銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

パチャママの贈りもの

2010-02-09 | 映画:ミニシアター

 原題:EL REGALO DE LA PACHAMAMA

"パチャママ"は、先住民の言葉で、"母なる大地"という意味である。

京都シネマにて鑑賞。今週で上映終了ということで慌てて行って来ました。何と監督さんは日本人で、松下俊文さんという方です。長年NYに住み日本人向けの放送局でCMやドキュメンタリー番組を制作する仕事をされていたそうです。その松下さんがボリビアの白い大地に訪れたのは今から9年前、2001年の11月のことでした。


9.11事件がきっかけ、そしてウユニ塩湖の事が。。。。。

ストーリーもなく、ジオグラフィック的にこの地を撮りたい。そしてアンデスの風を撮りたい。人々の日常の暮らしを描いてみたいと思った。

そんな思いが映像となり、こんなピュアな作品に。。。。

どこまでも続く地平線、真っ白な塩の大地。そこで塩を取りだす仕事をする父サウシとコンドリ親子の姿が印象的。グローバルな社会とはまったく無縁のようだが。。。。

でももしそういう社会を見たら、コンドリ少年はどう感じるんだろう?やっぱり見せられるのかしら?なんて色々なことを考えながら、南米ボリビアの風景の美しさに魅せられ、食い入るように鑑賞した。


線路上には今は廃車となった列車が放置されている。

今はコンドリたちの楽しい遊び場だ。今やこんな情景は日本では見られないよね。

STORY(Movie Walkerより抜粋)

南米ボリビアにある広大なウユニ塩湖。そこはアンデスの先住民、ケチュアの人々が塩を採取して暮らす土地。そこに13歳の少年コンドリ(クリスチャン・ワイグア)がいた。学校に通い、友達と遊び、父親を手伝って堆積した塩を黙々と切り取る。貧しくも心豊かな日々を送るコンドリ。だが、季節の移ろいとともに彼の生活に変化が訪れる。大好きな祖母が亡くなり、友人は引っ越していく。そして今年、初めて父とキャラバンの旅に出ることになった。リャマの背に塩の塊を積み、アンデスの山々を越えて塩の道を行く3ヶ月の旅。彼と一緒に友人のコーリー(ルイス・ママーニ)も旅立つことになる。


キャラバンの途中、色々な出来事に出会うコンドリ。
リャマが怪我したことで悲しい思いを受けたり、リャマが盗まれるということにも遭遇

家で待つ妹たちに土産を買いたいが、そのためのお金がないという悲しさ。1ペソさえも大金というコンドリ親子。辛いところだ。


はるばる訪ねたコ―リーだが。。。。父は亡き人となっていた。


コンドリの父親(フランシスコ・グティエレス)が、コーリーを鉱山で働く父親の元へ連れて行ってくれと、コーリーのおばあさんから頼まれたのだ。道中、農家に立ち寄り、家畜のミネラル源となる塩を農作物と交換しながら続く旅。鉱山での悲しい出来事や父親への初めての反抗など、様々な経験を重ねながら、コンドリは旅の目的地マッチャの村へ到着する。村では、人々がお酒を作り、幸運を招くアルマジロ売りが出る賑わいぶり。父は1年ぶりに会ったおじさんとギターに似た楽器チャランゴを弾き出す。やがて、インカ帝国の時代から続く伝統のケンカ祭りティンクが始まる。そしてコンドリは、山里からやってきた美しい少女ウララ(ファニー・モスケス)に出会う。


コンドリはウララにほのかな思いを持つ彼女の着ている民族衣装もインパクトありますよね。

ところで彼らの言葉だが、スペイン語かなと思っていたらそうではありませんでした。何でもケチュア語 という言葉だそうで、現在ではボリビア、ペルーエクアドルチリ北部、コロンビア南部など主に南米大陸内で1300万人が使用している。ボリビアルーでは公用語の一つになっている。過去にはインカ帝国において公用語であった。


ボリビア産穀物の収穫。この穀物の名前を忘れてしまった(汗)

製作から完成まで。。。。

松下さん、2001年から2002年にかけての一年間で、シナリオハンティング、ロケーションハンティング、キャスティングを行い、NYに帰ってシナリオに取り組んだ。結果的に、制作に6年を費やし、監督、撮影、脚本のすべてを一人で手がけたという。


松下俊文監督

メディア 映画
上映時間 102分
製作国 日本/アメリカ/ボリビア
公開情報 劇場公開(ゼアリズエンタープライズ)
初公開年月 2009/12/19
ジャンル ドラマ
映倫 G

オフィシャル・サイト
http://www.pachamama-movie.com/

 

 

 

 

 

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インビクタス/負けざる者たち(2009)

