ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

印象的なギター・リフ 10撰

2009年04月13日 | 名曲

 
 ロック少年が憧れるのはギター・ヒーロー!
 ヴォーカリストとともにフロント・ラインに立ち、派手なアクションと華麗な指さばきでロック小僧を魅了してゆく!
 ぼくら小僧っ子が偶像視していたスーパー・ギタリスト、数限りなくいますよね。
 今日は、それら名手が生み出してきた、カッコよいギター・リフの数々をご紹介してみたいと思います。

 
 ちなみに「リフ」とはギター、もしくはキーボードその他によって反復して演奏される、短めのテーマのことを言います。
 ハード・ロックやヘヴィ・メタルあたりの曲ではさかんに聴かれるリフですが、ぼくは最近のヘヴィ・メタルはそんなに聴いてないので、60~70年代のものを中心に、「マイ・ベスト・ギター・リフ ベスト・テン」を発表してみようと思います。やはりハード・ロック系のものが中心になると思いますが。。。


次点 サティスファクション(ローリング・ストーンズ)
    紫のけむり(ジミ・ヘンドリックス)
 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」とか「スタート・ミー・アップ」などで聴かれるリフもカッコいいですよね。キース・リチャーズの余裕しゃくしゃくのプレイが曲を引き立ててますね~
 「紫のけむり」はジミ・ヘンの代名詞的ヒット曲。「ブードゥー・チャイル」のリフなんかもサイケっぽくて良いです~ 

⑩黒い炎(チェイス)
 これは唯一ブラス・ロックの範疇から選んでみました。トランペット4本のアンサンブルで炸裂させるパワフルなリフ、派手ですね~ カッコ良いですね~ シビレますね~ 

⑨マイ・シャローナ(ナック)
 トトタタトッタ、トッタ、トトタト、トトタタトッタ、ジャーンジャジャジャーン!
 ベースとドラムスの刻むシンプルなビートにギターが乗っかってきます。このリフもなかなかに有名です。曲の間奏のギター・ソロもノリノリでロックしてますね~
 「ビートルズの再来」とも言われた「ナック」でした。

⑧ウォーク・ディス・ウェイ(エアロスミス)
 「踊るさんま御殿」のエンディング・テーマに使われているんでしたっけ。たしかRUN D.M.C.がこの曲をリバイバル・ヒットさせたんですよね。
 不良少年を思わせるスピード感のあるリフですね。

⑦アイアン・マン(ブラック・サバス)
 かつてプロレスのロード・ウォリアーズが登場する時のテーマ曲でした。「I am iron ma~n」という不気味なMCの後に登場する、トニー・アイオミの弾くヘヴィなフレーズがたまらなくカッコ良かったです。「パラノイド」なども有名ですよね。

⑥いとしのレイラ(デレク&ザ・ドミノス)
 何本かのギターがオーヴァー・ダヴィングされている、よく練りこまれた、スケールの大きなリフ。ギタリストはエリック・クラプトンとデュエイン・オールマンです。親友ジョージ・ハリスンの奥さんを好きになってしまったエリックの、悲しいラヴ・ソングです。

⑤21世紀の精神異常者(キング・クリムゾン)
 ギターとサックスのフリーキーなユニゾンが不穏な雰囲気を醸し出していますね。何事かが起こる前触れのような、不安感に満ちたリフです。キング・クリムゾンというのはプログレッシヴ・ロックの範疇に入るバンドですが、この曲のリフはハード・ロックそのもの。「レッド」のリフなんかもヘヴィですよね。なお、タイトルは、今では「21世紀のスキツォイド・マン」と改題されていますが、これはちょっと無意味な言葉狩りではないでしょうか。

④サンシャイン・ラヴ(クリーム)
 エリック・クラプトンによるこのリフも有名ですよね。70年代にベイ・シティ・ローラーズから分立したイアン・ミッチェル率いるロゼッタ・ストーンがこの曲をカヴァーして話題になりました。ハード・ロック、ブルース・ロック、ジャズ・ロックなどにカテゴライズされるクリームですが、ほかにも「スプーンフル」「アイム・ソー・グラッド」などの火花が散るようなインタープレイを売り物に、人気を獲得してゆきました。

③迷信(ベック、ボガート&アピス)
 「迷信」はステイーヴィー・ワンダーの作によるR&B系の曲です。BB&Aはこれをハード・ロック風に処理し、ギターとベースのユニゾンでこのリフを展開していますが、後半はそれぞれリフをモチーフにした演奏を展開しています。ジェフ・ベックと言えば、のちの「スキャッターブレイン」の変拍子リフも人気が高いですよね。

②胸いっぱいの愛を(レッド・ツェッペリン)
 シンプルだけれども圧倒的なエネルギーに満ちた、ブルーズ・フィーリングが感じられる名リフだと思います。ジミー・ペイジという人はまさにリフ職人で、このほかにも「ハートブレイカー」「ブラックドッグ」などの名リフを生み出しています。

①スモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープ・パープル)
 ギターを手にしたロック小僧が楽器店の試奏で必ず弾いたと言われているのが「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフです。たしか映画「ウェインズ・ワールド」だったかで、あんまり試奏が多いので、楽器店に「『天国への階段』禁止」の張り紙が貼られてあった、というジョークがありましたが、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」もそれに匹敵するロックの古典です。初心者ギタリストはほとんど必ずこの曲のリフを最初にマスターしていたような気がします。リッチー・ブラックモアもリフを生み出す名人で、この他にも「ブラックナイト」「紫の炎」など、名だたる名リフを発表しています。


 やはりリフというのはギター中心のハード・ロック・バンド、ヘヴィ・メタル・バンド(違いがよく分かりませんが・・・汗)から生み出されることが多いようです。AC/DC、アイアン・メイデン、ガンズ&ローゼス、メタリカ、などなど・・・。この他にも長い夜(シカゴ)、アメリカン・バンド(グランド・ファンク)、オールライト・ナウ(フリー)、ジャンプ(ヴァン・ヘイレン)、パワー・オブ・ラヴ(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、20センチュリー・ボーイ(T.レックス)などなども忘れられない名リフですよね。


 ハード・ロック・ギターとギター・リフとは切っても切れない間柄です。 



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コメント (6)
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