箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ひたむきな花 山茶花

2024年10月27日 18時05分00秒 | 教育・子育てあれこれ
最近は、公園などでたき火をすると怒られますし、する人もいません。

童謡「たき火」の歌も昔の時代背景をもとにつくられました。

ですから、童謡はふるくから多くの人びとや子どもにうたわれてきましたが、時代の変化とともにあわなくなるともあります。

いまの子どもがたき火と聞いても、知らない子が多いのではないかと思います。

ただ、この歌の2番では、次のような歌詞があります。


さざんか さざんか 咲いた道
たきびだ たきびだ 落ち葉たき
・・・・・

街中でのたき火はなくなりましたが、さざんか(山茶花)はいまも健在です。

冷たい木枯らし1号の北風を受けても、耐えて花を咲かせます。

その意味で、花言葉は「ひたむきな愛」、「謙虚」などになります。

山茶花と椿は姿形がよく似ています。

でも、花の咲く時期がちがいます。

また、椿は落花のとき。花ごとポトリと落ちますが、山茶花は花びらが一枚ずつおちます。

さらに、葉の周りにギザギザがあるのが山茶花であり、椿の葉にはありません。

秋の日暮れは釣瓶落とし。

凛とした山茶花の花を見かけたら、移りゆく季節を想うことができます。