「昼のお星は眼にみえぬ。見えないけれどもあるんだよ」(金子みすゞ)
目に見えないもののなかにこそ、じつは、大切なことがあるのではないでしょうか。
東日本大地震の直後、さかんに流れていたACのCMに、「思いは見えないけれども、思いやりは目にに見える」というフレーズがありました。
そして高校生ぐらいの男子生徒が、おばあさんの手をひいて階段をいっしょに昇っていく映像が映し出されていました。
クラスの中で、困っている生徒に対して、言葉をかけたり、行動を起こすことが道徳的には重要視されます。
しかし、そもそも友だちが困っていることに気がつかなければ、言動で表すことはできません。
とかく関心が自分に向きやすいこの時代にあって、他者が困っていることに気がつく生徒になってほしいと思います。