
12月には、我が家では父の法事を行います。
この機会には、故人の思い出話を交わしたり、人柄を偲ぶなど、感謝の気持ちが起こります。
思えば、私たちのいのちの始まりには、必ず父母がいます。
さらにその父母にも、それぞれ父母がいます。その先代には、あまたの人が生きていました。
先代の人々は、どのように生き、次の世代に何を願い、いのちをつないできたのでしょうか。
その生きざまや願いを想うとき、自分もいのちを大切にしたいと思います。
そして、はるか彼方の過去から、ずっと先の未来へ連綿と続く家族のヒストリーのなかに、いま自分が存在していることを、あらためて見直すのです。
それは同時に、先人から受け継いだいのちを大切に思い、それを後継者につないでいくという役割・使命を自覚することになります。