箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

将来の居場所づくりに関係する男性の育休

2024年12月22日 06時24分00秒 | 教育・子育てあれこれ

2023年度の男性の育休取得率ははじめて3割を超えました。


少し前までは1割程度でしたので、少しずつですが男性の育休をとる人は増えてきています。


でも、まだ半数以上がとらないというのが現実です。


それはなぜでしょうか。


▪️収入を減らしたくなかった

▪️職場の理解がなかった

▪️自分にしかできない仕事があった

▪️業務が忙しい

などの理由を答えています。


育休をとった男性たちも、収入が減ることや職場での引き継ぎがたいへんとは、たしかに言います。


しかし、育休をとってよかったと口をそろえて言います。


育休が明けても、要領よく仕事をこなして早めに帰宅するなど、積極的に子育てをしているようすがうかがえます。


育休取得で生じる影響は業務の引き継ぎなどのたいへんさはあったとしてと、一時的なものが少なくないのではないでしょうか。


男性の仕事一辺倒は収入は安定するかもしれませんが、あとになって子育てにかかわる経験が少なくなり、後年になって家庭での「居場所」のなさに気づくことにもなりかねません。


仕事は一時的なものですが、家族関係はずっと続きます。


育休取得をためらったり、迷っている男性は、そのような点も踏まえ検討してみるといいかもしれません。





コメントを投稿