人生は、どこを切っても美しい。
原題はシチリアの田舎町の地名、バーリア。とてもシンプルなタイトルですね。京都シネマにて鑑賞。2時間30分という長さで、一日1回上映ということで、仕事終了後に行って来ました。
この監督の代表作は、皆さんご存じ「ニューシネマ・パラダイス」。もちろん観ています。素晴らしい作品でしたよね。「海の上のピアニスト」、「題名のない子守唄」、どれも秀作で、違った雰囲気の作品でした。この中で一番雰囲気が似ているのは、「ニューシネマ・パラダイス」かな。
登場する少年の顔が何処か似ていますね。それにしても長い作品でした。主人公のペッピーノの人生に焦点をあてた物語です。幼い少年時代から、青年時代、熟年→老年?とまるで駆け足のように物語は進んでいくのですが、あまりにも早く変化を遂げるもので、ちょっとついていけません。
成長して行く姿、何処か不自然な感じがするんですが。。。だってあまりにも似ていないじゃあないですか。突然時代が変わり、顔の雰囲気が違うのでペッピ―ノだとすぐに分からなくて(汗)(実はちょっと途中睡魔に襲われました・・・。)
少年時代のペッピ―ノ。貧しい牛飼い一家の次男として生まれた。小さな頃から家の仕事を手伝う。牛の乳を売って街を歩くんですね。
兄ニーノと農場で収穫の手伝いをすることも、、、、。
収穫のノルマが達することが出来ないとお尻を木にぶつけられたりと大変。子どもだからと大目には見てくれない。
学校では教科書を忘れたとビシバシとやられる。こんなことしたら、今なら先生が突きあげれるところでしょうね。
コテンパンにやられて終いには立たされ、、、、そのうちにうとうとなります。そこからペッピ―ノの波乱万丈な物語が始まります。
多感な青年時代にそして大人に成長していくペッピ―ノの姿へと展開していくわけです。一人の男の人生はあっという間です。そりゃ2時間半という限られた中ですから、仕方ないですが。
大人になったペッピ―ノに焦点が当てられます。
ペッピ―ノは政治の世界に足を踏み入れることに。。。そして同じ時期にダンス場で一目惚れした美しいマンニ―ナと出会い、激しい恋に陥ることに。
マンニ―ナ役のマルガレット・マデ、若かりし頃のソフィア・ローレン似の美女ですね。何でも世界的なトップモデルだそうです。非情に魅力的な女優さんです。
彼女の両親はペッピ―ノとの結婚には大反対!金持ちとの結婚を無理に決めてしまいますが、、、。2人の思いは強く、反対を押し切って駆け落ち同然となります。
まあお盛なこと!この時点で3人。またこの後2人の子どもを授かります。女の子はちょっと反抗的で気が強そうでした。
あらすじ(Movie Walkerより拝借)
太陽が眩しく輝き、風が荒々しく吹き抜けていくシチリアの町バーリア。牛飼いのトッレヌオヴァ家は貧しかったが、家族が力を合わせて、毎日を力強く生きていた。まだ幼い次男ペッピーノも、大人たちに連れられて農場や牧場で働く。子供とはいえ、大目に見てもらえることもなく、収穫数が足りなければ容赦なく賃金はカット。チーズ3つと引き換えに出稼ぎに行った牧場では、1冊しかない教科書をヤギに食べられてしまう。落ち込むペッピーノだったが、その地方に伝わる伝説を聞き、胸を躍らせる。それは、3つの岩山の頂に、一つの石を連続して当てることが出来たら、黄金を隠した洞窟の扉が開くというものだった。合間を見ては、繰り返し石を投げるペッピーノ。その一方で、時々父親とともに出かける映画館で無声映画を見ることも、彼にとってかけがえのない時間だった。こうしてペッピーノの少年時代は、笑いと涙が詰まった沢山の思い出に囲まれて過ぎてゆく。やがて世界中を巻き込んだ戦争が終わり、シチリアにもひと時の平和が訪れた頃。逞しい青年に成長したペッピーノ(フランチェスコ・シャンナ)は、世の中を良くしたいという理想に燃え、政治の世界に足を踏み入れる。同じ頃、彼は長い黒髪と大きな瞳が美しいマンニーナ(マルガレット・マデ)と出会い、激しい恋に落ちる。だが、貧しいペッピーノとの結婚に反対するマンニーナの両親は、金持ちとの婚約を勝手に決めてしまう。愛し合う2人は想いを貫くために駆け落ち。ついに教会で永遠の愛を誓い合う。愛する人と新しい人生に踏み出したペッピーノ。だが、幸せに満ちた彼を待っていたのは、世の中の矛盾、家族の死……。やがて時代は不穏な空気を孕み始める。そんな中、ペッピーノはあの岩山の伝説を試そうと、再び石を投げてみるが……。
ペッピ―ノの息子も映画好き。夕日のガンマンのフィルムを持っていましたね。
印象深い場面もいくつかありましたが、テンポが早いためや私自身の集中力の無さなどもあって、なかなか把握することが出来ません。
もう少し内容が集約されれば、分かりやすいのでしょうが、、、、。
キャストの顔が判別出来ず、誰が誰なのか?分かりにくいですね。
これは映画好きの次男だったと思います。ペッピ―ノとの関わりが深かったようですね、写真をしていましたね。
3つの岩山に1つの石を投げて、連続で全てに当てると黄金のある洞窟の扉が開くという伝説があるということで、幼いペッピ―ノは何度か挑戦していましたね。大人になった彼は再び挑戦します。
さて結果は?上手く当てられたら、本当に伝説どおりの事が起きるのでしょうかね。
美しい妻を娶り、子宝に恵まれ、、、、。いよいよ議員を目指すペッピ―ノ、この先は一体どんな人生が待っているのか?
場面は幼いペッピ―ノが学校で立たされているうちに眠ってしまい、目を覚ますというところに戻ります。
この場面も冒頭シーンですが、再びラストでもう一度映し出されます。一生懸命走っていたら空を飛んじゃうんですが、、、、。
唾が渇くまでに、、、、。なんて言われていましたね。
正直なところちょっとワケが分からなくて(笑)
解説(allcinemaより拝借)
「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が故郷シチリアの小さな町を舞台に、激動の時代を生き抜いた一人の男の波瀾万丈の一代記を綴る人生賛歌。シチリアの美しい風景をバックに、主人公を取り巻く人々の人生模様と家族の絆を活き活きと描き出す。主演はイタリア期待の若手フランチェスコ・シャンナ、共演に世界的トップモデルのマルガレット・マデ。
そうそうモニカ・ベルッチがちょっと出ていたんですね。何とかなり過激?な場面で・・・・・。
これを盗み観?というわけではないのですが、先生に生徒たちは授業中、窓からのぞいていたのでした(笑)
メディア | 映画 |
上映時間 | 151分 |
製作国 | イタリア/フランス |
公開情報 | 劇場公開(角川映画) |
初公開年月 | 2010/12/18 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | PG12 |
http://sicilia-sicilia.jp/