懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,294 秋田県田沢湖周辺の民家

2016年06月11日 | 日本茅葺紀行
田沢湖は直径が6kmの丸い池で周囲はは20km
湖に沿って道路があるので車てもサイクリングでも一周できる。
茅葺民家を求めて走る何軒かの茅葺にであう。
しかし、7年して訪れたら茅葺は消えていた。
その時は近くの乳頭温泉郷に泊まった。

秋田の民家は棟に棟木を乗せるのだ。地元では鞍とよばれているようだ。
最初の秋田で中門造りをみる。

田沢湖はカルデラ湖で水深が日本で一番深い。423メートルの水深
標高が249メートルでそれより174メートル深くえぐられている。
ここも十和田湖と同様にカルデラ湖である。
カルデラは火山が噴火して火山灰を噴出するのでマグマの供給場所が陥没するとおもっていたがそうではないらしい。
NHKでカルデラ噴火の恐さを特集でやっていた。
カルデラ噴火はマグマ溜りが5kmから20kmkの円状に亀裂が入り一気に溶岩流が噴出し陥没するのだそうだ。普通の火山噴火とは噴出物の量も速さも範囲も違うそうだ。

阿蘇山の場合は火砕流が山口県の秋吉台まで流れたそうだ。
火山灰は北海道まで飛散している。
火砕流の100km/h以上の速度で高温が襲うので生物は絶滅する。
日本で最大のカルデラは阿蘇山と桜島の北側の姶良カルデラだそうだ。
富士山周辺でカルデラ噴火があれば首都圏は全滅であろうと放送していた。

田沢湖のカルデラ噴火の溶岩がどこに飛んだか分からないので湖の誕生には疑問が残るそうだ。
田沢湖には固有のクニマスが棲息していたが富士五湖の西湖で発見されて話題になった。
さかなクンくが発見に一役買ったのを天皇陛下が称えたこともあった。
田沢湖は玉川のPHの低い水を引き入れたため魚が絶滅している。
戦前に魚の絶滅を危惧してクニマスの卵を各地の湖に移したようだ。