2010-02-06 | 映画:シネコン

 原題:INVICTUS

ひとつの願いが、
ほんとうに世界を変えた物語。

あのクリント・イーストウッド監督の最新作ということで、楽しみにしていた作品です。

東宝シネマズ二条にて鑑賞。ネルソン・マンデラと言えば、2007年公開の「マンデラの名もなき看守」を思い出しました。この作品を観ていたので、マンデラ大統領については少しだけ予備知識がありました。
彼はアパルトヘイトに反対したため、27年という長い間ロベン島の刑務所に投獄されていました。一口に27年なんて簡単に言うべきじゃないけど。いやあ大変ですよね。人生80年として、3分の1も拘束状態だった。そんなマンデラ大統領、苛酷な状況に置かれていたのに、罪に陥れた人たちを恨んだりせず。。。寛容な態度で接するとは本当に大きな人だと思いました。

 


ネルソン・マンデラ にはモーガン・フリーマン
ある時、どの俳優に映画で自分を演じてほしいかと訊かれたマディバ(マンデラの愛称)は、『モーガン・フリーマン』と答えたと言う。


 STORY(ヴェルデオフィスより抜粋)

その大統領の誕生は、熱い喜びと、激しい怒りで迎えられた。1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領、ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)だ。
マンデラは就任早々、国の最大の問題を大統領官邸で目の当たりにする。白人の職員たちが新政権の下を去るべく、荷物をまとめていたのだ。マンデラは、すぐに全職員を集めて、「“過去は過去”だ。皆さんの力が必要だ。我々が努力すれば、我が国は世界を導く光となるだろう」と語りかける。
南アフリカは、問題を山のように抱えていた。不況、失業、犯罪増加 ― それらに立ち向かうためには、対立する黒人と白人をひとつにする ― それがマンデラの願いだ。


フリーマンはマンデラを演じる上で、もっとも重要な部分は練習してどうなるものではないと話す。彼に似せて演じることは避けたそうだ。自然に彼になることが必要であり、それこそ最大のチャレンジだったと。


手始めにマンデラは、大統領警護班に4人の白人を配属する。さまざまな人種で創る“虹の国”は「君たちから始まる」と言うマンデラに、「俺たちを殺そうとした連中ですよ」と反発する責任者のジェイソン。それでもマンデラは「赦しが魂を自由にする」と諭す。前政権に27年間も投獄された人の言葉に、ジェイソンは驚きながらも従うしかなかった。さらにマンデラは、意外な行動に出る。ラグビーの南ア代表スプリングボクスの試合を観戦したのだ。ラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴だった。長らく国際試合から追放されていたチームは、“南アの恥”と言われるほど、弱体化していた。


1年後、ラグビーのワールドカップが、南アで開催される。マンデラの中で、何かが閃く。その日からマンデラは、秘書のブレンダが心配するのも聞かず、どの政策よりもラグビー強化を優先するのだった。



まずは、チーム名を変えることを決定した国家スポーツ評議会を、「今は卑屈な復讐を果たす時ではない。我々の国家を築く時だ」と説得してやめさせる。次に、スプリングボクスの主将、フランソワ・ピナール(マット・デイモン)をお茶に招待し、指導者のあり方について気さくに語り合う。そして投獄されたロベン島で絶望した時、ある詩が立ち上がる力をくれたという体験を語る。車で待っていた婚約者のネリーンに「大統領の用件は何?」と聞かれ、「たぶんワールドカップ優勝だ」と答えるピナールは、大統領の真の目的に気付き始めていた。


ラグビーチームボクスの主将フランソワ・ピナール 役にはマット・デイモン
フランソワ・ピナールの役作りのため、南アフリカ人のアクセントをマスターしなければならなかった。しかし見てのとおり、この役には肉体的なチャレンジもあった。「出演が決まると、僕はすぐにインターネットでフランソワのことを調べ始めたんだけど、彼がかなり大柄なことを知ったんだ。それでクリントに、『この人、すごくデカいんだけど』と言ったら、『ふん、君はほかのことを心配しろ。それは俺が考えるから』と言われた」そうだ。実際にピナールと出会い、、『スクリーン上の僕はもっと大きく見えるから』と言ったのをえているよと言われたそうだ。
そしてマットは肉体を鍛え、見事に仕上げたそうだ。



過酷なトレーニングを続けるチームに、大統領から、PRの一環として各地の黒人地区でコーチをしろとのお達しが出る。「そんな時間はない」と怒る選手たちも、崩れかけた家に住む子供たちの、輝く瞳とはじける笑顔に触れた時、時を忘れて懸命にスポーツの楽しさを伝える。彼らの歓声が一つになった空き地には、「一つのチーム、一つの国」のスローガンが書かれた看板が立っていた。

