
10代の子どもによくあることですが、大人へ反抗する時期には、なんでも反発しがちです。
その一方で好きな人の意見は聞くけれども、嫌いな人の意見は聞かないという傾向もあります。
相手に好感がもてないなら、その人が正論を言っていても反発することがあります。
そこで、わたしからのアドバイスとすれば、そもそも意見というものは相手が誰であるかに関係なく、意見そのものを客観的に受けとめるものだと思います。
だから、「誰が言おうと、正しい意見には従いなさい。まちがった意見には従わなくていいです」と伝えたいわけです。
相手の意見を聞くには、自分の意見をもっていなければなりません。
また、自分の考えが正しいとは限らないという謙虚な姿勢で、相手を尊重する態度が求められます。
自分の意見がそうであるように、相手の意見はその人が生きてきたストーリーや歴史から生まれていることも多いのです。
そのうえで、人の意見を聞いたとしても、最終の決断は自分でくだすのです。
その意味で、その決断した結果は、自分が引き受けなければならない。
そのような厳しさも求められることを、子どもには少しずつ学んでほしいと思うのです。
自分が聞きたくない意見には、意外にも真理がふくまれていることもあると考えます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます