箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

自分らしさとは

2024年09月10日 07時43分00秒 | 教育・子育てあれこれ
中学生の心はやわらかく、揺れ動きます。

お皿にのせたゼリーのようなものです。

今まで、疑問をはさまず聞いていた親や教師の言葉に「そうだろうか、違うと思う」のように、自分の考えが育ってきます。

この自分の考えができることが「自分らしさ」につながっていくこともあります。

ただし、自分らしさはスンナリと見つかりにくいもので、一生かかっても見つからないこともあります。

そのため、よく考える子はそのことで悩みが深くなることもあります。

私は中学生から高校生にかけて、対人関係で深く悩みました。

なかなか心を許せる友だちができず、みんなと同じ輪に入らず、いっしかにいても心は孤独でした。

高校2年になって、いつも行動を共にする友だちができました。

その後教職についても、自分らしさを探していたのを思い出します。

40歳になった頃、自分らしさを見つけました。

それは、いま自分の人生をふりかえり、客観的に自己をながめたとき、そう思うのです。