1995年、遂にワールドカップが幕を開ける。サッカーファンだった黒人たちも、今やスプリングボクスを応援している。熱狂するスタンド、TVの前に集まる人々、南ア国民4300万人が見守る中、一国の、そして世界の歴史を変える“事件”が、始まろうとしていた ― 。

フリーマンもマットも役作りにかなり努力したんですね。スポーツを通して、国民を一つにまとめたマンデラ大統領の凄いパワーにも敬意を表したいですね。
ヒューマンドラマなので、地味ですね。エンタメ的な要素はありません。じわっと感激するお話でした。スポーツ好きの方にお薦めかも。


マンデラ大統領の政策はナイスでした

メディア 映画
上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2010/02/05
ジャンル ドラマ/伝記/スポーツ
映倫 G

「チェンジリング」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイト撤廃後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりを、ネルソン・マンデラ大統領と代表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生える絆を軸に描き出す。主演はモーガン・フリーマンマット・デイモン

製作総指揮にはモーガン・フリーマンが関わっています。

追記:ところで、オレ―♪オレ~オレ~レってサッカーの応援のときの歌じゃあないの?

原作はジョン・カーリン


オフィシャル・サイト
http://invictusmovie.warnerbros.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/



 

 

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ミレニアム ドラゴンタトゥーの女 MAN SOM HATAR KVINNOR

2010-02-04 | 映画:シネコン

 THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO

東宝シネマズ二条にて鑑賞。エンドクレジット中、席を立たれた方、特報が流れましたよ。何と第2部の映画化のお知らせがちょこっとありました。それもそのはず、本作の小説は3部作なんですね。

スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによる推理小説だそうです。残念なことにラ―ソンは第1部の発売も、シリーズの成功も見ることなく、2004年心筋梗塞で急死したということです。

本作の紹介、スト―リー等(ウィキぺディアさんより抜粋)

原題であるMAN SOM HATAR KVINNORは直訳すると「女を憎む男」であり、シリーズ全篇を通して、女性への偏見・軽蔑・暴◇がテーマとなっています。
本国スウェーデンでは、小説はもちろんのこと、2009年2月27日に公開されると、公開日週末の観客動員数は17万人を超え、人口の少ないスウェーデンでは滅多に見られない盛況ぶりで、スウェーデン映画としては大成功といえる結果だったとのこと。ベストセラーで、、「読まないと職場で話題に付いていけない」と言われるほどであった。また、フランス、ドイツ、アメリカをはじめ30カ国以上で翻訳され、全世界で800万部以上を売り上げた。第2部、第3部はテレビドラマ化のみだったようだが、第1部の興行成績が良かったということで映画化されることになったらしい。


そんな凄い作品らしいですが、少々上映時間が長くないでしょうか。もう終わりそうかなと思っていたら続くので、ちょっとくどいんじゃないのと思いました。原作の方はどうなんしょうかね?

またお国柄か?サスペンスでありながら、やはりヨーロッパティストぽいものがあるような感じがします。ハリウッドのようなカラッと雰囲気ではないです。むしろ暗いし重いという映像かもしれません。

STORY

実業家・ヴェンネルストレムの不正を報道した、雑誌『ミレニアム』の発行責任者のミカエル・ブルムクヴィスト。だが、名誉毀損の有罪判決を下され、『ミレニアム』から離れることを決める。それでもミカエルは、ヴェンネルストレムの違法行為を確信していた。


ミカエル・ブルムクヴィス役 (ミカエル・ニクヴィスト

時を同じくして、大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが、弁護士フルーデを通じて、ミカエルの身元調査を依頼していた。調査を担当したのは、背中にドラゴンタト○ーを入れた、少年と見紛うような小柄な女性、リスベット・サランデル


リスベット・サランデル 役(ノオミ・ラパス


ヘンリック・ヴァンゲル(スヴェン=ベルティル・タウベ)左

リスベットの調査から、ミカエルを信用に足る人物だと判断したヘンリックは、ミカエルにある仕事を依頼する。それは、36年前に一族が住む島から忽然と姿を消した少女ハリエット・ヴァンゲルの失踪事件の調査だった。ヘンリックは36年経った今も尚この事件に頭を悩まされ続け、一族の誰かがハリエットを殺したのだと信じきっていた。法外な報酬と、事件の謎を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させることもできる証拠を与えるという条件から、ミカエルは、この如何にも難解そうな依頼を引き受ける。

調査は予想通り難解を極めるが、36年の時を経て、ミカエルは新しい手がかりを発見する。
ところで、ヘンリックの依頼で秘かにミカエルの身辺調査を行っていた天才女性リサーチャー、リスベット、その後もミカエルのパソコンをハ○キ○グし続け、偶然にも事件を巡るある重要な切り口に気づきミカエルに助け船を出すことになる。情報提供者の正体を知ったミカエルは、リスベットに協力を要請、2人はコンビを組み真相究明に当たるのだったがやがて明らかになったのは、恐るべき連続殺人の真相とヴァンゲル家の繋がり、そしてハリエット失踪事件の顛末だった。


