
いま、拒食症の子が増えています。
拒食症は摂食障害のひとつですが、2020年度では20代未満の人が2019年度とくらべ、およそ1.6倍に増えました。
この増加の背景には、新型コロナウイルスがあると考えられます。
休校や外出自粛で友人と会えなくなったりのストレスになり、ものを食べられなくなったためと考えられます。
あるいは、家にいる時間が増え、体重がふえることを気にしているところに、SNSに氾濫する誤ったダイエットの情報に影響されたためとも考えることができます。
摂食障害は、本人に自覚症状がないケースが多いので、周りの見守りと適切なサポートが必要です。
わたしが以前に出会った拒食症の子は中学2年生の女子でした。様々な要因で食べれなくなり、夏休み前には痩せ細っていました。
その子は、環境を改善するなどして、保護者の理解もあり、徐々に元気になり、卒業時には「ありがとうございました」→「卒業おめでそう、よくがんばったね、元気にしてね」という会話ができるほど改善しました。
その後に彼女に会うと自分の経験をいかしたいという意志で、食品科の大学に進み、将来は栄養士になるという目標を話してくれました。
摂食障害は、周りのサポートと正しい医療により、病状は改善されよくなります。
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