懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

岡山の茅葺民家  岡山県旧旭町の民家

2016年06月18日 | 茅葺き民家
旭町にはダムが出来たこともあり平野は少ない。
山の斜面に棚田を作り家を建て暮らしている。
人口密度の多い西日本の山間地の暮らしである。

東北では考えられない生活環境である。
茅葺民家の撮影は日本各地の暮らしを目にしてきた。
目にはしてきたが茅葺民家の撮影ばかりで生活の実態は見聞きしていない。

今後集落が存続するのは厳しいと思う。
限界集落を取り上げた本がでている。
消滅するかのように報告されているが実態は希望あるように書いてある本が多い。
たしかにそんな場所に暮らしている人と話をすると今の生活を楽しんでいるし空気はいいし水はおいしいし、することが沢山あるという。全くの悲壮感がない。

しかし、現在暮らしている人がなくなるとその家に戻り暮らす人はいないだろう。
元気なリタイアの人が戻るかもしれないが。
東京の一極集中と地方の衰退は政治課題だが具体的に見えてこない。
東京に一局集中は地震災害などに大変弱い。真剣に考えている政治家はいるのだろうか。壊滅しないと動き出せないのだろう。

私も時間を作り20年前にカメラを持ち走り回ったこんな土地の現状をもう一度みてみたい。

こんな山間の茅葺民家は斜面に建っているので正面からはスペースがなく撮りにくい。
夏場は蛇に注意しながら細い道をかき分けていく。草むらから何にと鎌首を上げる青大将は気持ち悪いものだ。