ヴァンゲル家の人々、この中に犯人がいるはず・・・?とヘンリックは睨んでいた。

※ハリエット・ヴァンゲル失踪事件 とは。。。。。

1966年9月22日、ヴァンゲル家は夕食会のためにヘーデビー島に集っていた。その日、島と本土を結ぶ橋で大きな事故が発生し、橋は約1日間不通状態であった。その日の夕食会にハリエットは姿を現さなかったが、皆さほど心配しなかった。翌朝、緊急事態に気付き、島中を捜索したが、ハリエットもその遺体も見つかることはなかった。 

犯人はヘンリックの予想通り、ヴァンケル家の人間でした。観ていても、あまりに多くの人が登場するので、わけがわからないくらい複雑です。ミカエルが警察の資料や写真から割り出すのですが、どうもその詳細や経緯が観ていても非常に理解しにくい感じです。犯人となる人物が異○性格者だということは分かりましたが。だけどリアルさはあまり感じとれないんですよね(う~ん何だかわけわからない)

むしろ前半のリスベットの生い立ちや彼女に絡む人たちの話のほうが言い知れぬドロドロさを感じさせ面白かったと思いました。


ニルス・エリック・ビュルマン弁護士(ペーター・アンデション

パルムグレン弁護士が脳卒中で倒れ、リスベットの後任の後見人になった奴。

リスベットを精神異○者だと決めつけ、自分の意のままになると思い、レ○プするが、体に「私はサ○ィストの豚、恥知らず、レ○プ犯です」という入れ墨を入れられるという報復に遭い、逆らえなくなる。このシーンはかなりエグさのありましたが、見ごたえあり。。。。。
パソコンを購入したいと申し入れるリスベットの弱みにつけ込む嫌な弁護士。

リスベット・サランデルの人物像

24歳。ミルトン・セキュリティーのフリーの調査員。情報収集能力に長けており、調査対象の人物の秘密を暴き出す能力がずば抜けて高い。感情表現が乏しい。映像記憶能力がある。

髪を極端に短く刈り、鼻と眉にピアスを付け、左の肩甲骨から腰の当たりにかけてドラゴンタト○ーを、首には長さ2cmのスズメバチのタト○ーを、左の二の腕と足首の周りに帯状のタト○ーを施している。赤毛の髪を黒に染めている。遠目に見たら痩せぎすの少年と見紛うほど、拒○症のように痩せた青白い肌をしている。身長154cm、体重42kg。

中学校を中退し、高校には進学していないが、文章能力が大変優れている。またコンピューターの知識にも優れ、ハッ○ング能力も高く、“ワスプ”という名ではハッカー仲間から畏敬の念を抱かれているほど。質問されても何も答えずに黙っているため、責任能力がない問題児の烙印を押され、後見人を付けられる。


コンピュータ―の故障をプレイグに依頼するリスベット

リスベットより3歳年上の友人。身長189cm、体重152kg。ハ○カー

正常な社会生活ができないため、障○年金を受け取って生活している。

日本でも2009年のミステリー界に一大センセーションを巻き起こすなど全世界で話題騒然となったスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作を映画化した北欧発のミステリー巨編。本作はその第1弾。社会派ジャーナリストの主人公と社会を拒絶して生きる小柄な天才ハ○カーのヒロインが手を組み、孤島に暮らす大企業の経営者一族を巡る血塗られた謎に迫っていくさまを、巧みなストーリーテリングでスリリングに描き出していく。主演は「歓びを歌にのせて」のミカエル・ニクヴィスト。かつてない個性的なヒロイン像で熱狂的なファンを生み出したリスベット役には本作が初の大役となるノオミ・ラパス。

監督:ニールス・アルデン・オプレヴ

早川書房『ミレニアム』

メディア 映画
上映時間 153分
製作国 スウェーデン/デンマーク/ドイツ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2010/01/16
ジャンル ミステリー/サスペンス
映倫 R15+

オフィシャル・サイト
http://www.millenium-lefilm.fr/ (仏語)
オフィシャル・サイト
http://millennium.gaga.ne.jp/


 

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パーフェクト・ゲッタウェイ◇◆A PERFECT GETAWAY

2010-02-02 | 映画:ミニシアター

新京極シネラリーべにて鑑賞。


裏の裏の裏???でようやく新犯人が分かる。最初からこのパターンは見え見えだ。だけどそれでも面白いかった!何でかな?犯人像も意外な人物でした。意外な人物というのもありがちなパターンですが。。。。しかしこの作品、意外に面白いんですよね。


