以前から言われていたことですが、大学全入の時代が現実になろうとしています。
入学者の定員に対する志願者の人数の差がここ数年減少しているのです。
少子化で志願者が減るのと私立大学が定員を増やしているので、差が縮まってきているのです。
もっとも全入時代とはいっても、それは数字上の話であり、実際は規模の大きい「有名大学」への進学希望が集中します。
そこで、小規模大学や地方の大学は学生を確保するのが困難になってくる心配があります。
そのため、いま大学は生き残りをかけて特色をうちだそうとしているのです。
高大連携に力点を置き、大学担当者が高校を訪問して大学の魅力を伝える広報活動を積極的に行っているケースがあります。
また、新学部を増設したり、今ある学部を改編して新しい学部に統合し、さらに交通の便のいいキャンパスに集約するケースなどが散見されます。
就職内定率の高さを「ウリ」にするケースもあります。
そして、大規模な「有名大学」てなくても、結果的に学生をよくみてくれる大学や学生の可能性を伸ばしてくれる大学が、今後頭角を表してくるようになるでしょう。
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