量販店に就職。友人加藤の紹介で教師の翔子という女と付き合い始めて結婚を前提とした関係に。額子とはまったく正反対の真面目で清楚な翔子。しかし秀成の心は虚しさが募る。何か物足りないのである。それを紛らわすかのように、酒に溺れるような毎日となって行く。気がつけば、翔子も友人たちも秀成の元から去って行ってしまう。


アルコール依存症、、、、。

壊れていく秀成を成宮君、なかなかリアルに演じていましたね。こういう役は難しいだろうね。そういえば、浅野忠信君の鴨志田さんの役と少し重なったわ。

男性って意外に弱いのかしら?失恋の後遺症はかなり大きいものなのか?と思いました。う~ん世の男性が皆こうだとは思いませんが。

そうそう秀成の友人、山根ユキさんの存在も気になりました。結局彼女も秀成に好意があったのかな?後にあのような状況で彼女も逝ってしまうのが印象的でした。

ストーリー(Movie Walkerより拝借)ネタばれ含みます!

群馬県高崎市。地元の大学に通い、気ままな生活を送る19歳の“ヒデ”こと大須秀成(成宮寛貴)は、近所のおでん屋“よしたけ”で、店の女将(古手川祐子)の娘、27歳の吉竹額子(内田有紀)と出会う。数日後、偶然同じバイト先で働いていた2人は再会。その日、額子はヒデを部屋に連れ込み、半ば強引に童貞を奪ってしまう。年上女性の奔放さに戸惑いながらも、額子にのめりこんでいくヒデ。だが、2人の別れは突然だった。ある夜、額子は公園の木に後ろ手にヒデを縛り付け、彼の下着を降ろす。そして長いキスをすると、額子は唐突に結婚を決めたことを告げ、ヒデをその場に放置して去っていく。茫然自失のヒデ。大学卒業、そして就職と生活は変わっていく。ヒデは友人の加藤(池内博之)の紹介で知り合った翔子(白石美帆)と暮らし始める。額子とは違い、清楚で真面目な翔子。だが、ヒデの虚しさは募るばかりだった。それを紛らわすかのように、酒に溺れていく。やがて会社で疎まれ、恋人や友人も周囲から去っていく。仕事を休んで部屋で酒を飲み続ける息子の姿を見て、涙する母(浅田美代子)。それでもヒデの酒量は増える一方で、姉の結婚式では泥酔して暴れ、会社も辞める羽目に。そしてとうとう、飲酒運転で交通事故を起こしてしまう。これを機にようやく、ヒデはアルコール依存症の治療を受けるようになり、苦しみながらも快復していく。中華料理屋でバイトを始め、踏み出す新しい一歩。そんなある晩、ヒデは額子の母親と再会。額子の様子を耳にする。幼かった頃、そしてヒデと別れてからの惨い運命。額子と出会ってから10年もの歳月が流れていた。額子に会いたい。気持ちを抑えられないヒデは、彼女の住む街へ向かう。待ち合わせのバス停に佇む額子。その姿は変わり果てていた。それでも、忘れられなかった2人の10年に渡る想いが溢れ出す……。


再会した2人、額子は秀成への心配からこんなに白髪が増えたらしい。

再会したけど、以前のような関わりではありませんでした。額子は関係を持ちたいという気持ちが強かった?いやそうすることが秀成との一つのコミュニーケションなのだという彼女の言葉がとても印象的でしたね。
秀成はそうじゃないと思っていました。十年間の空白は、秀成を成長させたのだと思いましたね。

今こそ本当の2人の繋がりを見極める大切なときなのでしょうね。

浅田美代子さんに、古手川祐子さんというベテランさんの演技も良かった!

解説(allcinemaより拝借)

芥川賞作家・絲山秋子の同名小説を「DEATH NOTE デスノート」「プライド」の金子修介監督で映画化した恋愛ドラマ。年上女性に冷たく捨てられたダメ青年の転落人生と、10年後にどん底での再会を果たす不器用な2人の姿を赤裸々かつ優しい眼差しで綴る。主演は「ララピポ」の成宮寛貴と「クワイエットルームにようこそ」の内田有紀。

メディア 映画
上映時間 120分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ゴー・シネマ)
初公開年月 2010/12/18
ジャンル ドラマ/ロマンス/青春
映倫 PG12

 
成宮君は内田有紀さんのファンだったらしい

 

オフィシャル・サイト
http://www.bakamono.jp/
Comment (1)
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