箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

親や子どもを自立させる

2023年06月02日 10時14分00秒 | 教育・子育てあれこれ
最近、「仲良し親子」が増え、それとともに、いかに思春期の子どもが親離れをするか、親が子離れをするかが課題になります。

親離れとは、子が親の保護や「支配」から離れ、自分のことは自分が責任を引き受けていくことです。

子離れとは、親の言うことに子どもは従うという親の子どもへの影響力を薄めていくことです。

しかじ仲良し親子は、友だちどうしのようであり、相互依存の関係が強く、親の子離れが遅くなる傾向があります。

それでも、子どもが離れていくことを努力して受け入れていき、子どもが自分をこえていくことことを喜ぶのです。

もうそうなると、親が「こうしなさい」ではなく、子どもが自分のことは自分でするようになったことに喜びを見出します。

しかし、そうならない親もいて、子どもをずっと親の世界にいさせようとします。


その場合、子どもは親から距離を置くようにしなければ、親と子はいつまでも相互に依存しあうことになりかねません。






3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくらもち)
2023-06-02 15:29:59
子離れしていない過保護の親が多いですね。欧米社会との決定的な違いですね。
返信する
Unknown (mi3chu-kocho )
2023-06-02 18:39:36
子離れしない過保護の親に加え、子離れしない過干渉の親も課題です。子どもが大きくなっても、行動を規制して、自分のコントロール下に置こうとする傾向があります。
返信する
Unknown (さくらもち)
2023-06-03 11:44:21
本当ですね。ペット感覚ですね。剣道の稽古に来ている子供達を見てもよくわかります。自主性は皆無ですね。私の子供の頃は雨や雪で休校なんてただの一度もありませんでしたが、今は何かあるとすぐに休校になりますね。
返信する

コメントを投稿