懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 炊事洗濯 その1

2016年06月10日 | 昭和の遺物たち写真展
撮影場所 栃木県芳賀町 
茅葺民家を求めて訪れた家で竈が現役で残っていたので撮らせていただいた。
9時頃にお邪魔したそら忙しいのに奥さんとお母さんが丁寧に対応していただいた。

茅葺民家の撮影はいままでどれくらいの迷惑を掛けたことか。
恥の上塗りも多々あった。
人生は無礼なことも失礼な事も時間と共に忘れないと生きていけない。

この竈は赤飯や郷土料理のシモツカレを作るのに使うそうだ。
NHKの郷土料理の番組でこの家の竈を使いシモツカレの実演を奥さんがやった。

シモツカレは栃木の郷土料理、大豆や大根の煮付け
節分で余った豆を使ったのがはじめとか
大根は鬼卸しと呼ばれる大根突きを使う。

県民ショーで栃木にはどこの家にも鬼卸しがあるとやっていた。

竈の横に置いてあるのがもみ殻クド、栃木ではヌカクドと言われている。
これで炊いたコシヒカリが最高にうまいという。
以前泊めていただいた栃木の農家の方がそう言っていた。