東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業の再開発区域 2018年11月27日
三井不動産によって進められている「東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業」の再開発です。再開発区画全体をA-1、A-2、Bの3街区に分けて再開発施設を整備します。A-1街区では事務所、店舗、小学校、宿泊施設などからなる地下4階地上45階建て延べ約28万7100㎡の施設を想定していて、高さは約245メートルとなります。各地区の地下には東京駅と直結する、総延べ約2万㎡の(仮称)八重洲バスターミナルも計画しています。予定工期は2丁目北地区が2017-2021年度となっています。2018年12月3日に、工事着工されたと報道されています。
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2015年4月10日
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」計画概要について
東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業の概要
八重洲中央口交差点の南東側一帯の区画であり、ヤンマー東京ビルや住友生命八重洲ビルなどが建ち並んでいるオフィスビル街です。同地区市街地再開発準備組合が計画し、三井不動産が事業協力者として参画しています。再開発区画は八重洲2-1、2の一部、3の約1.7ヘクタールを対象に、3棟総延べ約31万6000㎡、敷地面積は約1万5000㎡となります。
A-1街区~国際競争力を高めるべく多言語観光情報施設や国際水準の宿泊施設、ライフサイエンスビジネスセンターなどの都市機能「スーパーコンシェルジュ」の導入を図ります。
A-2街区~事務所店舗等による地下4階地上9階建て延べ約6500㎡、B街区は単独建替え事業で事務所、店舗等の地下4階地上14階建て延べ約2万2400㎡の施設を整備します。
また帰宅約2500㎡の困難者受け入れスペース、自立分散型エネルギーシステムを導入。都市計画コンサルは日本設計、事業コンサルは都市ぷろ計画事務所が担当しています。
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」主な特徴・計画概要
1.オフィス・商業・ホテル・小学校・バスターミナル等のミクストユースにより構成される大規模複合再開発
<本プロジェクトの特徴>
・東京駅前3地区で進行中の第一種市街地再開発事業の皮切りとなる、敷地面積1.3ヘクタール、延床面積280,000㎡を超えるミクストユースの大規模複合再開発
・地下1階でJR「東京」駅と接続し、隣接する八重洲二丁目中地区竣工後には、東京メトロ銀座線「京橋」駅まで地下1階でアクセスが可能
・大規模バスターミナルの整備等により交通結節機能を更に強化
・オフィスはエリア最大級の基準階専有面積約4000㎡(約1200坪)のフロアプレートを実現、ビジネス交流・サポート機能の整備等、ワーカー向けのソフトサービスも提供
・商業施設は隣接する八重洲地下街(ヤエチカ)と地下1階で接続、約60店舗が出店予定
・「ブルガリ ホテル 東京」開業が決定
・再開発区域内に従前所在していた中央区立城東小学校を再整備
・周辺エリアに対し「電気」と「熱」を供給するエネルギープラントを設置、安心・安全・BCPの提供により防災対応力強化と環境負荷低減を実現
2.周辺エリアに対し「電気」と「熱」を供給するエネルギープラントの設置による安全・安心・BCPの提供
本プロジェクトでは、開発区域内外に「電気」と「熱」を供給するエネルギーセンターが設置されます。(開発区域外にも送配電する「特定送配電事業」は当社としては日本橋、豊洲エリアに次いで3番目の事例です。) このエネルギーセンターは、環境負荷低減に資するだけでなく、災害時においても信頼性が高い中圧ガスにより発電するため、非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給を受けることが可能となります。また、帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫、災害用トイレを整備し、災害時における帰宅困難者のフォロー体制を整備します。
3.日本初となる「Pickard Chilton」による先進性を表現した外装デザイン
外装デザインに、Pickard Chiltonを起用しています。本プロジェクトが面する外堀通りは、江戸城の外濠として水路であったという歴史から着想を得て、「Billowing Sail」をコンセプトに通過する船や帆をイメージし、東京駅前という立地に相応しい現代的で洗練された建物デザインとしています。
外観イメージパース(A-1街区)です。
外観イメージパース(A-2街区)です。
5階テラス イメージパースです。
配置図です。
外観(夜景)イメージパースです。
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」概要
事業名 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業
施行者 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合
所在地 東京都中央区八重洲二丁目地内 他
用途 (A-1街区) 事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場 等
(A-2街区) 事務所、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅 等
区域面積 約1.5ha
敷地面積 (A-1街区) 12,390㎡ (A-2街区) 1,043㎡ (合計) 13,433㎡
延床面積 (A-1街区) 約283,900㎡ (A-2街区) 約5,850㎡ (合計) 約289,750㎡
階数/最高高さ (A-1街区)地上45階 地下4階 ペントハウス2階/約240m
(A-2街区)地上7階 地下2階 ペントハウス1階/約41m
設計/施工 基本設計・実施設計・監理 : 株式会社日本設計
実施設計・施工 : 株式会社竹中工務店
マスターアーキテクト: Pickard Chilton
交通 JR「東京」駅 地下直結(八重洲地下街経由)
東京メトロ丸の内線「東京」駅 地下直結(八重洲地下街経由)
東京メトロ銀座線「京橋」駅 徒歩3分
東京メトロ東西線、銀座線、都営浅草線「日本橋」駅 徒歩6分
スケジュール 2022年8月竣工(予定)
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2018年12月3日
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工
~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~
