ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

(続)う~め も~も~ さ~くぅらあ~ 

2006年03月31日 | 京都
さ、さむいですね~~~~~~!いきなり雪、です。ううっ、さむい。
昨日まではとってもあったかかったのに。ほんと、律儀に花冷えって来るんですねえ。

さて、上の写真は、ボケ(Chaenomeles speciosa)の花。なんだか、すてきでしょ?私、ボケの花って、どうも好きじゃなかったんですよね。
花そのものは確かにかわいいんだけど、枝にゴテッとつく様子ががどうもバランス悪く見えて、大きな刺はあるし、今一つ風情にかけるような…。

ところが、通りがかりのこのお庭のボケの花を見て、目からウロコでした。こんな素敵な植え方があるなんて!
枝も伸びやかで、健康そうで、葉の色ともども、このレンガと木の塀によく似合っています。もっとよい写真を見せられないのが残念。本当に、輝くようでした。

このお庭も、素敵な感じです。どなたが作られたのか、いかにも手作り、という感じのレンガの積み方と、ちょっと意外な感じのする木の柵。
まわりの植栽も、花木あり果樹ありで、なんだか楽しくなってしまいそうな、爽やかな雰囲気のお庭です(しかも、かなり広い!)。
いったい、どんな人が住んでるんだろう???どんな人がこんなお庭を作ったんだろう?????ううっ、中をのぞいてみたい!!!

まあ、このお庭はかなり特殊でしたが、立命館大学の周辺は、なかなか素晴らしいお庭のあるお宅が多いです。
緑が豊かで、相当年季も入っていながら、よく手入れされたお庭。わざと道に迷うのが楽しいエリアです。なんといっても、生垣の緑が豊かなんだな。

そこにいるだけで、ほっとする風景。その奥に見える白木の玄関がすがすがしい。そう、鉢からこぼれるような花ももちろん素敵だけど、やっぱり、ベースは緑なんだな。でないと花も浮いてしまう。緑の木々があってこその花なんだ。

そんなことを感じながら、自転車で走っては、風景をぱちり。街歩きはやめられませんね~。

ところで、今年は一気に咲き始めた花達。梅も桃も桜も、ほんとに一度に咲きましたね。さて、みなさん、それぞれ、ちゃんと見分けられますか?
じつは私も、分かってるつもりが、案外見分けが付かなくてちょっとショック。

「枝振りで分かるじゃない」「木肌が違うよ」って言われても、実際見てみると、明確に分かるものもある一方で、よ~く見ても今一つ分からないものも。
それぞれに枝垂れもあり、八重もあり、若い木も古木もあり、品種もたくさんあるし、個体差があってだんだんよく分からなくなってくる。そう。みんな、バラ科サクラ属(Prunus)なんですもん。

「これ、枝垂れ梅?」「さくらじゃない?」「ええっ、でも、幹が桜っぽくないかんじしない?」なんて、一度に咲くもんだからますます「???」。
そこに桃まで混じるともうお手上げ。まだ葉っぱも出てないし。実が付いちゃえばイッパツで分かるけど。

で、いろいろネットで調べました。
桜(Prunus lannesiana、等):花柄が長い。(数個ずつかたまって咲きますよね。濃いピンクはあるけど、真っ赤な花はありません。)
梅(Prunus mume):枝に直接花が付く(1個ずつ枝に並んでる感じ)。葉は、花が落ちてから出てくる。
桃(Prunus persica):枝に直接花が付く。枝をはさんで花が2つ付く。まん中には葉芽があり、花と一緒に葉が出る。
ちなみに、
ボケ:枝に刺があります。

よし、これで完璧だ!!!

☆今日のちび庭気温:2~9℃ その前の日は18℃までいったのに、雪まで降ってきましたね!
あったかくなったと思って一旦外に出していた鉢も、もう一度暖かいところに避難です。これで、やんだら桜も一気に咲き出すかな?{{{{(+_+)}}}}