映画ブログ仲間のkiraさんから面白いと聞き、シアターへ足を運びました。もう少しで見逃すところだった(汗)実はシネコンでの上映ではなく、新京極のミニシアターのみの上映。たまたまこの映画館の前を通りがかって、上映されていることを知りました。良かった!すでに上映から1週間過ぎてましたよ。

主演はあのミラ・ジョヴォヴィッチ +5人の男優さんと女優さん。そのうち3人がメインです。正直ほとんど馴染みのない方ばかりです。(でも皆さん、かなりキャリアのある方のよう)そういえばミラ主演の最新作「フォース・カインド」を先日観たところだけれど、今一つだった。今回はどうかな?と少々不安もあったけど、kiraさんのお薦めということで、期待度アップ

さて予想以上に面白かったです。上映時間は1時間40分ちょい。最近では珍しく、2時間を切る作品。

STORY

地獄と化した、地上の楽園。
誰も信じてはいけない。
何も見逃してはいけない

世界中の人々が憧れ愛する、地上の楽園ハワイ。透き通った青い海と眩しいほどの緑色で包まれたジャングル。
新婚旅行でその地を訪れる人々は後を絶たないが、クリフ(スティーヴ・ザーン)とシドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)も同じく、幸せ絶頂のハネムーンでハワイに訪れていた。


強い女のイメージのミラが甘い新婚さん役で登場!!

カウアイ島のガイドに教えてもらった、2日間以上かけて歩かないと到達できないハワイで最も美しいビーチを目指してトレッキングをしながら、ふたりきりで新しい人生の門出を祝っていたが、道中でニック(ティモシー・オリファント)とジ―ナ(キエレ・サンチェス)。そしてケイル(クリス・ヘムズワース)とクレオ(マーリー・シェルトン)という2組の別のカップルと知り合いになる。互いに目的地へと進んでいた。


ニック&ジ―ナと共に行動することになるクリフ&シドニー

トレッキング中、やはり同じようにビーチを目指している別のグループと出会い、彼らからオアフ島で新婚のカップルが殺される事件が起こったという話を聞いてしまう。

しかも犯人たちは自分たちのいるカウアイ島へと逃げて来ているらしい。引き返すべきか迷い始めていた6人だったが、しばらくすると「犯人は1組のカップル」というニュースが流れてくる。それを聞くやいなや、彼らの間には不穏な空気が流れ始める。

この中の誰かが犯人なのか?

市街地から遠く離れ、救助さえ及ばない場所で、誰もが誰を信用したらいいのかわからなくなり、生き残りを賭けた壮絶な戦いが始まる。そして“楽園”は一瞬にして“地獄”と化してしまう。その先には衝撃の結末が待っているとも知らずに・・・・・。

お話は複雑ではなく、いたってシンプル。2人組の男女・6人の中に必ず犯人が潜んでいるのだから、証拠となる決め手を観客も探さなければいけない。

話の中盤辺りで、ケイル&クレオのカップルが犯人だとされ、警察がヘリで2人を捕えられるという場面がある。。。。犯人だという物的証拠もあったり。被害者が抜かれた歯を隠し持っていたりして、これが決め手のような??
ところがそうじゃあないわけで・・・・・。こんなに早く解決するわけない。消去法でいけば、ケイル&クレオカップルは関係ないという話に行き着きます。


でもケイル&クレオは何か怪しいって感じがしたんだけどね。

ということは残り2人組のどちらかだ。いよいよどちらかに判定は下されるというハラハラドキドキ状態。

ネタばれではないですが、犯人特定のある証拠は下記のとおり

ところで気がつかなかったというか、今から思いだしてみると、犯人として疑う要素は場面に幾度となく登場したんだけど、それに気付かなかった。携帯でウェブサイトから事件の事を調べたり、誰かさんのリュックを物色するところなんかは怪しかったのに。。。。完全に騙されてしまいました。

ラスト終了少し前にだんだんそのベールは剥がされる。もうここまでくれば、どちらのカップルが真犯人だということも分かる。
オチが見え見えなのに、面白いのは何でなのか?多分それは誰を中心として物語が展開していくところにポイントがあるのかもしれない。まさか?主人公が?という発想はまずないが。。。。。ところがこの作品はそうじゃなかった。


ニックが怪しい!と二人は陰でぼそぼそ


ニック役ティモシー・オリファントはヒットマンでスキンヘッドでした。


さてニックはビジュアル的に結構イケてる男、それに比べてクリフは何処か冴えないし、頼もしいように見えない。ちょっとタレントのケント・デリカットに似ていて、3枚目なキャラである。だからどう見ても人の悪そうな感じがしない。恋人にしたい男性というより付き合うには安心な友達というキャラですな。

