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毎年、8月が近づいてくると、戦争や平和の話題がとりあげられることが増えます。
終戦記念日やヒロシマ、ナガサキは投下された原爆の8月が近づいてくるからです。
学校でも、7月、9月に平和学習を行う場合もよくあります。
世界を見れば、今戦争を体験している人もいます。
一人の人間の中にも、真摯に平和を願う正直な心でいる時もあれば、誠実といえない心に支配されている時もあるでしょう。
かくのごとく、人間は0か100のどちらかに二分されるものではないのです。
良い人と悪い人、賢い人と賢くない人、情熱的な人と冷静な人など、どちらかに分けられるのではないのです。
今、戦争に直面している人も、残虐な心情に染まっている時もあれば、心に血を流して悲しんでいると時もあるのではないでしょうか。
自分の信条に反して争いに加担する役割になるのは悲しい限りです。
理不尽や不条理が、胸の奥底にある平和を願う心の心根を傷みつけます。
しかし、人間の心根には善が宿っている。
それに揺さぶりをかけ、心の底の善性に働きかける。
平和学習で、子どもの心の善性に働きかけ、平和を願う心情と行動を引き出す。
そのような平和学習がなされるよう、願います。
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