八重洲仲通りと八重洲通りとの交差点前にやってきました。交差点前から、北東側から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。11月下旬の時期の午後の時間帯だったので、東京駅八重洲口の一帯は淡い西日の光に覆われていました。
「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地北側を通っている「八重洲通り」の歩道を、西側(八重洲中央口前交差点側)へ向かって歩いていきます。北側から再開発工事区画を見渡して撮影しました。
八重洲通りと外堀通りが合流している「八重洲中央口前交差点」にやってきました。交差点前から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画内を撮影しました。区画内に建っていた雑居ビルやオフィスビルはほとんどが解体・撤去されていました。
北西側から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画内を撮影しました。手前側には「ヤンマー東京支社ビル」の建物が建っていましたが、解体されて、文字通り何も無くなってしまいましたね。
北西側から、再開発工事区画の敷地西側に集まっている「八重洲Kビルディング」「スーパーホテルLohas東京駅八重洲中央口」の建物群を撮影しました。これらの建物群はまだ残されていました。
八重洲通り沿いに建ち並んでいた「ヤンマー東京支社ビル」「住友生命八重洲ビル」「住友信託銀行八重洲ビル」の建物群は解体されて更地状態となっています。今まで東京駅八重洲口前の慣れ親しんできた風景が文字通り無くなってしまって、散策時は茫然としてしまいました。
「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地北側を通っている「八重洲通り」の歩道を、東側へ向かって歩いていきます。「ヤンマー東京支社ビル」の跡地脇を通り抜けていきます。
存命中の「八重洲Kビルディング」の敷地西側を通っている「八重洲仲通り」にやってきました。再開発工事区画の敷地西側を通っている、この八重洲仲通りの歩道を南側へ向かって歩いていきます。
八重洲仲通りの歩道を南側へ向かって歩いていきます。北東側から「スーパーホテルLohas東京駅八重洲中央口」のビジネスホテルの建物の低層階部分を撮影しました。
西側から「スーパーホテルLohas東京駅八重洲中央口」のビジネスホテルの敷地北側を通っている道路を撮影しました。スーパーホテルの先の区間では、工事用フェンスが展開していて、通り抜けることが不可能となっていました。
北東側から、スーパーホテルの敷地南側一帯に建ち並んでいた建物群跡地を見渡して撮影しました。「八重洲名古屋ビル」「南星八重洲ビル」などの中規模のオフィスビルや雑居ビルなども、全て解体されて更地状態となっていました。
南東側から「スーパーホテルLohas東京駅八重洲中央口」のビジネスホテルの建物の低層階部分を撮影しました。
東側から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画を見渡して撮影しました。
南東側から「スーパーホテルLohas東京駅八重洲中央口」のビジネスホテルの建物の全景を撮影しました。
南西側から、「ユニゾ八重洲ビル」の敷地前から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画を見渡して撮影しました。手前側には「住友信託銀行八重洲ビル」の建物が建っていましたが、更地状態となっています。
「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地の南東角の交差点前にやってきました。南東側から、再開発工事区画の敷地南側を通っている道路を撮影しました。
南東側から、再開発工事区画の敷地東側を通っている「八重洲仲通り」を撮影しました。
南東側から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。この場所には「オンキヨー八重洲ビル」などの建物が経っていましたが、解体されて更地状態となっていました。
場所を少し移動して、JR東京駅の八重洲南口前の「グラントウキョウサウスタワー」の敷地前にやってきました。敷地前から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地西側を通っている「外堀通り」を撮影しました。
南西側から、「グラントウキョウサウスタワー」の敷地前から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。東京駅の八重洲口前の一等地に、広大な空き地が出現したことになりますね。
「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画越しに、中央区の八重洲二丁目地区内の建物群を撮影しました。正面の奥にはスーパーホテルなどの建物群が集まっているのが見えます。
再開発工事区画内の建物群が全て撤去されたことによって、京橋一丁目地区内の「ミュージアムタワー京橋」の高層オフィスビルの鉄骨群を撮影することが出来るようになりました。
JR東京駅の八重洲口に整備されている「グランルーフ」の歩行者用デッキ上にやってきました。デッキ上から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画を見渡すことが出来ます。
西側から、東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地南側を通っている道路の全景を撮影しました。
南西側から、「グランルーフ」の歩行者デッキ上から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
「グランルーフ」のデッキ上から、京橋一丁目地区内の「ミュージアムタワー京橋」の高層オフィスビルの鉄骨群の全景を撮影しました。
南西側から、再開発工事区画内をズームで撮影してみると、現在は解体された古い建物群の地下の基礎部分などを取り出している作業が行われていました。
南西側から、再開発工事区画越しに八重洲二丁目地区の市街地を見渡して撮影しました。オフィスビルや雑居ビル、中低層マンションなどが密集して建ち並んでいました。
西側から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。
「中央区立城東小学校」の跡地の一帯をズームで撮影しました。
「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の敷地の北西角の「八重洲口中央口交差点」前にやってきました。北西側から、再開発工事区画の敷地西側を通っている外堀通りを撮影しました。
北西側から、再開発工事区画の敷地北側を通っている「八重洲通り」を撮影しました。
北西側から、「八重洲口中央口交差点」前から「東京駅前八重洲二丁目北地区」の再開発工事区画の全景を撮影しました。京橋トラストタワーや京橋エドグランなどの高層オフィスビル群を見渡すことが出来るようになりました。
交差点の南東側一帯が「八重洲二丁目北地区」です。