まあここまで書くとなるほどオチは分かりますよね。ただよく分からなかったのは殺人者の動機です。そして相手とは本当に恋人関係だったのか?その辺はちょっとわけありのような経緯が見え隠れします。

ハワイの人里離れたビーチを目指しトレッキングを楽しむ新婚カップルが、殺人犯かも知れない2組のカップルと遭遇し、疑心暗鬼と死の恐怖に襲われるさまを、予測不能の展開でスリリングに描いたサスペンス・スリラー。出演は「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチ、「ヒットマン」のティモシー・オリファント、「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のスティーヴ・ザーン。監督は「ビロウ」「リディック」のデヴィッド・トゥーヒー
(allcinemaより抜粋)

デヴィッド・トゥーヒ―監督

 

メディア 映画
上映時間 97分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(プレシディオ)
初公開年月 2010/01/23
ジャンル サスペンス/ミステリー
映倫 R15+

シドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ

容疑者6人 犯人2人。さて真犯人は誰なのか??

公式サイト (日本語)

公式サイト (英語)


 

 

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2月になりました。気になる映画に観たい映画♪

2010-02-01 | 映画全般

2010年も早や1カ月が過ぎました。いよいよ2月に突入しました!
節分ですよ!鬼は外、福は内

さて今月も色々な作品が登場します。いつものようにシネコン上映作品とミニシアター上映作品を紹介してみたいと思います。

まずはシネコン公開作品から。。。。

2月5日公開予定作品

インビクタス/負けざる者たち

ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を、『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッド監督が映画化した感動のドラマ。反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描く。主演は『ダークナイト』のモーガン・フリーマンと、『インフォーマント!』のマット・デイモン。新旧の名優たちが熱演する実話を基にした物語に胸が震える。

50歳の恋愛白書 

戯曲家アーサー・ミラーの娘で、作家・脚本家・映画監督のレベッカ・ミラーが小説「The Private Lives of Pippa Lee」を書き下ろすうち、映画にしてはどうかと考えはじめ、小説が完成するのを待たずに脚本の執筆を開始したというラブストーリー。
主人公のピッパを『フォレスト・ガンプ/一期一会』『消されたヘッドライン』のロビン・ライト・ペンが演じる。

2月6日公開予定作品

抱擁のかけら

『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスにとって、4度目のコラボレートとなる恋愛ドラマ。

2月12日公開予定作品

バレンタインデー 

バレンタインデーに色めき立つロサンゼルスを舞台に、ハリウッドを代表する俳優たちが悲喜こもごものストーリーを繰り広げる恋愛群像劇。メガホンを取るのは、『プリティ・ウーマン』『カーラの結婚宣言』のゲイリー・マーシャル。シャーリー・マクレーンやキャシー・ベイツにジュリア・ロバーツ、アシュトン・カッチャー、ジェシカ・アルバといった、ベテランから若手まで豪華なキャストが勢ぞろいする。ロマンチックなばかりではないバレンタインデーを過ごす男女15人の愛の行方に注目。

2月13日公開予定作品

ボーイズ・オン・ザ・ラン

うだつの上がらない青年が不器用にもがく姿を描く花沢健吾原作の同名漫画を映画化した青春ドラマ。

2月19日公開予定作品

恋するベーカリー 

人気ベーカリーを営む女性実業家が、自分らしい人生を手に入れるために奮闘するハートウォーミング・ストーリー。監督は『ホリデイ』の女性監督ナンシー・マイヤーズ。『プラダを着た悪魔』の名女優メリル・ストリープが主人公の女性実業家にふんしている。

2月26日公開予定作品

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

アメリカでベストセラーとなった児童文学「パーシー・ジャクソン」シリーズを、「ハリー・ポッター」シリーズの第一弾と第二弾でメガホンを取ったクリス・コロンバス監督が映画化した奇想天外なファンタジー・アドベンチャー。神と人間のハーフである少年がたどる冒険の旅を描く。主人公のパーシーを演じるのは、『3時10分、決断のとき』でクリスチャン・ベイルの息子を演じたローガン・ラーマン。ギリシャ神話に登場する神や怪物にふんする、ピアース・ブロスナンやロザリオ・ドーソンにも注目。

2月27日公開予定作品

しあわせの隠れ場所

ホームレス同然の生活からアメリカン・フットボールのプロ選手になった少年の実話を映画化した感動的な人間ドラマ。裕福な家族と黒人少年との、偶然の出会いと深いきずなを丁寧につづる。魅力ある母親を好演したサンドラ・ブロックが、2009年の数々の映画賞を受賞。さらに、カントリー歌手のティム・マッグロウや実力派のキャシー・ベイツ、本作の少年役で本格的にデビューするクィントン・アーロンらが共演。

