2月12日、大雪の合掌造り集落五箇山を出て、東海北陸自動車道を南下、
郡上八幡は打って変わった冬晴れで、散策には絶好の日和でした。
この町で一番有名なのはもちろん夏の郡上おどりですが、山内一豊の妻
千代が上の写真の郡上八幡城主遠藤盛数の娘だったこと、
有名な連歌師宗祇が庵を結んだ場所に「宗祇水」という日本名水百選
の一つがあることなど、歴史エピソードが豊富です。
でもこの時期この町を歩いて一番楽しいのは、街中の民家と言わず商家
と言わず、あちこちに雛人形が飾られていること。これは居酒屋さんの店
先です。お雛様が枝豆を食べ、三人官女がビールジョッキを傾けています。
これは和装のお店、
これはペンキやさん。その他、本屋さんや酒屋さんや、立派な八段飾り
を飾っている民家や、手作りの素朴なものや、町中に雛飾りがあふれて
いて、心華やぐ散策でした。こじんまりしたすてきな町です。