チャック・ホ―ガン原作の『強盗こそ、われらが宿命』を元に映画化。ベン・アフレックが主演と監督を兼ねている作品です。銃撃シーンはやカ―チェイスはスリル溢れていると思いました。ただ物語全体はちょっと物足りなさがあるなあなんて思いました。
全米屈指の強盗多発地区、ボストンのチャールズタウン。実際に治安の悪い場所なのでしょうね。親子からの受け継いだ稼業が強盗だとはね。抜けだしたくても、なかなか大変そうです。それしても大きな仕事をする瞬間は何か凄い緊張感がこちらにも伝わってきますね。
覆面強盗集団。何となく不気味ですね。
冒頭での強盗シーンは特にドキドキものでした。かなり巧妙な手口なんですね。銀行員は皆うつ伏せにされて、携帯電話は没収され、その上、水の中でしたか?要するにもう使えなくしてしまう。証拠を残さないようにと万全の措置です。また塩素(漂白剤)を至る所にまき散らして指紋を消す。とにかく限られた時間にクリアにやらないとヤバいわけですね。
強盗集団のリーダーであるダグ、ある銀行強盗に入ったその支店長であるクレアを誘拐しました。
そのクレアとふとしたことから再会。(意図的です)ダグは同じ街に住むことから、正体がばれていないか?と不安があったんですが。徐々に彼の心はクレアに傾いて行きます。一目惚れ?のようでした。
強盗事件によってトラウマ状態だったクレアはダグと出会ったことで少しづつ回復していくようでしたが、、、、。ダグは自分が強盗犯人だと言えませんよね。
内緒で付き合っていましたが、幼馴染のジェムに見つかってしまいます。
本気でこの世界から足を洗いたいと思うダグでしたが、そんなに上手くは行きません。ジェムはダグを許すはずがないし、そこへきて、強盗団を操る元締めももちろん許すはずはない。
裏では強盗集団の元締め、表向きは花屋の主人ファーガスにはあのピート・ポスルスウェイト
残念ながら、先月ガンのため死去されました。出番は少なかったですね。これが最後の出演になってしまったようです。
一方強盗集団を何とか捕まえようとするFBI捜査官フローリーはダグやジェムを追い詰めるべく探りを入れていた。
フローリー役のジョン・ハム、何でもテレビで活躍されている俳優さんだということで、どおりであまり観たことがない方でした。
そしてこの人、クリス・クーパー、ピートさん以上に出番わずか。ダグの父親スティーヴン役で、ダグが鑑別所へ面会に行って会う場面だけに登場。何だかもったいないような感じです。
ダグと関係があったクリスタにフローリーは近づき、情報収集。
ダグへの思いがあったが、結局は振られてしまう。
クリスタ役には、ブレイク・ライブリー。この人、魅力的だなあと思ったら、「50歳の恋愛白書」にも出ていた女優さんだった。
正直クレア役のレベッカ―・ホールより断然良いと思うんだけどね。
ということで、じわじわとFBIの追っ手がダグたちに迫り来るという感じ。もちろんクレアにもダグたちの本当の姿がフローリーによって明かされる。
彼女はダグが自分を誘拐し、あの銀行強盗だったということを知り、愕然となる。
刑務所に掘りこみニ度と出さないようにしてやるとフローリー、、、、。
ジェム役のジェレミー・レナ―。ハート・ロッカーでも骨太な役で登場し、色々な賞にノミネートされた。
彼らは再び大仕事に取りかかる事に。。。。。ダグはこれを最後の仕事にと決めて挑むことに。
最後の仕事は大リーグスタジアムの襲撃。
警官に扮して襲撃を企てる。
カ―チェイスに撃ち合いはかなり見ものでしたが、、、、。
FBI対強盗集団!
追い詰められながらも最後まで戦うジェムの姿が印象的でした。
FBIのおとりにダグは、、、、。
あらすじ:Movie Walkerより拝借、ネタばれ
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……?
撮影風景
解説(allcinemaより拝借)
チャック・ホーガンのハメット賞受賞のミステリー『強盗こそ、われらが宿命』を、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」に続いてこれが監督2作目となるベン・アフレックが自ら主演も兼任して映画化した犯罪ドラマ。強盗を家業とする主人公が、ある女性を愛したばかりに仲間との絆の狭間で葛藤を深めていくさまと、追及の手を緩めないFBIとのスリリングな攻防を緊張感あふれるタッチで描き出す。共演はジェレミー・レナー、レベッカ・ホール、ジョン・ハム。
メディア | 映画 |
上映時間 | 125分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ワーナー) |
初公開年月 | 2011/02/05 |
ジャンル | 犯罪/ドラマ/アクション |
映倫 | PG12 |
※う~んまあまあという感じでしょうか。ラストはやっぱりこうなるか、、、、。