ミニシアター公開作品

2月13日公開予定作品

アバンチュールはパリで

妻をソウルに残し単身パリを訪れた画家ソンナム。妻を気にかけながらも、彼の心はそこに現れた溌剌とした画学生ユジョンに奪われてゆく。恋の街パリで展開される、洗練された会話あふれるしなやかな恋愛コメディ。

ユキとニナ

ユキはフランス人の父と日本人の母とパリで暮らす9歳の女の子。ある日、母から父と別れてユキと日本で暮らそうと考えていることを告げられ、ショックを受ける。親友であるニナと、ユキの両親を仲直りさせるために作戦を立てるがうまくいかない。とうとう2人は最後の手段として家出をするが、深い森へと迷い込んでしまう…。ヨーロッパで高く評価される諏訪敦彦監督が、自身の監督した『パリ・ジュテーム』の一篇「ヴィクトワール広場」に出演した、名優イポリット・ジラルドとの共同監督で、丁寧に作り上げた本作。映画初出演となった“小さな大女優”ノエとアリエルの活躍もあり、複雑な子供の内面を見事に表現した傑作となった。

海角七号 君を想う 国境の南

今はない住所“海角七号”宛ての未配達の七通の手紙。それは、敗戦によって引き揚げた日本人教師が、愛しながらも別れなければならなかった台湾人女性へ送ったラブレターだった…。台湾で社会現象にまでなったヒット作、遂に登場!

2月27日公開予定作品

(500)日のサマーアバンチュールはパリで
アバンチュールはパリで
建築家を夢見つつグリーティングカード会社で働くトムは、秘書として入社してきたキュートなサマーに一目惚れ。運命の恋を信じるトムだったが、サマーは真実の愛を信じない女の子だった…。全米で公開4週目にしてトップ10入りの快挙を成し遂げ、観客のハートをぎゅっと掴んだラブストーリー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードンが傷つきやすい男心を繊細に演じ、音楽ユニット「シー&ヒム」としても人気でファッション・アイコンとして熱烈に支持される女優ズーイー・デシャネルが魅惑的なサマーを好演。監督は数々のミュージッククリップを制作してきた俊英マーク・ウェブ。センス溢れる音楽と演出で、恋の甘さやほろ苦さを描く!

伝説の三部作が遂に甦る
ヴィターリー・カネフスキー特集

◎動くな、死ね、甦れ!

●ひとりで生きる

○ぼくら20世紀の子供たち

締めて15本の作品、さてどれだけ観れるか?まだ1月に鑑賞予定だったものも残っていますが。。。。結局スル―することになりそうな?感じもします。

 

 

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パラノーマル・アクティビティ(2007)PARANORMAL ACTIVITY

2010-02-01 | 映画:シネコン

 MOVX京都にて鑑賞。


こんなに多くの若者がシアターにやって来るのを見たのは初めてですわ。私の姪(中学2年)もこの作品に関心があるらしく、随分前から楽しみにしているようでした。見渡したところ、20代~30代の男女で、そのうち女性が半数以上占めていたような感じですね。
2009年秋、世界中を震撼させるニュースが駆け巡った。わずか15000$(約135万円)?他の記事では、11000$(約100万円)と記されているが。。。。どちらが本当なのかしらね。とにかく低予算なのは確か。


そして映画全編が監督の自宅で撮影され、7日間で完了した。さらに編集作業は監督が所有するパソコンを使って行われたそうだ。

ところが前半の頭、爆睡状態(汗)始まりからそんな事になってしまい。。。。
情けないことになりましただから最初の部分は覚えておりません。
眠気を克服して、仕切り直しまして、何とか鑑賞しました。
何やら怪しげな雰囲気はムンムンしますが。撮影開始から何日目の夜というカウントも入り、まさにドキュメンタリーぽく見えます。

調べたらやっぱり、モキュメンタリーの手法が使われているそうで。「フォースカインド」とちょっと似ています。

STORY(nifty映画より抜粋)

映画史に残る衝撃をあなたは目撃する・・・
平凡な一軒家で幸せに暮らす若いカップル。
しかし毎晩寝付いた後に家の様子がいつもと変わっていることに気づく。
少女の頃から不可思議なことが起き続けているケイティは、その原因は自分にあるのでは?と感じていた。
彼女の恋人であるミカは自分たちの家に起こっている“何か”をはっきりさせるため、生活の一部始終をビデオカメラで撮影することにする。
テープが回り始め、ミカの執着が大きくなっていく一方で、ケイティは不安を募らせていた。
なぜならその“何か”は、ビデオカメラで撮影されることを嫌がっているような気がしたのだ。
ミカはケイティの忠告には耳を傾けず、自らの家と、自らが愛する女性を守るため、カメラを回し続けることを決断する。
真夜中、2人が眠りについた後、何が起きているのか・・・。
ビデオには衝撃の映像が映っていた。

