懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 炊事洗濯 その2

2016年06月15日 | 昭和の遺物たち写真展
今回はは金盥(かなだらい)

昔は洗濯や行水に盥があった。。
木の盥はタガがはずれたりで慎重に入る必要があった。
その点、金盥は強度があった。

子供を行水に入れるため夏の日中は盥に水を張り温めていた。
今なら天日の温水器があるとフロは沸かさなくて済む。
しかし、温水器の購入価格と燃料削減を見比べる大してメリットはない。
冬場の凍結トラブルで破損させるデメリットや地震時に落下する危険もあり私は撤去した。
電気温水器の普及で天日の温水器は少なくなった。国家的には夏場のエネルギーを各家庭で回収するのが省エネになるのだが

金盥や盥も昭和の死語になった。
NHKの午後昼のラジオ番組で30代のアナウンサーが金盥をカナダ ライと読んだ。
いつもイジラレ役のアナウンサーに忠告のメールが多数。

電化製品の普及やエネルギーの変革で昭和の時代は大きく変わった、
岡山文庫に昔の農具、漁具、家庭用品の本がある。
昭和の記録をした人がいるのだ。民俗学の研究をしていた人は細かく記録している。
それも20代から
自分も何か一つテーマをもって記録していきたいものだ。