一般的に言って、教師の仕事は児童生徒に教えることです。
今の教育観では、教えることがいきすぎて、教え込みになるのを避け、子どもが自ら学びとる授業に価値が置かれています。
教え込みは、教師が1時間の授業のほとんどを話し、児童生徒が受身になる、学習の意欲がわかない。
そこで、主体的で対話的で、深い学びのある授業実践が必要になります。
そのときのキーワードは子どもの学習意欲です。
高い学習意欲をもち、解決する課題に深い思考力を働かせ、対話活動により自分の考えをさらに深めていく。
(とはいえ、教えることを全否定するのではなく、生徒指導などではこどもを教え諭すことはいまでも、教師の役割として大きいという側面があることは、頭の中に留めておくべきと、わたしは考えます。)
今の時代の到来をみこしてきたのかどうかはわかりませんが、ガリレイ・ガリレイは学びの本質に言及し、次の言葉を遺しています。
人にものを教えることはできない。
できることは、相手の中にすでにある力を見出すこと、その手助けである。