本作が出来るまで

イスラエル生まれの監督、オーレン・ペリ(38)の、元々の職業はビデオゲームのプログラマー(90年代には本作の主人公の一人、ミカと同じデイトレーダーだった)。映画製作はずぶの素人だった彼が本作を撮ることになったきっかけは、06年にサンディエゴの自宅で、奇妙な物音を聞くようになったことだという。。「幽霊がいたとは言わないけど、論理的に説明できないなにかが起こっていたのは確かだ」。そこで彼はこう思いついたという。「僕の中のコンピューター・オタクな自分が、“じゃあ、ビデオカメラを設置して、そこでなにか恐ろしいことが起こっていたらどうなるだろうって囁いた興味深い映画ができるかもしれないって思ったんだ」。
ぺリは自腹をきり、15000ドルという製作費で、この作品を撮ることを決意。LAに飛び、経験の乏しい2人の無名俳優をキャスティングした。
最初に書いたように監督の自宅で撮影された本作、監督の指示に従い、二人の俳優は即興で演技をした。撮影クルーは誰もいなかった。ペリは、ホームビデオ・スタイルのスリラーを作りたかったので、主演俳優にカメラマンを兼任させたというわけだ。「凄くタイトなスケジュールだったよ」。ミカ役のミカ・スロートは語る。「僕らは毎晩、朝の3時とか4時まで撮影していたからね。毎日、夜明けごろ目を覚まし、撮影をして、昼寝をし、また撮影の繰り返しだった」。

2007年のスクリームフェスト・ホラー映画祭2008年スラムダンス映画祭などで上映された。これがきっかけでドリームワークスからオファーを受けることに。
ところが映画の配給権ではなく、スター映画としてリメイクするためのリメイク権を買いたかっただけだったそうで。これに対して監督は快く思わなかったようだ。
本作のプロデューサーに就任することになる元ミラマックス社の取締役、ジェイソン・ブルームが、ドリームワークスのこの350,000ドル(約3,200万円)のオファーを受け入れるべきだとペリを説得した。リメイクするのではなく、この映画を劇場公開するようスタジオを説得すると彼は誓ったらしい。

とにかく劇場公開にこぎつけた本作だが、エンディングに満足できないとあのスピルバーグが言ったため、パラマウントから受け取った再撮影費4,000ドルで、エンディングを撮り直した。

もう1つのエンディングがあった?!(nifty映画より抜粋)

『パラノーマル・アクティビティ』には、スピルバーグのアドバイスを受けて完成させた劇場版のもの以外に、2つ以上の異なるエンディングが存在するという。その中の一つが、既に全米でリリースされた本作のDVDとブルーレイに収録されているので、その内容をここで紹介。

ケイティが絶叫を上げているのを耳にし、ベッドを飛び出し階下に駆け下りていくミカ。すると、ケイティとミカの恐ろしい叫び声が聞こえてくる。何者かが階段を上ってくる足音が次第に大きくなり、誰かが寝室の扉の前に辿り着いたのがわかる(ここまでは劇場版と同じ)。暗闇の中に、ケイティの姿が映しだされる。手には包丁を握っており、シャツには血が付着している。部屋に入ってきた彼女は、扉を閉めてカメラに近づいてくる。固定カメラを見ながら、彼女は包丁で自分の喉を切り、血しぶきを上げながらその場に倒れる。THE END。

YouTubeにアップされたものの即座に消去された、オリジナル版のエンディングと思われる、もう一つのエンディングはこんな感じ。寝室に戻ってきた血まみれのケイティは、ベッドに寄りかかり、茫然自失としたまま数日を過ごす。電話をかけても誰も出ないのを不審に思った友人のアンバーが二人の家に駆け付け、ミカの死体を発見。アンバーの通報によりやってきた警察官が、2階で包丁を持ったケイティの姿を発見する。寝室の扉が突然閉まり、警官がケイティに向けて発砲、彼女を銃殺する。THE END。

エンディングがいくつか存在するというのもなかなか面白い話です。でもね何か大騒ぎするほど、そんなに恐怖を感じるような作品とは思わなかったのですが・・・・・。

確かにラストの叫び声や階段を昇って来るあの足音にちょっとドキドキしましたが。そこまで身の毛がよだつほどではないような感じ。むしろ観客の方の「きゃあ~!」という悲鳴のほうがびっくりしました。

メディア 映画
上映時間 86分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(プレシディオ)
初公開年月 2010/01/30
ジャンル ホラー
映倫 G
オフィシャル・サイト
http://www.paranormalactivity-movie.com/ (英語)
オフィシャル・サイト
http://www.paranormal-activity.jp/




 

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