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学校でのオンライン授業やリモート会話が始まっています。
大阪府箕面市では、5月31日まで休校が続いていますが、分散登校が始まっています。
児童生徒は1週間に2日ほど、75分間だけ登校してきます。
この5月には、家庭学習課題をプリントで配付していますが、家で学習したプリントを分散登校の際にもってくるようにしています。
その登校の一方でオンラインホームルームを試行的に行い、家庭にいる子どもたちと学級担任が交信して、健康観察や子どもとの会話、子どもどうしの会話を行っています。
ただ、家庭によってはタブレットやPCがない、ネット接続環境が整っていないケースもあります。
今後起こるかもしれない新型コロナウイルスの感染第二波も念頭に置かなければなりません。
そのために6月中旬からは学校が本格的に再開する予定ですが、オンラインホームルームに加えて、オンライン授業もなんらかの形で実施する予定です。
そのときには全家庭、全児童生徒が参加できるように、貸し出す機器やルーターの整備に、目下箕面市で準備に取り組んでいます。
一般的に若い先生は教職経験こそ少ないですが、ICTに長けている人も多くいます。ですから、オンラインを進める際には、大きな力を発揮してくれます。
ですから、とにかくやれるところからやってみて、校内や市内でノウハウを共有し、学校の裁量にゆだねる面も確保して、推進していくべきです。
オンライン授業では、家庭環境の差が学習機会の差とならないように、自治体はICT環境を整備していく必要があります。
ただし、オンライン授業は万能ではなく、対面式授業では子ども同士が考えや意見を交流し合ったり、教え合ったり、刺激しあったりして成長していくという大きな効用がありますが、オンライン授業でそれらのことを補うのは難しいのです。
一方、オンライン授業では、学習課題の提供が適切であれば、子ども一人ひとりに最適の学びを生み出すことができます。
したがって、今後は対面式授業を基本としながらも、ICTを活用した学習も上手に組み合わせていくことが、学校に求められると考えられます。
それが新型コロナウイルス流行後の授業の在り方になってくると考えます。
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