2015年の頃でしたでしょうか。
あるビジネス雑誌に、「これからの日本では観光産業が多くのビジネスチャンスを生み出す」という記事がのっていました。
そのとき、わたしは「そうなのか」という捉え方しかしていませんでした。
その後、政府や民間企業は、増加するインバウンドを迎え入れるインフラの整備に力を注いできました。
たとえば、宿泊施設を整備したり、交通機関を新設し、積極的な受け入れ拡大に力を注いできました。
その結果、新型コロナウイルス感染拡大の期間は、インバウンドは激減しましたが、5類への移行と円安が追い風になり、今はコロナ前の水準を上回るようになっています。
また、SNSによる個人の情報発信が何千人という外国人を日本に招き寄せます。
その増加とともに、オーバーツーリズムの問題が深刻化してきています。
2024年6月に、観光庁長官は6000万人という目標は「十分に達成することが可能だ」と述べ、日本にはまだ知られていない地域がたくさんあり、観光資源は無限だ」と強調していました。
持続が可能な観光とは、観光客の利益と地元の人びととの生活、環境、史跡の保護との間でバランスをとるものです。
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