ぼくって、結構「ミーハー」なところもありまして、
「あっカワイイ~」
なーんて、まるで中学生・高校生みたいな感覚で
誰かのファンになること、あるんですよ。
でも、さすがに、「カワイイだけ」だと
熱はすぐさめますけれどね。
スリムで丸顔、クリッとした目の美人ピアニスト、
山中千尋(やまなか ちひろ)の存在も、
TBSのテレビ番組「情熱大陸」で知りました。
そして、そのカワイラシサゆえに
「一度じっくり聴いてみなくては」と思いました。
そういうわけで買ったのが、
彼女のデビュー・アルバム、「Living Without Friday」です。
「Living Without Friday」 2001年
☆山中 千尋(pf)
☆レイ・パーカー(b)
☆オリヴィエ・スーシー(drs)
「When October Goes」 2002年
☆山中 千尋(pf)
☆ラリー・グレナディア(b)
☆ジェフ・バラード(drs)
「Leaning Forward」【DVD】 2003年
☆山中 千尋(pf)
☆ベン・ストリート(b)
☆ベン・ペロウスキー(drs)
エレガントで知的なピアノだと思いました。
そして、彼女のピアノが見せるいろんな表情のステキなこと。
ソフトで軽やかであり、大胆で豪快でもあります。
時にはブルージーに、時にはエキゾチックに、
華やかでもあり、また静謐感のある内省的な音楽でもあります。
なにより魅力的なのは、
既存の枠にとらわれない独創的な彼女自身の世界、
そしてその自身の世界を大切にしているところ、
ではないでしょうか。
山中千尋の音楽に対するぼくの熱は、
すぐにさめることはないでしょう。